2018年4月12日舞台挨拶付きプレミア試写会券が当たり見に行きました。
場所は、新宿4丁目にある角川シネマ新宿・シネマ1、座席数は400とのことですが65%ほどの入りでした。
上映前、中山美穂、勝村政信、永瀬正敏、チョン・ジェウン監督らの挨拶などが30分ほどありました。
引用
スチール撮影のものすごいフラッシュに驚きました。光が強すぎて、公表されたスチール写真の出来は良くないです。
出演者の舞台挨拶を見るのは初めてでしたが、華やかさは感じませんでした。
わたしの好きな永瀬正敏さんの服装が良くなく残念でした。
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第22回(2018年)釜山国際映画祭正式出品作品だそうです。
在日マオリのパフォーマンスグループNga Hau E Whaが、4月24日釜山国際短編映画祭の
オープニングでパフォーマンスをするそうです。
さて、映画は、若年性アルツハイマーとなった売れっ子美人女性小説家が、「美しい記憶」を残すために
若い子恋人から身を引くと言うだけの話。
チョン・ジェウン監督は韓国で人気のある中山美穂を意識して制作したとのことですが、
彼女は確かに美しく魅力的顔立ちですがそれだけで観客が呼べるでしょうか?
一番の難点は、ストーリーにリアリティがなく、主題がさっぱりわからないことです。
また、中山美穂はお世辞にも演技・台詞が上手いとは言えません。
それ以上に台詞の音が大きすぎる音声の悪さです。
若年性アルツハイマーの迫り来る「不安・恐れ・絶望」感をまるで描いていません。
これをテーマにしっとり描けば彼女の魅力が何倍も広がったと思います。
ディテールも気になりました。
いかに売れっ子の美人作家であっても15cmもあろうかというハイヒールはおかしいです。
居酒屋で落とした愛用の万年筆を居酒屋のアルバイト店員が自宅に届けるなんて、変です。
どうして住所がわかるのでしょう、さらにほとんど初対面のそんな彼に愛犬の散歩を頼んだり、
彼に小説のアシスタントみたいなことを頼んだり、してしまうんです。
学生のレポートを「下らない」とシュッレダーしてしまうなんて開いた口がふさがりません。
「出会いはいつも偶然」なんて台詞も陳腐です。
万年筆派の彼女にペンだこがまるで無い指先の映像を平気で映すんです。
しかし、自分の病を明かす時の彼女の表情は、印象的で実に美しかったです。
唯一光を放っていたのは、私の好きな永瀬正敏さんのとぼけた味でした。
ストーリーの結末は、記しません。
神楽坂にある赤城神社や新宿中央公園などおなじみの映像もあります。
でも、久し振りに訪れた新宿の地理はまるでわからず、でした。
沢山の人が行き交い、多くの外国人も目につきました。
華やかなお店が林立しています。どんな人が利用するのだろう?私には無縁だな、でした。
伊勢丹でトイレを借りました。1階化粧品売り場は、客より店員のほうがはるかに多く、
店員の服がみな真っ黒で不気味でした。 【4月12日鑑賞】