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私らの仲間の11さんがミニモトさんの中華キットバイクを手に入れたみたいで当然125ccエンジンが詰まれているんだけど、
やはり3〜4速間が離れているのが気に入らないらしく相談をいただいたが、その気持ちは本当に良く分かる。
上のギア比表はGPX125ミッションの物なんだけど、
実はGPXミッションとロンシンのミッションって1速が違うだけで他は全て一緒。
ロンシンの1速は35と11丁だからギア比が3.181でロンシンの方が加速重視でGPXはアクセルをバンバン煽って発進するタイプ。
よってGPXミッションは慣れないとエンジン1速でエンストしやすくなる欠点がある代わりに3速まではクロスって事になる。
ただどちらのミッションも3〜4速間が離れていて4速はオーバードライブ傾向だから、
これを解決しましょうってのがウチのトップクロスとセミトップクロスで、
トップクロスはトップが結構近いからパワーバンドを絶対外したくない急な登坂路用で、
対してセミトップクロスは登坂路や平地でもオールマイティにパワーバンドが使えるような広めな設定になっている。
個人的にはセミクロスがお薦めで基本は平地しか走らない方はノーマルでも問題無く、
トップクロスは阿南町から新野までの急な登坂路の峠区間で3、4速を駆使しつつ気持ち良く登れるようなギア比となっている。
多分だが箱根駅伝の往路5区の登りのような地元スペシャルだとトップクロスなんだが、
登りだけ考えてミッションを選ぶ方はいないためセミクロスの方が注文が多く、
ギア比が良い感じのGPXのボトムニュートラルミッションを目指して作ったのがセミクロスだったりする。
今は125ccエンジンは普通になったけど決してオーバーパワーでもないからギア比で走るステージに合わせましょうってのがこのギアチューンで、
他にもC100とSPD100 、さらにミニモトさんの125cc1次側遠心クラッチエンジンはギア比が同じだから、
この3機種のエンジンにもセミクロスとトップクロス用にもセミクロスとトップクロスの用意があるんだが、
今日の所はここまでで次のネタにします。