■ 古河から帰った昨夜、なじみのない局番から電話がかかってきた。
先月、疎開体験ツアーでお世話になった鳥取県智頭町の役場の方からだった。
ツアーの民泊でお世話になっている時、NHK鳥取支局から、宿主といっしょに郷土料理のお手伝いなどしている様子を取材された。
11月7日(月)夕に中国地方のローカルで放映されることは伺っていたが、時間は、5,6分くらいだし、あまり気にはしていなかった。
電話内容は、それが「全国ネットで放映されます」というものだった。
あの時はビールが入っていたりしていて、インタビューで何をしゃべったのか定かでない
どんな結果か不安な点や恥ずかしさもあったが、眠い目をこすりこすり4時30分ころ目を覚ました。
放映の番組は、NHK総合の「おはようニッポン」。
天気予報やニュースのあと、5時37分~5時42分に放映された
<関連>
・ 2011.11.6 サトイモアイス ・ 2011.11.5 智頭野菜新鮮組 ・ 2011.10.25 疎開体験ツアー
・ 智頭町 ・ 皐月屋
■ 智頭町“疎開”保険
昨年の10月ころ、次のようなニュースが流れていたことは知らなかった(インターネットより抽出)。
『 災害時の避難先に民家を提供 鳥取・智頭町
「疎開保険」の募集を始める鳥取県智頭町
鳥取県智頭町は4日、掛け金を払うと地震などの災害時に民家を避難先として提供する「疎開保険」の募集を、来年明けにも始めることを明らかにした。
災害に遭わなければ町の特産品を贈呈。
都市部の住民を中心に、全国で千人の会員獲得を目指す。
町によると、民間で同様の事業はあるが、自治体では初めて。
ユニークな商品で知名度を高め、地元の環境の良さをPRする狙い。
地震が多い日本ならではの町おこしとして、他地域に広がる可能性もある。
利用者は、年1万円の掛け金を払うと、地震・津波などで災害救助法が適用された場合、同町の民家やログハウスに1泊2食付きで約1週間、無料で滞在できる。
1年間災害に遭わず翌年度も加入すれば、5千~6千円相当の米などを贈呈。
現地の「下見ツアー」も計画している。
サービス開始は来年4月の予定。
智頭町は中国山地の山あいの農村で、地盤が強く近年は大きな地震がない。
(2010.11.4 共同通信 ) 』
今年の3月11日以前のことである。
私たちが、この保険を知ったのは今年のいつごろかのNHKラジオ深夜便だった。
都市部に住み自然豊かな田舎のない人など、あるいは地震、噴火、津波、原発事故など非常時の適切な避難先がない人にとっては、自治体のきちんとしたこのような仕組みがあると心強い。
体験ツアーなどで当地の人々や自然風土のなじんでいくと、都市部と農山村の楽しい交流のなかで、災害時の安心がはかられ、第2のふるさとのような感じになる。
○ 智頭町“疎開”保険 http://cms.sanin.jp/p/chizu/kikaku/sokaihoken/