Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

祇園小唄祭

2012-11-23 23:21:22 | 京都花街
本日、京都・東山にある円山公園にて、「祇園小唄祭り」が開催されました
祇園小唄祭とは、現在舞妓さんの舞の代表曲となっている「祇園小唄」に
感謝をし讃えるためのものです。

この曲は作家の長田幹彦がお茶屋「吉うた」にて作詞をし、それに佐々紅華が
曲をつけた昭和の名曲です。京都の春夏秋冬を唄った美しい歌詞で、比較的
新しい曲ですが、祇園を歌った歌ということもあり、今では舞妓さんがお座敷で
必ず踊るといっても過言ではないほど京都の花街ではメジャーな曲です


月はおぼろに東山 霞む夜毎のかがり火に 夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に 祇園恋しや だらりの帯よ
(歌碑に刻まれているのはここまでですが、4番まであります)

夏は河原の夕涼み 白い襟足ぼんぼりに かくす涙の口紅も
燃えて身を焼く大文字 祇園恋しや だらりの帯よ

鴨の河原の水やせて 咽ぶ瀬音に鐘の声 枯れた柳に秋風が
泣くよ今宵も夜もすがら 祇園恋しや だらりの帯よ

雪はしとしとまる窓に つもる逢瀬の差向い 灯影冷たく小夜ふけて
もやい枕に川千鳥 祇園恋しや だらりの帯よ


(画像は報道系サイトからお借りしました)
毎年11月23日に、円山公園のひょうたん池のほとり、しだれ桜の下に建つ
この歌碑の前にて、舞妓さんによる献花と歌詞の朗読が行われています
祇園小唄祭に出る舞妓さんは、五花街から交代制で選ばれることになって
いるようですね。

このイベントはどなたでも見に行くことができますので、舞妓さんに興味の
ある方は是非一度見に行ってはいかがでしょうか祝日の開催ですので、
アマチュアカメラマンさんも沢山いらっしゃると思いますが…