南信州のりもの倶楽部♪

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売れている中華エンジンほどトラブルが多い気がする

2017年07月18日 21時41分39秒 | 輸入横型エンジン編



今日またエンジンが入庫した。

写真のLIFAN150cc 1P56なんだけど、
新品で買ってすぐにギアが抜けるようになり、
普通はギアが飛ぶみたいなんだけどパワーをかけた時に抜けるらしく、
まぁ最初にこんな事言うのも酷なんだけど直りません。

そもそも1P56のリペアミッションは無いし、
持病みたいなもんだからもしミッションがあったとしてもやっぱり直らない。
オーナーさんに直りませんと先に断ったくらいだからねぇ。

このエンジンの場合当たり外れが激しく、
原因はハッキリしていないんだけどミッションのドグの移動がキッチリしていないからかなぁ。
この症状は152FMIみたいなエンジンにも見られて、
でもどうにかして修理しないといけないねぇ。

ただ、150ccのパワーを残しつつ直せるかもな手があって、
その方法はまず152FMIの腰下を買ってくる。
腰下と言っても使うのはケースとキックスピンドルやクラッチ関係で、
このケースに使うミッションはモダンワークスさんで売ってるボトムニュートラルのミッション。
つまりプライマリキックは捨ててCD90系コピーの152FMIの腰下に交換しちゃうんだが、
ただ1速のギアとキックスピンドルの歯数がどうにかなるかが問題で、
でもここさえクリア出来ればクランクは150ccを移植して、
クラッチはCD系のを使うがカバーは150ccから取り腰上は150ccのを使うと言う案。

実際にやった事は無く机上の空論なんだけど、
ここまでするならやっぱりGPX125のハイコンプピストン仕様の方が良いかな。
150ccは少しは良いかな、とは思っていたんだけど腰下の修理のしようがないのが痛くて、
預かっちゃったは良いがどうにかしなきゃいけないのが辛い。

そんな訳でとりあえずバラしてミッションの確認から始めて、
その後はどうするか考える事にするが現状で打開策は何も無いから、
152FMIと1P60のミッションのギアが使えるかから調べてみるさね。

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