中日新聞の「くらしの作文」に「85歳の誕生日」というタイトルで、80歳の女性が投稿されていました。
「こんなのはいかがかしら、イチゴがたくさん並んでいますから、きっと喜ばれると思いますよ」
「じゃあそれをお願いします」
「ハイありがとうございます。ローソクは何本お入れしますか」
「八十五本お願いします」
「えぇ!」と一瞬戸惑いを見せた店員さん。
ケーキに八十五本もローソクは並ばない。
「十本分の少し太めのがありますので、それを八本と細かい普通のを五本入れておきましょう」
主人の誕生日である。
毎年ケーキを買うわけではないが、なぜか買ってきた。
夕食の時、食卓に並べ火を灯し「今日はお父さんの誕生日だからね」と言った。
無口な主人はムスッと黙っている。
「あんた、何とか言ったらどうなの?」
「ふーん、それじゃ、ありがとうね」。
一口食べて「あとはお前が食べろ・・・」。
半分がっかりしたり、腹が立ったり。
でも、長年苦労をして、ここまで生活を支えてくれた主人の顔が、ローソクの炎の向こうで揺れている。
一瞬、ニコニコしたような気がした。
素直に言葉にできない「頑固爺さん」だが、この年まで二人とも病むことなくこられたことは、まあまあ幸せかな?
あと何年このようなことが続くやら? とにかく前向きで頑張ります。
以上です。
仲が良いご夫婦ですね。
>素直に言葉にできない「頑固爺さん」だが、この年まで二人とも病むことなくこられたことは、まあまあ幸せかな?
病むこともなく85歳と80歳まで生きられたなんて、幸せに決まっています。😁
>一口食べて「あとはお前が食べろ・・・」。
半分がっかりしたり、腹が立ったり。
ほとんどの男性が、ケーキなんてあまり好きではないのでは?
私は誕生日にイチゴケーキないと不満です。😁
十本分の少し太めのローソクは、私が買うケーキ屋さんでは有料です。
やむなく小さいローソクで、例えば75歳の誕生日だったら五本ローソクを立てます。
まあ、かみさんと二人で祝いますので、年齢は分かっていますので。😁
このご夫婦のように長生きできればいいのですが、とりあえず来年の金婚式を目指します。😁
花咲く乙女たち 舟木一夫 Funaki Kazuo