中日新聞の「くらしの作文」に「名前」というタイトルで、67歳の女性が投稿されていました。
生命保険会社が発表した昨年の赤ちゃんの名前表記ランキングで、男の子の一位は「蒼」、女の子の一位は「陽葵」。
どちらも字を見てすぐには読めない。
名前で思い出したことがある。
昔、父が取引先の若い相手に名前を聞かれた。
下の名前は「淳三」。
淳はね、伴淳の淳、伴淳三郎のね」。
相手はきょとんとして「バンジュン?誰ですか、それ」。
仕方なく紙に書いた。
相手は相好を崩して言った。
「ああ、桜田淳子の淳ですか」と。
帰宅後、父は「何だ今の若い者は。あの名優の伴淳も知らんのか。何が桜田淳子だ」と気に入らない様子だった。
ずいぶん時は流れて、思わぬ所で似たような場面に遭遇した。
父は老い、車椅子の身になり、私は毎月のように紙おむつを買いに行くようになった。
確定申告には、名前が書かれた領収書がいる。
「『淳』は桜田淳子の淳でね・・・」
「サクラダジュンコ?誰っすか、それ」。
若いアルバイトのお兄ちゃんは怪訝な顔をする。
私が紙に書くと彼は「ああ、ロンブーの淳(あつし)っすか!」と大声で言った。
名優、アイドル、お笑い芸人と変遷したわが名を、大正生まれの頑固な父は、今ごろ天国で苦笑しているだろうか。
それともいささかご立腹だろうか、と懐かしく思った。
以上です。
確かに名前を有名人に例えると、知っている世代と知らない世代がありますよね。
特に若者達に伝えるのは、世代間のギャップがありむつかしいようですね。😅
私の名前で有名人は見当たらないので、有名人を例えて話すことはないです。
単純な名前ですので、名前を教える苦労を味わったことはないです。
ところで冒頭の男の子の一位は「蒼」、女の子の一位は「陽葵」の名前、私は読めませんでした。
ネットで調べると「蒼」は「あおい」と読むようですね。
「あおい」ねぇ、何か女の子の名前に思えるんですが。
「陽葵」は「ひまり」、こんな当て字?は読める筈がないのでは?
この名前が赤ちゃんの名前一位なんて、どうしてなのと思ってしまいます。
The Dock of the Bay - ドック・オブ・ザ・ベイ - Lyrics - 日本語訳詞 - Japanese translation - Otis Redding