映画/最高の人生の見つけ方/The Bucket List
2008/5/16
エドワード(ジャック・ニコルソン)とカーター(モーガン・フリーマン)は病室で相部屋になる。
エドワードは大金持ちで、その病院のオーナーなのだが、二人部屋なのだ。
彼は金儲けのため、自分の病院の病室は全て二人部屋にしてしまっていたのだ。
カーターは清教徒みたいな自動車整備工だがインテリ、
二人は末期ガンで、余命半年と宣告される。
映画の原題=“The Bucket List”のBucketはバケツで棺桶のこと、
つまり、死が近い人の“やりたいことのリスト”のこと。
スカイダイビングしたり、エジプト・インド・アフリカ・ヒマラヤを旅したり、
万里の長城をバイクで走ったり、タツゥを入れたり、
世界一の美女とキスをしたい、死ぬほど笑いたい、など、
金に糸目をつけずに冒険する。
シリアスに深刻にならず、ハチャメチャするのは何とも痛快で、楽しい。
リアリズム?そんな無粋な。
『死ぬほど笑いたい』は、
エドワードは世界最高のコーヒーは“コピ・ルワク”だと自慢しているのだが、
それは、インドネシアに住むジャコウネコの一種が食べたコーヒー豆が、
消化されずに糞と共に出て、それから作られた高価なコーヒーのことらしい。
カーターがそのことを暴露して、二人は大笑い。
葬式は、火葬がいいとか、土葬がいいとかを話し合ったり、
『世界一美女とキスしたい』は、
音信不通だったエドワードの娘の子ども=孫であったり、と。
見ず知らずの人に親切にする、とか、など。
悪いことをしない、セックスシーンなし、もよい。
説教じみてないのが何よりいい。
だが、スポーツカーのクラッシュ、ライオン狩りでライフルを撃つなどは余分かな。
シリアスなニコルソンは鬼気迫る怖さで、それもいいが、
コミカルなニコルソンはもっといい。
ニコルソンもフリーマンも坊主になるのも楽しいしが、
ニコルソンはがん患者と言うにはちょっと太めなのも愛嬌。
アメリカでも、日本で言う団塊の世代、ベビーブーマー世代がリタイアし出した。
彼らの新しい文化、価値観・死生観がこの映画に反映している、と僕は思う。
私は、The Bucket List ではないが、この秋ピースボートに乗る。
そのため、この一月から英会話の勉強をはじめたが、
この映画では、ずいぶん聞き取りができた。
ウッディ・アレンの映画も好きだが、彼のセリフは機関銃みたいなところもあるが、
ゆっくりしゃべっているので、聞き取ることができた。
Sound good、とか、take a hot bath、May I ask~? など簡単な言葉だけど、
10%位は理解できたと、うれしい。
この映画は、人生とは何か?、とか、死期を迎えてどう生きるのがよい、とか、
自分ならどうするか、は実はどうでも良いことで、
映画のドタバタ的展開とほとんど四人と言っていい出演者のセリフを楽しむ、
と言う見方でいい、と僕は思うよ。
速いテンポの1時間37分。
でも、日本のタイトル=最高の人生の見つけ方、は何とも大げさ、
もっと軽く、ポスターにある『一生分笑う』じゃどうだろ。
2008/5/16
エドワード(ジャック・ニコルソン)とカーター(モーガン・フリーマン)は病室で相部屋になる。
エドワードは大金持ちで、その病院のオーナーなのだが、二人部屋なのだ。
彼は金儲けのため、自分の病院の病室は全て二人部屋にしてしまっていたのだ。
カーターは清教徒みたいな自動車整備工だがインテリ、
二人は末期ガンで、余命半年と宣告される。
映画の原題=“The Bucket List”のBucketはバケツで棺桶のこと、
つまり、死が近い人の“やりたいことのリスト”のこと。
スカイダイビングしたり、エジプト・インド・アフリカ・ヒマラヤを旅したり、
万里の長城をバイクで走ったり、タツゥを入れたり、
世界一の美女とキスをしたい、死ぬほど笑いたい、など、
金に糸目をつけずに冒険する。
シリアスに深刻にならず、ハチャメチャするのは何とも痛快で、楽しい。
リアリズム?そんな無粋な。
『死ぬほど笑いたい』は、
エドワードは世界最高のコーヒーは“コピ・ルワク”だと自慢しているのだが、
それは、インドネシアに住むジャコウネコの一種が食べたコーヒー豆が、
消化されずに糞と共に出て、それから作られた高価なコーヒーのことらしい。
カーターがそのことを暴露して、二人は大笑い。
葬式は、火葬がいいとか、土葬がいいとかを話し合ったり、
『世界一美女とキスしたい』は、
音信不通だったエドワードの娘の子ども=孫であったり、と。
見ず知らずの人に親切にする、とか、など。
悪いことをしない、セックスシーンなし、もよい。
説教じみてないのが何よりいい。
だが、スポーツカーのクラッシュ、ライオン狩りでライフルを撃つなどは余分かな。
シリアスなニコルソンは鬼気迫る怖さで、それもいいが、
コミカルなニコルソンはもっといい。
ニコルソンもフリーマンも坊主になるのも楽しいしが、
ニコルソンはがん患者と言うにはちょっと太めなのも愛嬌。
アメリカでも、日本で言う団塊の世代、ベビーブーマー世代がリタイアし出した。
彼らの新しい文化、価値観・死生観がこの映画に反映している、と僕は思う。
私は、The Bucket List ではないが、この秋ピースボートに乗る。
そのため、この一月から英会話の勉強をはじめたが、
この映画では、ずいぶん聞き取りができた。
ウッディ・アレンの映画も好きだが、彼のセリフは機関銃みたいなところもあるが、
ゆっくりしゃべっているので、聞き取ることができた。
Sound good、とか、take a hot bath、May I ask~? など簡単な言葉だけど、
10%位は理解できたと、うれしい。
この映画は、人生とは何か?、とか、死期を迎えてどう生きるのがよい、とか、
自分ならどうするか、は実はどうでも良いことで、
映画のドタバタ的展開とほとんど四人と言っていい出演者のセリフを楽しむ、
と言う見方でいい、と僕は思うよ。
速いテンポの1時間37分。
でも、日本のタイトル=最高の人生の見つけ方、は何とも大げさ、
もっと軽く、ポスターにある『一生分笑う』じゃどうだろ。