まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

観戦記・バファローズ対ファイターズ@神戸(天気もチームも雨のち晴れ)

2018年04月16日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
4月15日、大阪は前夜からに続いての雨。自宅周辺は時間帯によっては結構な雨足となっていた。神戸での試合だが、予報では午後から止むとのこと。グラウンド状態がよほど悪くなければ試合は行われると期待して出発する。

前日はファイターズ相手に打線が奮起せず、西を見殺しにする結果となった。そのためか?試合終了後には雨の中特守を行ったそうだ。

列車を乗り継ぎ神戸に向かうと雨は止んでいた。この先は降らない予報で、まずはよかった。なお、この日は甲子園でのタイガース対スワローズ戦は行われたが、他に関西で行われる予定の野球の試合は全て雨天中止だった。そこには舞洲でのバファローズ2軍の試合や、甲賀での滋賀ユナイテッドの試合、さらには関西の大学野球の試合も含まれる。さすが1軍の公式戦が行われる球場だなと感心する(中止にするとあちこちに影響が出るからというのもあるが)。

この試合はファンクラブデーということで、公式戦では初めてBsSpiritsの白色ユニフォームを着用しての試合となる。白地に赤文字というのもよく映えている。

また同時にペットデーということで、試合前には犬を連れた観客たちがライト側のアンツーカーを散歩するイベントも行われた。犬をつれて来るだけでも結構大変かと思うが・・・。

さて試合はバファローズが山岡、ファイターズが加藤の先発。序盤は両投手が好投して打線にチャンスを作らせない。

3回表、ファイターズが石井の二塁打をきっかけに一死一・三塁と先制のチャンスを作る。山岡はここで松本を二ゴロの併殺打に打ち取ってピンチをしのぐ。また続く4回表にもレアードのレフトへのフライを吉田正が落球するなどして一死一・三塁とされるが、後続を冷静に打ち取って得点を許さない。踏ん張りの投球が打線の援護を呼ぶかどうか。

試合が動いたのは5回裏。伏見のヒット、マレーロの二塁打で二・三塁のチャンスを作り、若月の当たりはライトへ。これがヒットとなりまず伏見が生還して1点先制。続くマレーロもタイミングはアウトだったが、上手くタッチをかわすプレーが出て2対0となる。これには一塁側、ライトスタンドのファンも大喜び。マレーロのホーム突入は栗山監督から「物言い」がついたが、軍配通りマレーロのホームインが認められた。昨年はホームランを打ちながらホームベースを踏み忘れたというので名前が広まったマレーロだが、この日は技ありの走りで見事にホームにたどり着いた。

山岡は味方の援護を受けた直後の6回表も無死一・二塁とピンチを迎えるが、中田をライナー、レアードを併殺で打ち取り得点を許さない。この6回の投球で試合の流れは完全にバファローズに向いたと思わせる。

バファローズ打線もこの日は山岡の粘りの投球に応えようと、6回裏一死一・二塁から小谷野がタイムリー二塁打で3対0、その後安達もレフトへのタイムリーを放ちこの回3点が入る。5対0、試合としては完全にバファローズ有利となった。

さすがのファイターズ打線もこの後は沈黙する。バファローズは7回に近藤、8回に黒木と、勝ち負け関係なく登板する印象がある両投手にこの日も託す。点差を考えると別の投手でもいいと思うのだが、福良監督はよほど思い入れがあるものと感じさせる。

8回裏にはマレーロの2点二塁打が出て7対0と、一方的な展開になった。バファローズの試合のナマ観戦で、ここまで打った試合というのは結構前までさかのぼる。やはり打ち勝つ姿というのは観戦して面白い。

7点差で迎えた9回表は、バファローズは4人目で澤田を投入。ファイターズもクリーンアップを迎えるが、なすすべもなく三者凡退。これで試合終了、結局7対0とバファローズが快勝である。ここまで一方的な試合というのも久しくナマで観ていなかったと思う。

この日は朝は大雨だったが、試合が始まる頃には雨も止み、試合も支障なく運んで行った。まさに、「雨のち晴れ」という感じである。ペナントレースはこの先もまだまだ続いて行くが、この1勝が、沈んでいたムードのチームに明るい光となってくれればいいなと思った。ヒーローインタビューの若いバッテリーも、また次の活躍を期待するところである。

次の観戦は4月末、「KANSAI CLASSIC」での「近鉄対南海」の復刻ユニフォーム試合を予定している。この対戦を両チームがどのくらいの差をもって迎えるのか、今から楽しみにしたいものである・・・。
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