まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

松山駅前で岩盤浴と一献

2024年11月14日 | 旅行記G・四国

71年もの間、松山の玄関口として活躍した2代目松山駅のさよならイベントをのぞいた後、やはり松山に来たということで、駅前にある「伊予の湯治場 喜助の湯」に向かう。道後温泉の本館も改修工事を終えたし、NHKでは日曜夜にドラマ「坂の上の雲」の再放送もあることだし、市内電車に乗ってそちらに向かえばいいのだが(この日、それだけの時間はあった)、今回も駅近で落ち着くことに。

温泉じたいが道後温泉郷の最深部から湧き出ているものだし、さまざまな種類の浴槽やサウナもある。ニフティの温泉ランキングで2年連続中四国総合第1位というのをアピールしているが、地元の人たちで常に賑わっている。

四国八十八ヶ所めぐり以来何度か訪ねている「喜助の湯」だが、今回初めて岩盤浴のオプションをつける。入浴後、館内着に着替えて2階の「喜助の蒸」に向かう。薬石のほか、炭、薬草、ミストといった個性的なスペースで憩うことができる。なお、ミストについては30分ごとに時間を区切っての入れ替え制で、利用するにはタッチパネルで予約券を発行する必要がある。

さらに休憩スペースも充実。リクライニングシートもあれば、ゴロンと横になれるところも。土日祝日、一般料金で追加料金1000円で何時間でもいられるのはお値打ちである。さすがの道後温泉にも岩盤浴はないだろう・・。午前中の防予フェリーの桟敷席に続き、午後の岩盤浴でもしばらく横になって休む。

十分満足して「喜助の湯」を後にして、再びJR松山駅へ。ちょうど、大阪行きのJR高速バスが乗車受付中である。大阪までは約6時間の道のり、四国八十八ヶ所めぐりでも利用したなあ・・。グランドリーム車両と2代目駅舎の組み合わせを目に焼き付ける。そして最後にもう一度ホームへ。

時刻は17時、松山駅から少し歩く。駅の高架化とともにその役目を終えた踏切にも立ってみる。このたびの高架化は、駅の東西の行き来がスムーズに、活性化させることも大きな狙いとされている。

向かったのはマンションの1階にある「ぶらぶらある記」。今回日帰りにも関わらず、岩盤浴上がりとして松山駅近くで一献やってから広島に戻ることにした。一応、帰りのフェリーの時間から逆算して、17時の開店直後から入れば一人飲みの時間は確保できると踏んでのこと。ここも、四国八十八ヶ所めぐりで松山に宿泊した夜、一献したことがある。

まずはアサヒのエクストラコールド、そして松山では珍しいホッピーである。ちゃんと中、外と区別して出してくれる。

これに対峙するのは生け簀からすくったばかりというアジの造り。そしてじゃこ天もいただく。

他に名物は、今治流にカリカリに焼いた鳥皮、人気というだし巻き玉子。

これは愛媛料理ではないが、店頭に幟も出ていた馬刺しを注文。赤身とたてがみの組み合わせを贅沢にいただく。「馬刺しは松山に限る」と言ってしまいそうだった。

そして最後のご飯物をどうするか。松山といえば鯛めしだが・・・鯛の切り身を出汁とともにご飯にぶっかける漁師飯の宇和島流と、鯛の切り身(大がかりだとまるまる一尾)を一緒に炊き上げる東予流がある。そして松山市内であれば両方を味わうことができる。前回もそうだったが、今回も後者(メニューでは鯛釜飯)を選択。

それにしてもよく飲み、よく食った・・・。

このまま松山に宿泊できれば最高なのだが、連休最後の夜、明日は朝から仕事という中で広島に戻る。一応時計をチェックしながら一献していたので無事にこの日のうちに帰宅できると思うが・・・。

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