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重い映画でした。
ポーランドは、ナチスドイツによるユダヤ人の大量虐殺が行われました。
しかし、それ以前も以後もポーランドではユダヤ人迫害の長い歴史があったそうです。
第二次世界大戦、強制収容所からユダヤ人が解放されましたが、そのユダヤ人がもとの土地に戻ってこないように、
彼らは迫害され、時には殺された負の歴史があるそうです。
この映画の背景は、ポーランドのよく知られていないそうした事実です。
孤児で修道院に預けられ、育ち、これから一生をキリスト・神に捧げることを決める修道女の誓いを前にした思春期の女性が、
自分はユダヤ人であることを知らされます。彼女の心に流れた思いはどんなものだったのでしょう。
映画では、主人公が画面から遠ざかって行く場面で終わることが多いのですが、
この映画では、イーダが背筋を伸ばし、真っ直ぐ正面を見据え、我々に向かって力強く進んで来るところで終わります。
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おそらく北欧の映画と言うだけの理由で『100歳の華麗なる冒険』が併映でした。
でも、これはミスマッチです。一方はドタバタの喜劇、他方はシリアスな映画。 【4月27日鑑賞】