中日新聞の読者投稿欄に「スマホに切り替えない」というタイトルで73歳の男性が投稿されていました。
6月3日付本欄「スマホ依存で失うもの」に同感です。
スマートフォンは手元にあるだけで相手との電話はもちろん、インターネットによる各種検索、観光目的での地図探索、写真・動画撮影ができます。
交流サイト(SNS)を介せば忙しい人とも簡単に連絡を取れ、まさに現代の文明の利器です。
ただこうした手段は便利な半面、顔を突き合わせての対話みたいに相手の表情や動作が分からず、相互理解に至るまでさらに紆余曲折が予想されます。
スマホの普及もあって人間関係が希薄する昨今、孤独感を埋めるためにスマホに一層すがり、結果、人間同士の距離感を広げている気がします。
こんな状態ではいけません。
私たちがスマホにもてあそばれているみたいですから。
昔ながらの携帯電話を使っている私。
スマホに切り替えるつもりは全くありません。
以上です。
投稿者さんはスマホの利点をよくご存知なのに、スマホを使用されることを拒否されています。
>ただこうした手段は便利な半面、顔を突き合わせての対話みたいに相手の表情や動作が分からず、相互理解に至るまでさらに紆余曲折が予想されます。
いえ、これは違うと思います。
投稿者さんが使われている携帯電話は顔が見えないので相手の表情が読み取れないでしょうが、スマホは相手の表情が読み取れます。
今年の始め、うちの次男孫は野球で痛めた足を手術しました。
1週間程度入院しましたが、このコロナ禍で面会ができませんでした。
嫁さんはスマホで次男孫の顔を見ながら話をしたようです。
もしスマホがなかったらお互いの顔を見ながら話せないので、寂しさが一層つのったと思います。
これもスマホさまさまです。
投稿者さんは、失礼ながら少し頑固なのでは。
若者ならいざ知らず、大人ならスマホを上手く使いこなせば弊害は起こらないと思います。
オンライン作業も行われる時代に、スマホを使わないとは。
73歳、早く携帯電話をスマホに切り替えないと、覚えるのに苦労しますよと言いたいです。
ある日の午後 森山良子 1974