中日新聞の読者投稿欄に「やってみせて人は動く」というタイトルで、11歳の女子小学生さんが投稿されていました。
教室でそうじをしていたときのことだ。
「時間がないから、早くつくえを運ぼう」とみんなに呼びかける子がいた。
その子が言っていることは正しい。
でもその子はつくえを運んではいなかった。
私は、指摘した子ができていないのにみんなに指摘するのはおかしいと思った。
指摘した子は、みんなにとっていいことをしたと感じ、いい気分になっていたと思う。
でもつくえを運んでいないその子を見た途端に少しいやな気分になっただろう。
少なくとも私はそう思う。
何かを指摘するなら、まずは自分がやってからの方が、みんなのいやな気分も消え、動いてくれるのではないだろうか。
以上です。
「やってみせて人は動く」という言葉は、第二次世界戦争で亡くなった連合艦隊司令長官の山本五十六さんの名言だと言われています。
「やってみせ、言って聞かせて、
させて見せ、ほめてやらねば、人は動かじ。」と、言われたそうです。
させて見せ、ほめてやらねば、人は動かじ。」と、言われたそうです。
大人の世界でも、声掛けだけで自分はやろうとしない人がいるものです。
苦々しい思いで、見ている人もいるでしょう。
やはり声掛けした以上、自分が先頭を切って動かねばね。
浜田省吾 『もうひとつの土曜日 (WE ARE STILL ON THE ROAD.)』