中日新聞の読者投稿欄に「人生 何とかなるんだよ」というタイトルで、66歳の男性が投稿されていました。
働き盛りだった四十歳のとき、プールの飛び込み事故で首の骨を折って手脚が動かない四肢まひとなりました。
わが人生は一瞬で暗転しました。
介護なくしては暮らせない障害者となりました。
家庭や仕事はもちろん、家族の将来にまで影響を及ぼして愛猫や家族との死別も重ねました。
それでもリハビリで鍛えた腕の残存機能を最大限活用し装具を着けてパソコンによる在宅勤務を始めました。
寝返りすら自力でできないベッドの上で天井を見つめる日々から、愛猫を眺めるうちに生きる力をもらえて五十代後半まで会社員として働き、一人息子を無事育て上げました。
この間、「自分だけが、どうしてこんなつらさを味わわなければならないのか」と何度となく自問してきた不条理さが、やがて「誰にでも起きうるものなのだ」と思えるようになりました。
今は、朝起きてから就寝するまで介護ヘルパーに頼りっきりの生活を第二の人生として捉えています。
禍福は紙一重、捉え方次第。
この境地にようやく至った四半世紀のわが歩みを、七月中旬、本にしました。
人生に行き詰まりを感じる人に「何とかなるんだよ」とのメッセージが伝えられたらと思っています。
以上です。
私にはとても無理です。
この状態で「人生 何とかなるんだよ」という気持ちになれません。
>それでもリハビリで鍛えた腕の残存機能を最大限活用し装具を着けてパソコンによる在宅勤務を始めました。
寝返りすら自力でできないベッドの上で天井を見つめる日々から、愛猫を眺めるうちに生きる力をもらえて五十代後半まで会社員として働き、一人息子を無事育て上げました。
このようなお身体で、一人息子さんを無事育て上げられたんだ。
その精神力に感嘆します。
愛猫から生きる気力が与えられるんですね。
>この間、「自分だけが、どうしてこんなつらさを味わわなければならないのか」と何度となく自問してきた不条理さが、やがて「誰にでも起きうるものなのだ」と思えるようになりました。
きっと神様を恨まれたのでは。
それでも「誰にでも起きうるものなのだ」との心境に変られたんだ。
立派な人ですね。
駅 - 竹内まりや