
GPX125のリターンエンジン、使ってみたいけど壊れそうで怖いって方もいると思うし、
初期オーバーホールに出すのもどうかと考えてしまう方も多いと思うので、
エンジンを買ったら最低限コレをやっておけ!ってのを書いておこうと思う。
まず必ず行うのはカムチェーンテンショナーのゴムのキャップ。

簡単に交換出来るしこれを交換しないまま使うと1万キロ以内に必ずエンジンブローする。
ゴムキャップはモンキーの純正で良いから必ず、必ず!交換しよう。

エンジンを買ったらいきなり車体に載せずに、
キックペダルを仮付けしてキックスピンドルの遊びがどれだけあるか確認してみよう。
酷いのだと遊びが半分くらいあって始動が難しいエンジンがありコレはただの組み間違い。
もし遊びが変な場合は2次側クラッチを外してからポンチマークを合わせて組直せば良いんだが、
初心者の方でクラッチを外すてかは無理っぽいかなぁ。

バルブスプリングの下にはバルブスプリングシートと呼ばれる円形のシムみたいなのが入っているのが普通なんだが、
GPXは入っていないどころかパーツリストに記載すらないのだ。
このままだとバルブスプリングがアルミのヘッドに直接当たるからヘッドが減っていく事になるから、
必ずシートを入れろとは言いたいんだがあまり回さないって方は自己責任でそのまま使っても良いのかなぁ。
本当はダメなんだが対処しないまま使ってる方もいるからねぇ。
ちなみに私の初期オーバーホールは上記の作業は必ず行うどころか、
ミッションベアリング交換とクランクの芯出し、
シリンダーのオイル通路拡大やヘッドの空気抜き加工、
バルブの擦り合わせやヘッドとシリンダーの平面図研磨も行っているんだけど、
あんまりな事書いてハードル上げたくないからこれくらいにしておく。
ちなみにテンショナーのゴムだけ交換してあとはそのままって方もいるから、
あまり難しく考えずに気軽に使ってもらいたいかなぁ。