2022年も残りわずか。今年もさまざまな暗いニュースが相次ぎ、その一方でスポーツの明るい話題に心安らぐという世相だったように思う。私としては今季一番うれしかったニュースは、やはりオリックス・バファローズのリーグ連覇、そして日本一である。それで充分である。
さて、2022年~2023年の年越しをどうするか。昨年は九州西国霊場めぐりで久留米を訪ね、新門司港からの名門大洋フェリーに揺られて船内で新年を迎えた。翌朝、大阪南港に入る手前で雲の上越しに初日の出を見ることができた。
今年はどうするか。当初は、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの続きを考えていた。前回11月に北九州を回っており、続きは中津から宇佐、別府にかけてである。この九州八十八ヶ所だが、六郷満山と呼ばれ多数の寺院を有する国東半島の中に札所がないのも特徴だ。宇佐神宮近くの大楽寺の次は杵築の光明院である。まあ、六郷満山は天台宗の実践の場として開かれた霊場であり、真言宗で、しかも今から40年ほど前に光られた札所めぐりとしては、そこはスルーしたことがわかる。
年末に大分県の豊前から豊後にかけての区間を回り、別府からフェリーに乗るか、あるいは新門司まで戻ってフェリーに乗るか、いずれにしてもフェリーで新年を迎えようと、それぞれの便の予約をしていた。最終的に片方に決めて、片方はキャンセルするのだが・・・。
そんな折、大学の同窓生から久しぶりの連絡。以前は年に1回は忘年会と称して集まっていたものだが、コロナ禍になったし、私がその渦中に広島に移ったものだから顔を合わす機会もなかった。第8波で感染者が増えているというものの、世の中はさまざまな活動が元に戻りつつあることから、久しぶりに忘年会を開くとの知らせである。といっても大規模なものではなく、幹事役の彼が声をかけた中で8人の集まりとなった。
なお、集まるのは12月30日だという。私の予定では九州にいるはずだったが、せっかくのお誘いなので前倒しで広島から直接大阪に戻ることにした。そして忘年会を楽しみ、31日と元日は関西での神仏霊場めぐりということにした。大阪の実家に戻れば・・ということも考えたのだが、実家の事情で私が泊まることが難しく、年が明けてから昼間に顔を出すことで決まった。ということで正月期間中はどこか宿で過ごすことになる。
前回、高野山で行ったあみだくじの結果、目的地は京都の泉涌寺と決まっている。30日は大阪への移動日、そして忘年会。そのまま宿泊し、31日に京都を訪ねることにした。泉涌寺とその周辺のいくつかの札所を回った後、あるところで宿泊である。そして元日は初日の出を見てから、今回あえて(あみだくじではなく自分の一存で)ある札所を目指すことにする。その場所がどこかは今は触れないが、ヒントとしては広島から見て札所の中では遠く離れたところである。そして2日に実家に顔出し、3日に広島に向けて移動ということになった(3日も、状況次第で神仏霊場めぐりの続きをするかもしれない)。
さて、どんな年末年始紀行になるやら・・・。