中日新聞の読者投稿欄に「親孝行は健在なうちに」というタイトルで、79歳の男性が投稿されていました。
私が子どもの頃は戦後の食糧難の時代で食卓にはおかずの皿がさほど並ばず、せいぜい高菜や大根、ラッキョウの漬物ぐらいでした。
時々出される鶏肉のすき焼きが最高のごちそうだが、その残り汁だけを母はいつもご飯にかけて口にしていた。
母を見て、私たち男兄弟4人は「お母さんも肉を食べたら」と言うことはできなかった。
人を思いやる心の余裕なんて当時の私らになかった。
豊かになった現代、親孝行のまね事でもしようと思っても父も母も逝ってしまって傍にいない。
せめて今の若者たちよ、父や母に思う存分、親孝行してあげて欲しい。
父母が健在なうちに「ありがとう」を連発してもらいたいものだ。
以上です。
この投稿者さんに、ちょっとイラッとしました。
ご自分が出来なかったことを、今の若者たちにやって欲しいと願う。
いらぬお世話だと思いました。
親孝行は、なかなか出来ないものです。
昔から「親孝行したいときに親はなし」と言われています。
現役中は仕事が忙しくて、親の事を考える間もないです。
私も親孝行しなかったです。
ただ母親が亡くなる前ふた月間、母は地元の大きな病院に入院しました。
たまたま私は退職前の有給休暇を取っていましたので、よく病院へ行って一日中付添う事が出来ました。
かみさんが「親孝行が出来て良かったね」と言いました。
親孝行をするのは難しいです。
私の場合、子供達が健康で元気に過ごしてくれれば、それが私にとって親孝行だと思っています。
わかって下さい【因幡晃】1976年歌詞あり、白石麻衣さん