南信州のりもの倶楽部♪

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山からの贈り物

2012年05月03日 22時19分40秒 | 薪ストーブのある生活
今日も薪作り。野良仕事に連休なんて関係ないね。

僕は写真のようなかなり細い枝もガメツく持って来るようにしてる。
これは自分で薪を作る薪作り人の証でもあるし、
3種類の薪を作って使い分けるからなのだ。


まず一年で乾燥しちゃうような焚き付けに使う薪。
太さにして2センチ以下くらいかな。
それと中割りと太割り。太割りはあまり作らないけど。
これはストーブが完全に暖まってから巡行に使う薪。
残りの中途半端な太さの薪は焚き付けから巡行までをつなぐ炉内を暖めるために使う加速用の薪。

で、面白いな~と思ったのが、
例えば山で何でも良いから広葉樹を倒して玉切りにしてかなり細い枝も持って来て、
それを3種類に別けて太いのは割って乾燥させ使うとする。
すると一晩で使う焚き付けと加速薪と中太割りの消費のバランスが丁度良いのだ。
まるで木が焚き物になるためにバランス良く育ったみたいに。

なので薪作り人は木を切り倒して持って来る時、
細いのも出来る限り持って来て炊いて欲しい。
木がそんなバランスで育ってくれてるんだから、
わざわざ太いのだけ持って来て細く割って焚き付け作る必要無いでしょ。

ちなみに針葉樹はかなり細く割って焚き付けと加速にしか使わないので、
集め過ぎると消費のバランスが崩れちゃうんだけど。

しかし木は山や自然からの贈り物と同じだから、
大事に賢く炊く純然な薪焚き人でありたいね。

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