団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

身ぐるみ剥がされてしまいます。(苦笑)

2020-08-28 03:27:18 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に飛島圭介さんが「乗らないよ」というタイトルで、エッセーを投稿されていました。



 某金融企業から宣伝の電子メールが届いた。
その文面に「大切なお客様に寄り添ったご提案を・・・・」とあり、
投資とか資産の有利な運用なるものが縷々(るる)説明されていた。

 企業の宣伝なのだから、目くじら立てるほどのことはないのだが、おじさんは「ケッ!」と思った。

 「御為(おため)ごかし」という言葉がある。
さも相手のことを思っていろいろなことを言ったりしたりするのだが、
すべて己自身の利益を図ることをいう。

 こういう宣伝文句はまさしくまるごと全部が「御為ごかし」なのだ。

 まず「大切なお客様に」という出だしからして、いかにもアヤシゲだ。
普通に考えても、お客様は神様です、というくらい大切なものだ。

 あえて「大切な」という言葉を添えてワシらを持ち上げるのは、何か魂胆があるからだろう。

 「寄り添ったご提案」については、笑止千万だ。
頼んでもいないのに、勝手に寄り添ってもらっては困るよ、ジッサイ。

 投資とか投機、お金を動かして利を稼いだり、資産の有利な運用などとワシは無縁だ。
第一、そんな余裕があろうはずもない。
ワシら御為ごかしに乗るほどの上級国民ではないのだ。


 以上です。


>あえて「大切な」という言葉を添えてワシらを持ち上げるのは、何か魂胆があるからだろう。

 一流の銀行からの案内だと信用しがちですが、まずはお得な話はないように思います。
他人にうまい話なんて、来る筈がありません。

 歳を取ったら、よりうまい話には気をつけねば。
身ぐるみ剥がされてしまいます。(苦笑)







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コメント (6)
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