Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

外部のお茶会へ参会してきました / お師匠さんの個展へ / おうちごはん(夫作)

2012-11-03 23:57:10 | 茶道
今朝はいつもの休日より早く、7時前には起き出して、身支度を始めました。
パンやホットミルクで朝食をとって、お化粧とヘアセットをしたら着付け開始

お茶のお師匠さんがお世話になっている方が席持ちをされるお茶会があり、
今日はお師匠さんや社中の皆様と一緒にお伺いすることになっていました。

外部でのお茶会なので何を着たらいいか迷ってしまって、お師匠さんの奥様
(同じく茶道の教授で、お師匠さんと一緒にお茶を教えていらっしゃいます)
にお伺いをしたところ、「今回は文化祭のような要素の強い大寄せのお茶会
なので、色無地ではなく小紋程度で十分でしょう」というアドバイスを頂き、
おでかけ用の小紋を着ていくことにしました


選んだのは千總さんの小紋。
今まで自分が着物を着た写真は特別な時以外は掲載しなかったのですが、
いつも着物を平置きしているだけの写真もつまらないかなと思いまして、
これからは着付けした状態を掲載することにしました。顔は隠しますけれど
(着物の色としてはこれが一番実物に近い色です)

いつも夫がいる時は写真を撮ってもらっているのですが、夫がいない時の
写真は掲載できないと思います。出来るときだけ、載せていきますね


春には白い帯を合わせていかにも「春らしい」色の取り合わせにしましたが、
秋が深まってきたこの時期には、濃い色の帯を合わせることで温かみのある
秋らしい印象の組み合わせになりました

とても可愛らしい着物ですが、地色が深いのでまだしばらくは着られます。
でもさすがにあと10年は難しいと思うので、そうなったらいずれ下の世代に
譲ることを考えて、きちんと洗い張りをしてから八掛を綺麗な橙色に変えて
仕立て直そうと思っています

この地色は、春に使えばタンポポのように、秋に使えば銀杏の葉のように
見える深みのある色合いなので、どの時期に使っても重宝する着物です
確か手持ちの千總の小紋の中で、一番初めに買ったものだと思います。

この時にもう1反、別の千總の小紋を買ったのですが、それはちょっと地味
なので、ここ数年は着ていません。ずっと寝かせておくのも良くないので、
今年は帯をよく考えて着てみようかと思っています。

帯は黒で全体を引き締めながらも、着物に合わせて可愛らしさのある柄を
選びました。お茶会なので小紋に袋帯でも良いのですが、お師匠さんの
奥様から「今回はお稽古で着ているようなもので十分よ」とお言葉があった
ので、あまり重くならないように軽めの名古屋帯にしました。

帯締めには柄の一部から色をとって、綺麗な柿色を選びました。着物との
取り合わせで、黄色と橙でちょうど紅葉の色合わせになったと思います


着物は落ち着いた深みのある山吹色に染められたシボの高い縮緬地に、
橘や菊や桜の花束模様と、染め疋田の七宝文様が描かれた千總の小紋。
可愛らしいのですが古典柄で金彩も使われていて、格の高いおでかけ用。

帯は市松地模様の黒地に、中に季節の花を表現した金糸使いの糸巻きと
様々な簪が織り出された、なんとも可愛らしい雰囲気の名古屋帯。
帯揚げは白い綸子地にピンクの梅絞りの輪出し。
帯締めはとても綺麗な柿色が印象的な冠組。

外部でのお茶会なので写真を撮ることはできませんでしたが、薄茶が2席
用意されていてどちらもお伺いする事ができました。ひとつはお師匠さんが
お世話になっている方のお茶席。もうひとつはとある研究機関にお勤めの
皆様が作られ、活動していらっしゃる茶道部のお茶席。

まず最初に研究機関の方々のお席に入りました。世界各国から集められた
珍しいお道具を使ってのお点前で、とっても楽しい取り合わせを見せて頂き
ました。驚いたのは、台湾でも棗や蓋置きなどのきちんとした茶道具が作ら
れていたことです。たしかに台湾にも裏千家の支部はありますし、昔は日本
から職人が移民したこともありますが、びっくりしました。

それでもやはりお国柄が出るのか、日本のお道具とは少し違った雰囲気の
ものが多かったように思います

2席目にお師匠さんがお世話になっている方のお席へ入りました。その方は
すでに90歳近い方なのですが、お道具類はそのまたおばあ様から譲られた
ものばかりで、この方のお席は毎回素晴らしいお道具類で有名です

今回はお道具の箱に歴代のお家元の書付があるものを多く出されていて、
お道具だけでなく箱の裏書を見るのもとても勉強になりました

2席を回ってお昼過ぎになったので、ここで一度解散することになりました。
私と夫はその後に車で移動し、現在お師匠さんが千葉市で開催されている
陶芸の個展にお邪魔しました

会場についてみると、なんとお師匠さんを含め、お茶会にご一緒した方々が
全員いらっしゃっていました。皆さんお師匠さんと一緒に電車で来たようです。

お師匠さんはもともと茶道具や美術品に近いような作品を作られる方ですが、
今回はもう少し身近なものをということで、私達にも手が届き、普段の生活に
取り入れやすいものを展示されていました

その中でいくつか気に入るものがあったので、夫と相談して購入させて頂く
ことにしました。


こちらは茶系の土に粉引きがされた白い器で、ちょうどおうどんを頂く時にも
良さそうなサイズでした。ひとつひとつが手作りで微妙に形や大きさが違う
ので、私も夫もそれぞれ好みのものを選んで決めました


こちらの角皿は夫がとても気に入ったもの。お菓子をのせても良いですし、
お料理に使うなら八寸を乗せたりお刺身を盛ってみたりと、色々な使い方が
できそうです

せっかく皆様と一緒になったので、ご飯でも食べましょうということになって、
ギャラリーの下の階にあるカフェでランチを頂きました。店内の写真を撮り
忘れてしまったのですが、ギャラリーが運営するカフェなので店内には陶芸
作品が沢山使われていて、可愛らしい雰囲気のお店でした


こちらのお店はロールキャベツが人気だそうですが、遅い時間だったために
売切れてしまって、私はビーフシチューをお願いしました。一緒に付いてくる
トーストがとっても厚くてふわふわで美味しいのです。ビーフシチュー自体も
じっくりと煮込まれたとっても美味しいものでした


食後にはかぼちゃプリンを頂きました。夫が注文したのですが、美味しそう
だったので私も半分食べてしまいました。プリンというよりはほぼかぼちゃ
ほんのりカラメルソースの香りもして、絶品でした

ご飯を終えて皆様と別れ、お買い物があったのでまた移動して夫と一緒に
ショッピングへ。ずっと欲しかったものが買えて大満足です


帰宅したのが夜になってしまったので、夫が急いで夕飯を作ってくれました。
今日は簡単に、平日に作ったご飯のあまりものと、ラーメンでお夕飯です。


夕食の後は久しぶりに映画のDVDを見ました。セレクトは夫にお任せした
のですが、選んだのは「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」でした。
このシリーズは1作目を夫と一緒に見てとても楽しかったので嬉しいです
ジュード・ロウ、私の好みとは少し違いますが、カッコイイですねぇ。

今回も期待を裏切らない楽しさで、アクションなのにこんなに笑えるなんて、
すごく私好みの作品でした。次回作も早く出て欲しいシリーズです

朝早くから行動したので、お茶会に行って個展に行って皆さんでランチをして
欲しかったものも買いにいけて、とっても充実した一日でした