まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

北陸新幹線開通1周年~この先のルートは?

2016年03月12日 | ブログ
3月12日、北陸新幹線が金沢まで開通してちょうど1年である。特に東京との時間がぐっと縮まったことで、北陸の観光にも良い影響が出ているそうである。私も昨年の夏に、行きは並行在来線が転換した第三セクター線に乗り、帰りに新幹線で一気に戻ったことがある。ただ、金沢から大阪までは在来線のサンダーバードで、それでも同区間を3時間で結ぶのは十分速いと思うが、関西と北陸の新幹線というのはまだまだ先の話である。

金沢から敦賀までは2023年の開通を目指しているが、その先のルートは未定。そんな中で与党が考えるルートの候補が3つになったという。

それが、「1.米原で東海道新幹線に接続」、「2.小浜を経由して京都」、「3.小浜から舞鶴を回って京都」。いずれも終点は新大阪になる。天王寺や、関西空港という案もあるが、山陽、九州新幹線との接続を考えるとやはり新大阪が現実的だ。

北陸新幹線は、東海地震、南海トラフ地震など大規模災害で東海道新幹線が止まった際のバイパス線の役割も担うとされている。だとすれば、北陸線沿いで米原につなげるか、湖西線を改良して京都に直線で行くのが妥当と思っていた。しかし、米原ルートは候補に残ったものの、ダイヤが過密になるとしてJR東海が乗り気でないし、湖西線ルートは地元にメリットがないとして候補からも消えた。

ということで、有力なのは小浜を通す案。福井の若狭地方に新幹線の恩恵をというが、あの辺にある原発の本格再稼働とセットになっているのかな?と勘繰る。まして、舞鶴まで通すのは何のためか。北陸と関西を速達で結ぶ、あるいは東と西のバイパスであるという主旨からは完全に離れている。そういえばあの辺は某幹事長の地盤ではなかったかしらん。まあ、地元に恩恵ということなら小浜が限界だと思う。

仮に小浜~京都ルートとなると、小浜線はJRに残るのだろうか。後は、北陸と名古屋を結ぶ特急しらさぎはどうなるのか。東海と北陸が却って遠くなりました・・・というのはいかがなものか。そのうちリニアができれば新幹線のダイヤにも余裕が出るはずだから、ここは素直に米原ルートでもいいと思うし・・・。

いずれにしても、どうせ造るならその先のこともよく考えて、十分に議論してほしい。まあ、私も全線開通するまで生きていればいいなあ・・・・。
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