中日新聞の「くらしの作文」に「このごろ思うこと」というタイトルで、89歳の男性が投稿されていました。
妻が亡くなり十三年。
掃除、洗濯、炊事、買い物、ごみ出しなどのくらしのサイクルも、そこそこ板についてきたように思う。
妻は歩いて二十分ほどのお墓で静かに眠っている。
職歴五十五年、仕事一途だった自分をしっかり支えてくれた妻。
月命日には欠かさず墓参りし「ありがとう」と花を手向けている。
コロナ禍で窮屈な日が続く。
以前は週に二回、近くのカラオケ喫茶に足を運んだ。
腹の底から声を出し、四、五曲は歌った。
谷村新司の「群青」が歌えないのが残念だ。
若い頃からスポーツを視聴するのが好きだった。
野球、相撲、駅伝、サッカー、ゴルフなど。
新聞は体調が良ければ眼鏡なしでも読める。
日常を退屈と思ったことはない。
近所に住む長女は「お父さん、免許証はすぐ返しなさい」と進言してくる。
あと少しで期限切れ。
その時は六十五年の運転歴に終止符を打つ。
車なき後は大変だ。
食材を買うスーパーは結構遠い。
歩きは無理。
自転車を買うことを考えている。
十月に卒寿を迎える。
自分に言い聞かせていることは「人さまの世話にならず、自活できる日を一日でも長くキープすること」である。
老人ではなく”朗人”で、後期高齢者ではなく”光輝好齢者”の心意気で日を重ねたい。
以上です。
この投稿文を拝読して思ったのは、ご自分で何でも出来る方は連れ合いに先立たれても長生きされる、私のように連れ合いがいないと困る人間は早く死ぬと思いました。
奥様が亡くなって十三年、日常を退屈に思った事がないなんて凄いの一言です。
私なんて、寂しくて駄目でしょうね。
>老人ではなく”朗人”で、後期高齢者ではなく”光輝好齢者”の心意気で日を重ねたい。
この心意気で、さらに長生きして残りの人生を楽しんで頂きたいです。
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