中日新聞の昨日の「中日春秋」に下記の事が書かれていました。
1964年10月の東京五輪閉幕の翌日、当時首相だった池田勇人は退陣を表明している。
喉のがんが進行し、政権運営はもはや困難と判断した。
がん発見は9月。
入院することになったが、側近たちはウソをつくことにした。
「前がん状態」と発表した。
がんではないのだと。
自分のがんを知らなかった池田の耳に入れたくなかったのと、国政への影響を考えての一計だったという。
東京五輪に影を落としたくなかったという面もあったかもしれない。
池田派の流れをくむ派閥に身を置いたことのある菅首相もまた東京五輪で無理をなさろうとしているのか。
コロナ禍での五輪開催の是非でさえ、世論は分かれるのに会場に観客を入れることにこだわっているという。
専門家は「無観客が望ましい」と提言している。
こちらの方が胸にすとんと落ちる。
観客を入れるとなれば感染対策として政府が目を光らせていた人の流れを生む。
感染拡大のリスクがある。
池田の無理とは違い、観客を入れるという菅さんの無理は国民を心配させ、苦しませる可能性のある無理だろう。
国民を危険にさらしかねないバクチめいた判断は許されぬ。
専門家の意見に耳を貸さず、「観客あり」に踏み切って、感染が拡大した場合、責任をどう取るおつもりか。
五輪後、「派閥の祖」の政権と同じ結末が待つだろう。
無理は禁物である。
以上です。
前回の東京オリンピックの当時の首相が池田勇人だったとは、思わなかったです。
都知事は東都知事だったと記憶していましたが、首相の方は影が薄かったように思います。
東京オリンピックは都知事が招集したもので、首相はあまり関与していなかったのでは?
今回の東京オリンピックの主役は小池都知事の筈だと思いますが、どうも影が薄いです。
東京オリンピックに関しての発言をあまりされていないように思います。
どうも逃げているような感じを受けます。😅
>専門家の意見に耳を貸さず、「観客あり」に踏み切って、感染が拡大した場合、責任をどう取るおつもりか。
菅さんが責任を取るとは考えられません。
総選挙をやって、勝てば禊が済んだと言い、負ければ退陣すれば良いと考えているのでは?
何か東京の小学生や中学生に、東京オリンピックを観戦させようとしているらしい。
ワクチン接種も行なっていない生徒たちを観戦させて、コロナに感染したらどうなるんでしょう。
考えるだけで恐ろしい。
「自民党や公明党の議員達、知らぬ存ぜぬでは通りませんよ、止めないのはあなた達も同様の責任がありますよ。」と、言いたいです。😅
小泉今日子 優しい雨