団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

明日があるなんて思わず、思った時に直ちに言わないとダメだと知ったと言いました。

2022-05-12 01:58:34 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「一すじの涙」というタイトルで、75歳の女性が投稿されていました。

 コロナ禍の中、友達と会うのは勿論、電話も疎遠になり、お互いの近況を知る術もない。

 フツフツとした気分を過ごしていた時、久しぶりに友人から電話があった。

 「実は数カ月前に夫が亡くなった」という。

 このご時世、お宅へ伺うのは、はばかられたが、お仏壇に手を合わせて!!とおじゃました。

 「亡くなる当日まで会話も食事もできて何の手助けも必要としなかった」と淡々と話す彼女。

 強い人だなあと聞いていると「元気な時は照れくさくて言わなかったけど、『お父さん、私は幸せだったよ、ありがとう!!』と伝えたの。

 分かったと言ってるかのように『うんうん』と言った気がするの。

 そして大きく深呼吸を一つして、そのままだった」と。

 その時、ポロポロと一すじの涙が落ちるのを見た。

 もらい泣きしながら、六年前に夫を見送った時のことが頭をよぎった。

 3カ月入院していた夫は、病院からの「すぐ来てください」の電話で駆けつけた時、すでに昏睡状態だった。

 「お父さん、子どもたちもここにいるよ、目を開けて!!」と叫んだあの時、「ありがとう」と何で伝えなかったのかと悔やまれた。

 コロナがこの世から消えたら、マスクを外して赤い口紅でも差してランチに行こう、と約束して別れた。

 以上です。


>「お父さん、子どもたちもここにいるよ、目を開けて!!」と叫んだあの時、「ありがとう」と何で伝えなかったのかと悔やまれた。

 この言葉で今見ている韓ドラ 「私たちのブルース」の1シーンを思い出しました。

 イ・ビョンホン演じる荒物屋が、初恋の女性に向かって話しました。  

 詳しくは覚えていませんが、お姉さんにある事でお礼を言おうと思ったが、遅くなったので明日にしようとしました。

 ところがお姉さんは海女なので、朝早く出かけてそのまま事故で亡くなってしまった。

 明日があるなんて思わず、思った時にすぐに言わないとダメだと知ったと言いました。

 たしかに思った時に口にしなければ行けませんね。

 投稿者さんも思った時に口にされれば、後悔する事もなかったのにと思いました。





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コメント (4)
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