まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第24回四国八十八所めぐり~いよいよ結願に向けて

2019年02月11日 | 四国八十八ヶ所
2016年の7月に京都三弘法(東寺、神光院、仁和寺)、四国第一番前札所(談義所十輪寺)、そして第1番の霊山寺から始まった私の四国八十八所めぐり。公共交通機関をベースとしてその中に歩きが入る(途中2回のレンタカー利用もあり)スタイルで、「夜の八十八所」やら、四国アイランドリーグの野球観戦も入れるということで、ガチの歩き遍路ではなかったのだが、これまでの回数を重ねてようやく残り3所となった。

さぬき市にある第86番志度寺、第87番長尾寺、そして結願所である第88番大窪寺の3つは「上がり3ヶ寺」と呼ばれている。何だかゴルフの「上がり3ホール」のようだが、88の寺の残り3つだからいよいよ大詰めの感じである。

時期をどうするかということだが、2月の3連休中の9~10日とする。寒い季節だがこの日にしたのは、1泊2日で回り、3日目は「オフ」とするため(もっとも、行くことを決めた後に3日目の11日に外での仕事が入ったため「オフ」にはならなかったのだが)、また4月30日で終わる「平成」のうちに結願後の高野山のお礼参りまで行うためである。

ちょうどこの3ヶ寺をさぬき市のコミュニティバスが結んでいる。「公共交通機関遍路」としてはこのバスを活用すれば1日で回ることができるのだが、さすがに最後ということもあるし、少しずつ結願への実感を楽しもうと、今回志度寺~長尾寺の7キロ、そして長尾寺~大窪寺の16キロは歩こうと思う。ただ大阪からの移動を考えれば1日で歩いて戻るのは難しいようで、初日は志度寺~長尾寺、2日目に長尾寺~大窪寺と分ける。宿は高松市街に取ったため、今回キーとなるのはことでんの長尾線ということになる。

2月9日、朝の湊町バスターミナルから6時55分発のバスに乗り込む。四国めぐりにあたってこのバスターミナルも何度も利用したが、いよいよ最終回である。始発のJR大阪駅から乗ってきた客も含めて車内はほぼ満席である。

この週末は北日本に「史上最強」の寒波が来たとニュースになっていたが、関西から四国にかけてはこの時季らしい真冬の寒さである。そのせいか外もどんよりした雲が広がる。雨が降らないことを祈るばかりだが・・・。

連休だが阪神高速の渋滞もなく、順調に明石海峡大橋を渡り淡路島へ。室津パーキングエリアもほとんど混雑していない。

鳴門海峡を渡り、高速近くにある第1番霊山寺の境内も見る。思えば四国めぐり初日は7月、30度を軽く超える暑さだった。その時は暑さにやられた感じで、2日目の途中でギブアップしたことも思い出す。

香川県に入り、各停留所で少しずつ下車客がある。その一つに高速志度がある。遠くに志度寺の五重塔が見えるが、今回はいったん高松市街まで行き、その後でこのバス停近くの道路も歩く予定だ。

途中の渋滞がなかったためか定時より15分ほど早く走行しているようだ。高松市街に入り、これまでなら終点高松駅まで乗っていたが、10時前、一つ手前の県庁通で下車する。ことでんのターミナルである瓦町駅に近いためである。この日の宿も瓦町駅と高松駅の中間地点である。

バス停の前は中央公園ということで、像が立つ菊池寛、そして水原茂、三原脩の両監督像に挨拶?して、結願に向けての無事を誓う。これから出発である・・・。
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