プロ野球オリックス・バファローズの人たちというのは、プロとしてのプライドがあるのでしょうか。
せっかくの阪神との交流戦、NHKの総合テレビまでが関西地区限定ながら生中継するというカードであるが、まさに「関西ダービーで阪神の引き立て役になれ」とでも言われているかのような選手起用、ヤル気のないプレーの連続。憎き阪神を倒してこそ名が挙がるというのに、明日の新聞の見出しは「ブラ砲」で決まり。しょーもない試合しやがって、オリックスは「無気力相撲」でもやってんじゃないの??と言いたくなるぞ。いや、無気力相撲のカド番大関のほうがまだ気力があるぞ・・・・。
さて、今日の昼間は大阪・中之島公会堂へ。労働基準監督署の主催による、来年春に高校・中学を卒業する生徒たちの採用活動に向けてのセミナー出席である。この春の入社した高校卒業のルーキーたちも着実に技術を覚えようという姿勢が見られるし、現場に出る姿も少しずつなじんできたのが楽しみであり、来年もいい「戦力補充」が出来ればよいなと期待する。今年については私も採用活動に加わるので、楽しみとともに責任も増えるということで緊張するな。
中之島の公会堂の中に入るのは初めて。大正時代からの内装に目をうばわれるものである。今でもこういうセミナー等で現役で使われているのは喜ばしいことだ。
大阪の企業人権推進団体の方からの講演もあったが、採用選考にあたっての「就職差別」を行わないようにというのがその内容。今でこそあからさまな就職差別は影をひそめるものの、面接時の質問についても気をつけるようにという話があった。
例えば「お父さんの職業は難ですか」とか「ご自宅は、国道○○号線からどちらの方角ですか、近くに何がありますか」というのは、家族や家庭環境など、本人の能力に直接関係のないことについての質問ということで、それが採用担当者の悪意がないにせよ、「父親の職業」や「居住地」による就職差別につながるという事例も紹介される。
また、思想・信条につながる質問として「あなたが尊敬する人物は誰ですか」「家ではどこの新聞を取っていますか」というのもNG。
そのココロは、質問する採用担当者の側に、その答えに対する「ステレオタイプへのはめ込み」が生じ、それが「偏見」につながっていくのではないかというもの。「大阪人はせっかち。だから○○」、「女性はメカに弱い。だから○○」という決め付けである。「家が○○だから、こいつはアカンのや」ということがその人を正しく評価しない、差別だということなのだろう。
ふと思うのが、少し前の記事で書いた、「あなたには彼女はいるのか?」という質問。うーん・・・これは家のことや家庭環境とは関係なく、「己の才覚」と言われればそれまでやし・・・。
一方でこういうやり取りははどうだろうか。私が面接官で、「プロ野球はどこのファンですか」と受験者に尋ね、相手が「熱心な阪神ファンです」と答えた場合。私のことだから、「パの他の球団ならいい、しかし阪神ファンは○○○、だから・・・・」と口をすべらせてしまい、この後、大阪の街を闊歩する黄色いのを着た人たちと関西のマスコミに路上で囲まれるのも敵わないので何も書きません(ということを言っている時点でステレオタイプにはめてますな)。
いや、人権尊重、就職差別撤廃の精神はわかるし、その人自身を評価せよといっても、今の高校生、中学生がどの程度の自己表現ができるのかということがある。やはりその人を取り巻く環境についてもある程度知らないと、という本音があり、難しいものである。そこは相手を尊重する気持ちと、「何のためにそれを尋ねるのか、それを尋ねてその答えを聞いてどうするのか」ということを自問自答することで、クリアするしかないかな。後は、アプローチの仕方も学ぶ必要がある。
この夏は、プロ野球のスカウトほどではないが、高校への指名挨拶回りも待っている・・・・。
PS。明日あさっては「瀬戸内少年野球団の旅」です・・・・。早く寝なければ。