Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

結婚1周年記念デート(4) ホテルステイ@フォーシーズンズ椿山荘&デート&おうちごはん

2012-11-26 23:57:44 | レストラン
昨日からのホテルステイの続きです。

今朝起きたら窓の外は曇り空で、今にも雨が降り出しそうなお天気でした。
本当は秩父に紅葉狩りがてらドライブに行こうと思っていたのですが、どうも
無理そうなお天気でしたので、予定を変更してホテルでゆっくりすることに

身支度を整え、まだ寝ている夫を待ちながら、ゆっくりソファーで寛ぎました。
ちょうどお腹が空いてきた頃に夫が起きたので、朝食を食べにレストランへ。


レストランへ続く廊下はガラス張りになっていて、曇ってはいますがお庭が良く
見える気持ちの良い空間でしたこの廊下の突き当たりにイタリアンレストラン
「イル・テアトロ」があります。「フォーシーズンズ・ミラノ」のメインダイニングと
同じお店を、ここ椿山荘にも入れたのだそうです。


ブルーと白で統一された明るい店内は天井が高く広々としています。本当は
昨夜もこちらでディナーをしようかと考えていたのですが、朝食も同じ場所だと
考えると別のお店の方が良いのではと思い、最終的に「ヴォーロ・コズィ」を
選びました。結果は大正解でした


案内していただいた席は窓際の景色が良く見える場所で、ちょうど窓の向こう
には三重塔と、それを取り囲む美しい紅葉が見えました。雨にしっとり濡れた
綺麗な景色を見ながらの、優雅な朝食タイムです


私はオムレツをメインにしたメニューをお願いしました。ふんわりオムレツと
ソーセージ、ポテトなどをワンプレートで


パンは甘めのパンの盛り合わせをお願いしました。どれもとっても美味しくて、
一人で3つも食べてしまいました。紅茶をポットで出してくださるので、ゆったり
おしゃべりをしながら、1時間近くかけて朝食を食べていたと思います。


朝食の後はお庭の散策へ出かけました。雨が降っていて、また月曜日という
こともあり、お庭にはほとんど人影もなく、まるで独り占めするかのように散策
を楽しむことができました





庭内はたくさんの紅葉に彩られ、色鮮やかなグラデーションが目を楽しませて
くれました。昨年結婚式をした時期は、例年であれば紅葉まっさかりのはず
だったのですが、なかなか寒くならなかったせいか紅葉がちらほらとしかなく、
少し残念な思いをした覚えがあります


ここはお気に入りスポットの水車前です。水車と灯篭と紅葉がとっても綺麗で、
昨年もここは綺麗に紅葉してくれていました。緑~黄色~赤にちょうど変わる
ところが一度に見られます




椿山荘というくらいなので庭内には椿の木がたくさんありますが、まだ時期が
早いので、あまり咲いていませんでした。冬は色とりどりの椿が咲き乱れて
美しいと思いますが、今日は紅葉が一番綺麗な日だったと思います

冷たい凛とした空気を吸いながら雨に濡れた美しいお庭を夫と一緒に歩き、
綺麗な紅葉をたっぷりと見て、楽しい時間を過ごしました。


途中で椿山荘の建物に寄って、ショップでずっと狙っていた小物を買いました。
これからの時期に使える、可愛らしい椿の根付と、椿形のキャンドルです。
椿の根付ってなかなか良いものがないので、11月中に買えてよかった~


ホテルに戻ってからは、この後の予定をどうするか、窓の外の美しい景色を
見ながら二人で相談しました。テーブルスペースの前の窓からはちょうど
三重塔とお庭が良く見えます。手前に見える屋根は私達が披露宴を行った
料亭「錦水」です。披露宴を行った「八千代」というお部屋も見えました。


私が景色を楽しんでいる間、夫は都内でやっている美術展や映画をネット
チェックしてくれていました。残念ながらなかなか良いものがやっていなかった
ので、前から行ってみたかったカフェと、家具を探しにいくことになりました。


チェックアウト後ホテルを出る前に、ツリー&小さな街の前で写真を撮って
もらいました。この場所、実は去年結婚式をした日にも写真を撮った場所で、
2人で「懐かしいね~」なんて話していました。


ホテルを後にして、車で15分の場所にある「中洞牧場ミルクカフェ」へ。

以前夫が何かの記事で知った場所だそうです。この牧場は岩手県の標高
700mを超える場所にあり、牛達は牛舎には入れず昼夜放牧され、一年を
通して山で自由に過ごし、山の豊かな下草を気ままに食べて育ちます。

牛が山の下草を食べることで下草狩りが自然に行われ、人が山の木々に
手を掛けやすくなる「山地酪農」という方法を用いているそうです。牛も山も
なるべく自然の状態で育てて、その恵みを少しだけ人間が享受するという、
牛も山も人も幸せになれる、理想的な酪農を実践されています

一般的な乳牛はホルモン剤を投与されて、無理やり妊娠・出産状態を継続
させられながら搾乳され続けているのですが、こちらの牧場はホルモン剤の
投与を一切せず、自然に搾乳できる牛だけから搾乳をしているのです

人工的に無理をさせられている一般的な乳牛の寿命は6~7歳程度ですが、
ここ中洞牧場で育った乳牛はなんと15年以上も生きるそうで、なんと18歳で
出産した牛もいるそうです

そんな豊かな自然の中で自由に育った牛から絞る牛乳は、本当に美味しい
と評判になり、こうして東京にミルクカフェができました。殺菌処理も普通の
牛乳とはまったく違い、牛乳本来の味を出すためのものなのだそうです。


ホットミルクとアイスを頂いたのですが、アイスがとにかく絶品。
こんなに牛乳の味が引き立つ、砂糖でごまかさないアイスは初めてでした。

広く普及している牛乳生産のようにコスト効率だけを求めたものとは違い、
こちらは「牛の幸せ」と「本当の牛乳」を大切にした作り方をしているため、
どうしても価格は高くなってしまうそうです

750mlで1000円弱ととても高い牛乳なのですが、牧場のオーナーさんは
「日本人にとって牛乳は本来贅沢品で、滋養食品として摂取する程度の
ものでいい。現代のように、ガバガバと飲む必要はないのではないか」と
おっしゃっています。

「幸せな牛からおいしい牛乳」というコンセプトが、とても好きになりました


お土産に牛乳と、「奇跡のリンゴ」とコラボしたヨーグルトドリンクを買って
帰りました。このヨーグルトドリンクは、青森出身のお義母様へのお歳暮
などに良いかもしれませんねプレゼント発送もしてくださるそうです。

カフェを後にして、家具を探しに目黒まで行って来ました。何件も見て周り、
夫が気に入る家具が2つほどあったので、購入して持って帰ってきました。
どこに置くかなど、これから2人で相談してゆっくり考えたいと思います。

帰宅したのは8時近くになっていたのですが、夫が夕飯を作ってくれました。
記念日なので外で食べてもいいかと思ったのですが、やっぱり私たちには
おうちでゆっくり食べる食事がなによりも幸せなのです


サラダはブーケレタス・パプリカ・ミックスビーンズ・レーズン・クランベリー
などを入れたシンプルなもの。オリーブオイルとワインビネガーと塩胡椒で
ドレッシングを作りました。


先日作ってもらって美味しかったので、今日も生のホタテとサーモンを使った
クリームパスタをお願いしました。ホタテとサーモンからとっても美味しい
ダシが出て、それを豆乳が引き立ててくれます。


メインは肉食の私達らしく、ステーキで。赤ワインを使ったシンプルなソース
をあわせました。カボチャのほかに、実家で採れたカブと小松菜を添えて。

自宅でリラックスして、ワインを飲みながらゆっくり食べるお食事は、やはり
とっても楽しい時間でした。2人とも素敵なレストランでのお食事も好きですが、
このところ外食が続いてしまったので、少し胃が疲れていたようです

秩父に紅葉は見に行けなかったけれど、おかげで結婚記念日の締めくくりを
2人でゆっくりと過ごすことができました。結果良ければすべて良し、ですね

先週から素敵なディナー、ホテルステイなど、計画してくれた夫に感謝です
いつも本当にありがとう。これからもずっとよろしくね