中日新聞の読者投稿欄に「理不尽のない世の中に」というタイトルで、中学生の男子生徒さんが投稿されていました。
僕は、自転車で道路を走っていた。
ちょうど横を走っている車を運転していた人にいきなり「危ないじゃないか」と怒られ、「はっ?」と思った。
自転車は道路を走るのがルールと言われているから、それに僕は従っただけなのに・・・・。
正直、腹が立った。
理不尽だとも思った。
僕を怒った車の人だって、ルールを守っているのに誰かからいきなりルール違反だと言われたら、どう感じるか。
その後、僕はしばらくもやもやしていた。
そのときの出来事を母に話したら、「人生では理不尽なことの方が多いかもね」と言っていた。
確かに、そうなのかもしれないが、この世の中はやはりおかしいことがいろいろある。
理不尽なことが一つでも減れば、世の中はすごく良くなるのではないか。
最近、僕はそう思っている。
以上です。
>自転車は道路を走るのがルールと言われているから、それに僕は従っただけなのに・・・・。
この生徒さんの言い分を検証しました。
「道路交通法上、自転車は軽車両と位置付けられています。 したがって車道と歩道の区別があるところは車道通行が原則です。 自転車は、道路の左側に寄って通行しなければなりません。 歩道を通行する場合は、車道寄りの部分を徐行しなければなりません。」。
たしかに、この生徒さんの言っている事が正しいです。
でも私は運転手さんが言っていることも間違いでないと思います。
道路を自転車で走られたら、私も危ないと思ってしまいます。
私は自転車で走るときは、自転車道が設けられていれば自転車道。
自転車道がなければ、歩道を走らせてもらいます。
もちろん歩道なので、歩行者さんがいれば遠慮して走ります。
抜く時も歩かれている人の邪魔にならないように走ります。
向こうから歩いている人がいれば、一旦立ち止まるか横にスペースがだいぶあれば横を通らせていただきます。
歩行者優先という事を忘れないようにしています。
思うに日本の道路は狭すぎます。
自転車道があれば、何も問題がないように思いますが。
霧雨の舗道 加山雄三