団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「NG」が、和製英語だとは思いませんでした。(苦笑)

2020-08-19 03:57:45 | 日記
 中日新聞の読者投稿欄に「和製英語看過できない」というタイトルで72歳の高校非常勤講師の男性が投稿されていました。




 「Go To トラベル」ー。
最近よく目にするこんな英語の表現はない。

 私は英語教員の一人として近年、日本人が造語した英語の氾濫が看過できない。

 文部科学省は英語でのコミュニケーション能力の向上に躍起なのに、
なぜ政治家や文科省はこんな片仮名だらけの現状に待ったをかけようとしないのか。

 むしろ政治家や各省庁が和製英語を生み出しているように思える。

 英語教育にとって和製英語は百害あって一利なしと考える。

 日本を出ればそんな和製英語は一切通じない。

 政治家がよく使う「オールジャパン」なんて英語での言い方はない。

 「ハイタッチ」という表現も正しくはハイファイブか、ギブミーファイブだ。

 いくら「NG]と言っても駄目だという意味は伝わらない。

 政治家、省庁、自治体はでたらめな和製英語をこれ以上生産しないでほしい。

 文科省は近年とみに急増している和製英語という「ウィルス」を早急に駆除していただきたい。


 以上です。


 「NG」が、和製英語だとは思いませんでした。(苦笑)



> 英語教育にとって和製英語は百害あって一利なしと考える。
 日本を出ればそんな和製英語は一切通じない。


 なぜ日本以外通じない和製英語が使われるでしょうね。
今や日本にも外国の方が260万人もいらっしゃるのに。

 そんな時代に今だに和製英語を連発しては、日本にいらっしゃる外国人も戸惑ってしまうでしょうね。

 投稿者さんは政治家や官僚をやり玉に挙げられていますが、テレビやマスコミも外国では通じない和製英語を
広めています。
 今のマスコミの方は英語を話せる方が多いと思います。
通じない和製英語をチェックして修正する手間を惜しむなと言いたいです。


 今回のコロナ禍でも和製英語が頻繁に使われています。


クラスター

新型コロナウイルス関連で使われているクラスターとは、新型コロナウイルス感染者の集団や集団感染を意味しています。

本来のクラスター(Cluster)の意味は、「群れ、集団、塊」であり、英語圏などではITや天文学などさまざまな分野で使われています。

感染者集団を疫学においてはDisease clusterと呼んでおり、単にクラスターと言っただけでは外国人に伝わらないおそれがあるので、注意しましょう。


オーバーシュート

新型コロナウイルスにおけるオーバーシュートとは、爆発的に感染者が増えることを意味します。

本来は金融・証券用語であり、野村證券の「証券用語解説集」によれば「相場や有価証券の価格の行き過ぎた変動のこと。」という意味になります。

また英語圏におけるオーバーシュート(Overshoot)は、「通り越す、行き過ぎる、外す」という意味であり、
さまざまなシチュエーションで使われているため、オーバーシュートと外国人に言っても通じない可能性が非常に高いです。


ソーシャル・ディスタンス

ソーシャル・ディスタンスとは、人と人との距離を物理的に空けることで新型コロナウイルスを含むウイルスの感染を防ぐための手段のことで、
日本語に訳すと社会距離拡大戦略という意味になります。

英語圏でもソーシャル・ディスタンシング(Social distancing)として使われていましたが、
社会的な距離を空けるという意味に捉えかねられないことから
WHO(世界保健機関)が「物理的な(physical)距離をとる」という意味で
フィジカル・ディスタンス(Physical distancing)という言葉を推奨するようになりました。







天使のため息/竹内まりや
コメント (10)
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