まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

完封負け

2017年03月09日 | ブログ
まあ、そういう日もある。

世間の現実とか評価とはそういうものだと思った次第。中にいただけなら気づかない。これまでの認識を改めなければ。

正直、怒っている。ただ、その矛先はどこにも向けることができない。誰の責任とかいうこともできない。それがもどかしいし、自分の無力を感じる。情けない。
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松井山手に新幹線?

2017年03月08日 | ブログ
敦賀までの開業は決定しているものの、その後がどうなるのかという北陸新幹線。敦賀から京都までのルートの候補も複数あったが、その中で小浜~京都ルートに決まった。若狭地方への利便性を図りつつ京都まで速くということで、21世紀版「鯖街道」とも言える。私としては、湖西線を有効に活用できないのかなと思っていたが。

そして、京都~新大阪のルートとして、東海道新幹線の北回りか南回りかが議論されていたのが、南回りで、途中JR学研都市線の松井山手に新駅を造るという方向になった。北回りより建設費は膨らむが、所要時間にほとんど影響せず、新駅の需要が期待できるとしている。

まあ、一時は舞鶴を経由しようなどという案があったことに比べれば、この「寄り道」はありかなと思う。京都南部、また枚方あたりの客を取り込もうというのも、発想として悪くはない。新駅の利用者が皆北陸に行くのでないにしても、京都乗り換えで名古屋、東京とつながるとか、JRが不利な奈良へのアクセス改善につながるかもしれない。それには学研都市線の複線化も必要だと思うが。

北陸新幹線の大阪開業は今から約30年後、私も生きているかどうかという先のことである。その頃にはリニア新幹線もあり、交通環境も変わっているだろう。そうすると、速さだけを求めてノンストップにするのではなく、新駅を造っておくのも一つかと思う。北陸新幹線に速達性を求める利用客(1分1秒を争うという意味で)はほとんどいないと思う。

私としては、北陸新幹線開業によりJRから切り離される在来線、第三セクター線のほうが気になるのだが・・・。
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マニー・ラミレス来日

2017年03月07日 | プロ野球(独立リーグほか)
WBCが開幕。日本代表はキューバとの初戦を迎えたが、何やかんやで日本がリード。これでWBCに力を注いでいるTBS、テレビ朝日は絶叫中継を繰り返すのだろう。

さて、そんなWBC開幕の中、今季四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスに入団することになったマニー・ラミレスが来日した。ほんまに来たんやという感じである。メジャー19年で通算555本塁打、打率.312という大物。ただ一方でアメリカでは「ちょっと変わったヤツ」のような扱いだったり、台湾プロ野球も経験するなど、つかみどころがない。日本のNPBではなく、四国の高知に来たというのも驚きである。メジャーリーガーの変なプライドとかいうのではなく、野球を楽しみたいというコメントがその通りであることを期待したい。

今季新たに滋賀、栃木の2球団が加わったBCリーグに比べて、四国アイランドリーグは縮小傾向なのかなということを以前に書いたことがある。ただそれは誤りで、国際試合も多くこなすなど、地域密着にプラスアルファした興行や選手強化を行っている。このたびのラミレス入団もその成果の一つである。

・・・それはさておき、もうしばらくするとアイランドリーグの公式戦日程が発表されると思うが、高知市内での試合スケジュールが気になる。これまでの記事でも触れたが、四国八十八所めぐりの中でアイランドリーグ観戦を盛り込もうという気持ちがある。5月の連休時に高知市内を訪れる予定なのだが、野球はどう絡むか。その時に高知市内での公式戦があるか。今季はラミレス人気で、当日ふらりと行って入場できるものかどうか。次の高知行きの楽しみであり、心配事でもある・・・・。
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がんばれWBC・・・バファローズも。

2017年03月06日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
昨日5日は恒例の社内ゴルフコンペ。成績は毎度のことながら「幹事枠」でお目こぼしをいただくというものだが、たまに「レフトスタンドへのホームラン」や、「隣のホールのフェアウェイをキープ」という荒技が出るようでは。

夕方の中国道を大阪方面に戻るので渋滞したが思っていたほどひどくなく、比較的早く帰宅できた。そのため、大阪で行われていたバファローズ対日本代表(侍ジャパンという言い方は好きではないのでこの記事ではしない)の中継を試合開始から見ることができた。バファローズファンとしては、ベストメンバーに近い選手たちが日本代表相手にガチでぶつかってどのような試合をするかが楽しみだった。

試合展開は、最初に日本代表先発の藤浪の乱調につけこんで先制、さらに吉田正がバットを折りながらレフト前に落としたタイムリーで計2点。日本代表は鈴木の3ラン(昨年の交流戦での3試合連発を思い出す)で逆転するが、バファローズも若月のタイムリーで同点として最終回へ。最後は秋山の代打タイムリーで勝ち越し、日本代表がWBC直前の試合を何とか白星で飾った。

直前の試合を白星で飾ったが、小久保監督もまだまだ不安なところがあるだろう。組み替えた打順は機能したと言えるかどうか。まあ、一次リーグは地力を出せば通過は間違いないと思うが、もし課題があればリーグ戦の中でも修正しておくことがその次の勝敗を分けると思う。「シリーズ男」が出てくるか。日本代表のスポンサー企業に勤めている一員としても期待している。

一方、ファンとしてバファローズに目を向ければ、吉田正、ロメロ、T-岡田のクリーンアップはなかなか面白いように感じた。また投手は金子~近藤~澤田~ウエストの順だったが、顔見せ登板の金子は別として、他の投手はいわゆる「初物」である。福良監督がぶつけたのか、小久保監督がお願いしたのかわからないが、WBCともなれば、データがほとんどない投手との対戦が続く。それにどう対応するかのテストもあったのではないかと思う。前の阪神戦もそんな感じではなかったか。その中で、澤田の存在感は結構あった。これからの起用が楽しみである。ウエストは、この試合だけで決まるわけではないがシーズンはどうだろうか。後は、忙しいが3月にオープン戦に行くことにしたのでまた観てみよう。

・・・この試合、最初はテレビ朝日系列の地上波中継を見ていたが、私には日本代表ばかり取り上げられるのは面白くないし(バファローズを黙殺)、中居正広さんの解説も聞きたくないので(別に選手たちをディスっているわけではない)、チャンネルを替えた。それはCSのJSports。バファローズ戦でおなじみの大前アナに、解説は野村弘樹と多村仁志の両氏という組み合わせだが、日本代表だけに偏るのではなくバファローズ側もきちんと紹介していたし、放送全体が落ち着いていた。地上波各局(といってもテレビ朝日とTBSばかりだが)がやたら日本代表の感動ばかりを押しつけてくるのは、根底はある種の言論統制、それこそ「安倍首相がんばれ」の学校法人と同・・・いや、何でもない。

これから始まるWBC、ここはぜひ感動押し売りの地上波ではなく、ありのままを伝えるCS中継で・・・!
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第6番「壺阪寺」~西国三十三所めぐり2巡目・11(春を前にした参詣)

2017年03月03日 | 西国三十三所
壺阪寺の拝観受付に向かう。「歩いて来はったん?」と驚いた顔をされる。それでも途中高取の城下町を通って来たと話すと納得した表情になる。「雛祭りは3月からやけど、もうなんぼか出てますやろ」と。ちょうど冬から春に季節が変わろうかという時季ならではの言葉である。

どうしても前の時と比べてしまう。前に開いていてさまざまな仏像や寺宝が見られた大講堂の扉は閉まっているし、前に行われていた本尊の御身拭いもない。やはりシーズンオフなのだなと思う(まあ、これが普通で前が特別だったのだろうが)。それでも参詣者はそこそこいるし、入口に観光バスが停まっていたから西国巡拝のバスツアーの団体が訪れているようだ。

壺阪寺といえば石造りの仏像のイメージがある。その数の多さ、スケールの大きさは、西国札所の一つというよりも珍スポットとして紹介されるほどである。これは寺とインドとの積極的な取り組みの賜物で、石もインドから贈られたものである。また、お里沢市の伝説にもあるように眼病治癒には力を入れている。境内の一角にある全盲の方向けの養護ホームとか、眼鏡供養とか。西国を一巡した中で、壺阪寺はそうした面ではもっともアクティブな札所ではないかと私は思う。

八角本堂に向かう前に目につくのが、この石灯籠。この方、ちょうど一年前は連日テレビのワイドショーを賑わせてなかったかと思う。灯籠は平成13年の寄贈とあるから都知事の時ではないが、その頃には政治の世界に入っていたのかな。まさかこの灯籠の費用を政治資金で落としたとは思わないが。それにしても、今の東京都は小池知事の下で五輪や豊洲の問題が取り上げられているが、この舛添さんというのはきれいに忘れ去られたなと思う。ことは舛添さんの政治資金よりも大きな中身で、本人も内心ほっとしているのではないかな。

八角本堂に入り、本尊の十一面千手観音を前にお勤めする。今回は御身拭いはできなかったが、この本尊は常に開いているのが良い。これも壺阪寺のアクティブポイントだと思う。撮影の是非は置いとくとして・・・。

参詣を終えて朱印をいただく。納経所には行列ができている。二つの窓口の一つが団体対応につきっきりで、実質一つしかない。ただそれ以上に参詣者が多いのだと思う。それは、西国三十三所草創1300年というのも関係しているだろう。今年に入り、各札所のオリジナルの朱印(というよりスタンプ)を納経帳に押すイベントが始まっている。壺阪寺のは眼鏡のイラストがあしらわれている。

一応朱印とセットで押すとポスターにあったし、先に並んでいた人たちももれなく押してもらっている。私の番になり、先達用の巻物型の納経帳を出したのだが・・・返されたのをよく見ると眼鏡のスタンプはなかった。全て押すのでは?と訊いてもよかったのだろうが、寺の人も次々に客が来て忙しそうだったのでそのままにした。スタンプのことくらいで文句を言っても仕方ない。私のだけ飛ばしたり、忘れたりということはないだろう。先達用の納経帳はスペースが狭く、スタンプを押す場所がないからなのかなとか、「納経軸や白衣は対象外」とあったからそれに準じたのかなとか、理由はあるはずだ。またそれが壺阪寺だけなのか他はどうなのか。どなたかご存じの方がいらっしゃれば。

この後は高さ20メートルの大観音像のエリアなど回り、入口に戻る。つぼさか茶屋も本日休業のようで、やはりまだ冬なのだなという感じがした。あと数日待てば3月となり、高取の城下町では雛祭りが開かれ、壺阪寺でも春の行事があるというのに・・・。

どうせ行くならベストの時季に行きたいところだが、そうもいかない。まあ、この日は元々「青の交響曲」に乗ることから出かけたのである。それでいいではないかと、やって来た最終バスに一人揺られながら思うのであった・・・・。
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第6番「壺阪寺」~西国三十三所めぐり2巡目・11(城下町の雛祭り)

2017年03月02日 | 西国三十三所
早いもので今年も3月に入った。野球の公式戦のチケットも発売開始となり、今年は何試合行けるかなというところである。毎年の楽しみであるバファローズ対カープの交流戦は、平日ナイターで広島開催だから今年は行けないか。

後は、独立リーグの日程も待たれる。四国八十八所めぐりとも絡ませるし、一方では滋賀の新球団の試合も一度はどんなものか行きたい。

さて、話は吉野行きの帰りに壺阪寺に行ったこと。前回は朝から家を出て、壺阪寺の奥にある日本三大山城の一つである高取城跡まで上った。その帰りに、奥の院にあたる五百羅漢を通って壺阪寺に着いた。今回は駅からバスで行くつもりでいた。しかし、バスの待ち時間が20分以上ある。かと言って次の急行(特急ではなく)だとバスが出た直後に着く。ちょっと中途半端だ。

こうなると、駅から寺まで歩いてみようかとなる。4キロあまりだが、寺の手前は結構急な坂だったと思う。まあ高取城跡を意気を切らしながら上ったのに比べればましなのだろうが。それを少しでも楽に感じようというのに思いついたのが、高取の城下町を歩くこと。これなら途中までは町歩き、後半だけ坂歩きとなって気分的に楽になる。

駅に雛人形が飾られている。3月1日~3月31日、高取では「町家の雛めぐり」が行われる。この記事を書いている時はもう始まったわけだが、現地に行ったのは2月26日。何とも惜しいタイミングである。まあ、雛人形はなくても、高取の町家の風情は前に歩いた時に悪くなかったので、ともかく歩くことにする。

祭りは3月からだが、3日後ということですでに準備は進んでいるようだ。駅の雛人形もそうだし、駅前の食堂のショーケースにも飾られている。国道の交差点に見学スポットの表示があるが、これをたどると着くのは人形店。まあそりゃあ、店内に雛人形はいくらでもあるが・・・。

城下町の中心である土佐町に向かう。その昔、土佐の国から役務で連れて来られた人たちが、国に帰ることができずにこの地に住むことになったことから名前がついたところである。駅から歩いて町の入口に入ったところの空き地に巨大な人形が飾られていた。近鉄で来た見物客が最初に来るであろう場所。ちょうど設置したばかりのようで、地元の人たちが周りに集まっていた。

これから通りを歩く。ふと思い出すのが、前回来た時には町家のかかし祭りをやっていたということ。民家の軒先や空き地にかかしが並び、漫画のキャラクターをモデルにしたものもあった。まずはかかしを見つつ、高取の山城に上っていった。それが今度は雛人形。季節が対照的なのにうなるのだが、それ以上に、高取の町の人たちの遊び心のようなものを感じる。雛人形とかかしのイベントは高取の春秋の風物詩として定着しているのではないかと思う。

祭り期間前だが、あちらこちらの軒先を彩る人形たちが心を和ませてくれる。三人官女がメイドカフェのような感じで飾られているのもあったり。

町の四ツ辻があり、直進すれば高取城跡に向かうが、ここは一度右に曲がる。壺阪寺への参道に通じる。途中、「壺阪霊験記」に登場する盲目の沢市と、その妻のお里の墓がある。高取の城下町に住んでいたそうだから、今も家が残っているのかな。

元々の城下町の家々は、殿様の行列を見下ろすことのないよう、多くは平屋で2階建ての家も2階は屋根裏部屋のような造りだった。今もその名残はあるし、建て替えられた家も景観に配慮するよう決められているそうだ。

そんな町並みも途切れ、壺阪寺の参道である県道に出る。少しずつ勾配が急になり、S字カーブが続く。四国の遍路ころがしに比べればまだ楽だが、それでも息切れする。ちょっと身体がなまっているかな。そんな中をタクシーが何台も追い越していく。バスは本数が少ないし、タクシーでもそれほど料金がかからない(グループで割り勘ならなおのこと)ところである。

結局駅から1時間ほどで寺の駐車場に着く。帰りの16時05分発のバスがこの日の最終便である。時間は1時間、まあ、前にも来ているし十分あるところで・・・。
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