南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

Dトラッカーも弱点だらけで皮先らしい

2016年10月30日 21時18分41秒 | KLX250 レストア、整備編
今日は休みだったんだけどエンジン作りがとても間に合わないから、
朝からコンプリートエンジンの140ccを作っていたんだけど、
なんとなく暖かくなったからまたツーリングに行きたくなってしまい、
ただ私のKLX250改Dトラッカーはヘッドからの異音が盛大になっていて、
このまま使うと壊れそうだったから出掛ける前に修理してみた。


前にmoto1にDトラッカーで参戦していたHISPECさんに方法を聞いたら、
このバイクはカムチェーンが泣き所ですぐ緩んでしまうらしく、
さらにテンショナーのスプリングでは遊びが取り切れないため、
症状が初期のころは手動で遊びを取ると異音が消えるらしい。

そんな訳で早速修理。









用意したのはドライバーと何だか分からん工具なんだが、
こんな工具でも何とか整備は出来る。









まずテンショナーの真ん中のキャップを外して中のテンショナースプリングを取り出し、
次に名前が分からん工具を中には刺してドライバーを使いテコの原理でテンショナーを押し出してやる。

私のエンジンの場合5ノッチ分はテンションをかけられたから、
元通りに組んで始動してみたら、ぶっ壊れるんじゃないかって異音が見事消えた。
つまり本丸だと思っていたバルブクリアランスではなかったんだねぇ。

もしこの手でも異音が消えなくなった場合、
チェーンが伸び切ってしまった証拠だから、
その時は潔く交換する事になるらしい。

ちなみに交換はカムとクラッチカバーを外してやれば簡単に交換出来るみたい。
…とは言え我々の簡単はレベルが違うから分からない人はプロに任せた方が良いし、
いつかは交換方法を書きたいとは思うが、
HISPECさん曰くレースやってた頃は毎年交換だったみたいで、
普通に使うならそこまでは酷くないだろうし、
とりあえず異音が酷かったらこの方法でテンションをかけ直してもらいたいかな。

それといつかはこのエンジンもウチのコンプリートエンジンみたく、
フルオーバーホールに剥離とブラストまてでして、
ついでとしてハイカムやボアアップした、
DトラッカーやKLX250などのコンプリートエンジンもやってはみたい。
まぁやってはみたいだけで自分のエンジンで色々試さないとだし、
私の使い方はツーリングだけだからチューニングに必要性を感じないんだが。

この後木曽路を160キロ走って来たが寒くてそろそろ限界かも。
紅葉は綺麗だけど次は厳寒期用の装備でないと快適とは言えないし、
もう11月になるからいい加減にしないと依頼して下さった方に申し訳ないなぁ。


また明日からエンジンを製作するし頑張るのは当たり前なんだが、
私が死なない程度にしか頑張らないからヨロシクです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする