ショック!突然のニュースに、ウソやろ~!?と、しばらく呆然唖然。
松岡大臣の自殺も驚いたけど、それ以上に衝撃を受けたのが、ZARDの坂井泉水の事故?死。子宮ガンで闘病中だった、という事実にも驚愕。
私が遊び盛りの頃、カラオケの定番は、小室系とビーング系。私は専ら後者。ZARDもガンガン歌ってました。こないだのGWも、「負けないで」とか「マイフレンド」とか熱唱したばかりだったのに...
マスコミ露出がないことが売りの一つだった坂井泉水が、まだTV出演していた頃、Mステで初めて彼女を観て、うわっすげー美人!誰!?と目を奪われたことは、今でも鮮烈に覚えてます。
死因も謎めいてるし、最期までミステリアスなイメージを保ったまま、消えてしまったなあ。今はただ、ご冥福を祈るだけ...
「シティ・オブ・ゴッド」
発展途上国の無法・紛争ものにハマっているmy sister M子が、超おすすめ!と貸してくれた作品。何年か前のアカデミー賞で候補にあがるなど、高く評価されてたので興味はあったけど、なかなか観る機会がなく、やっと鑑賞。
ブラジル・リオデジャネイロにある、“神の町”と呼ばれる貧民街。そこは、子供や若者たちによる強盗・殺人・麻薬売買が横行する死と暴力の無法地帯だった!
ひえ~!び、びっくり!こ、こんなん実話だなんて、信じられない!ていうか、信じたくない!怖い~!ひどい~!
年端もいかぬガキンチョどもまで、ピストルもって武装。ガンガン殺しまくる!もう、気にくわねえ!ってだけで、バン!あまりにも平然と、蚊でも殺す感覚で簡単に人を殺すところに、ゾゾゾ!やられる前にやる!やられたらやり返す!それが掟!な街、絶対住みたくない~!香港やニューヨークどころじゃない。まさに、屍累々なヴァイオレンス&アナーキーな地獄!北斗の拳も真っ青!
あまりといえばあまりなヒドさなんだけど、不思議なことに、そんなに悲惨な感じじゃない。そこが、この映画の独特さ・面白さです。暴力地獄を支配する若いギャングたちが、悲壮でありながら、それを楽しんでいるかのような様子が、怖いけど生き生きとしていて、微笑ましくさえなってしまうほど。渦巻く非道な暴力が、すごく軽快なポップ感で描かれてるのです。ノリノリでKill you♪みたいな。福山雅治の歌じゃないけど、Gang★みたいな。音楽や構成、編集もユニークで、ワイルドだけど才気にあふれてます。
若者たちの抗争劇は、より過激になった「仁義なき戦い」です。日本のヤクザ映画のように、ギャングメンバーのキャラが、それぞれ個性的かつ魅力的です。
街を牛耳る最凶ボス、リトル・ゼが強烈。ガキんちょの頃から、トンでもない外道っぷり。ヤバすぎる狂犬。でも、何か憎めない不思議なキャラ。誰もが恐れる悪の王様なのに、ブサイクなので女には相手にされず、マスコミは敵方の男前を優先的にフォーカス、そのことに劣等感を抱いてイライラしてるところとか、いじらしい。親友で右腕的存在のベネへの屈折した友情も、哀れ。恋人ができ、引退しようとするベネに、こんな売女となんか行かせねえ!とダダをこねるところとか、微かにmy YAOIレーダーがビビビ!
人望ある穏健派、メガネのベネくんが、かっこかわいいです。せっかく足を洗おうとしてたのに、ああ~彼を喪ったせいで、ますますコワレていくリトル・ゼの狂いっぷりが、怖い...
主人公で語り部のブスカペも、なかなか味のある少年。ギャングと否応なく関わってしまいつつ、上手に距離を置いて観察してるところとか、したたかで賢い。憧れの女の子とエッチして童貞を捨てるはずだったのに、彼女ったらベネくんとラブラブになっちゃって、ガックリ。俺も悪くなってやる~!と強盗しようとしても、襲おうとした人はみんな良い人ばかりで、結局仲良くなってばかりで何もできない。あと、自分の撮ったリトル・ゼの写真を新聞に勝手に載せられ、殺される~とビビってたら、当のリトル・ゼはアホみたいに大喜びしてた、とか。
そんな笑えるエピソードとか、ギャングだけどやっぱ少年なんだよなあ、と思わせる無邪気な言動とかが、残酷無残さと混ざり合っていて、単なる暴力映画とは一線を画しています。
とはいえ、やっぱ悲惨すぎる内容。どんな理由があれ、暴力には暴力の報いが返ってくる因果応報に、ラストまで戦慄させられます。
松岡大臣の自殺も驚いたけど、それ以上に衝撃を受けたのが、ZARDの坂井泉水の事故?死。子宮ガンで闘病中だった、という事実にも驚愕。
私が遊び盛りの頃、カラオケの定番は、小室系とビーング系。私は専ら後者。ZARDもガンガン歌ってました。こないだのGWも、「負けないで」とか「マイフレンド」とか熱唱したばかりだったのに...
マスコミ露出がないことが売りの一つだった坂井泉水が、まだTV出演していた頃、Mステで初めて彼女を観て、うわっすげー美人!誰!?と目を奪われたことは、今でも鮮烈に覚えてます。
死因も謎めいてるし、最期までミステリアスなイメージを保ったまま、消えてしまったなあ。今はただ、ご冥福を祈るだけ...
「シティ・オブ・ゴッド」
発展途上国の無法・紛争ものにハマっているmy sister M子が、超おすすめ!と貸してくれた作品。何年か前のアカデミー賞で候補にあがるなど、高く評価されてたので興味はあったけど、なかなか観る機会がなく、やっと鑑賞。
ブラジル・リオデジャネイロにある、“神の町”と呼ばれる貧民街。そこは、子供や若者たちによる強盗・殺人・麻薬売買が横行する死と暴力の無法地帯だった!
ひえ~!び、びっくり!こ、こんなん実話だなんて、信じられない!ていうか、信じたくない!怖い~!ひどい~!
年端もいかぬガキンチョどもまで、ピストルもって武装。ガンガン殺しまくる!もう、気にくわねえ!ってだけで、バン!あまりにも平然と、蚊でも殺す感覚で簡単に人を殺すところに、ゾゾゾ!やられる前にやる!やられたらやり返す!それが掟!な街、絶対住みたくない~!香港やニューヨークどころじゃない。まさに、屍累々なヴァイオレンス&アナーキーな地獄!北斗の拳も真っ青!
あまりといえばあまりなヒドさなんだけど、不思議なことに、そんなに悲惨な感じじゃない。そこが、この映画の独特さ・面白さです。暴力地獄を支配する若いギャングたちが、悲壮でありながら、それを楽しんでいるかのような様子が、怖いけど生き生きとしていて、微笑ましくさえなってしまうほど。渦巻く非道な暴力が、すごく軽快なポップ感で描かれてるのです。ノリノリでKill you♪みたいな。福山雅治の歌じゃないけど、Gang★みたいな。音楽や構成、編集もユニークで、ワイルドだけど才気にあふれてます。
若者たちの抗争劇は、より過激になった「仁義なき戦い」です。日本のヤクザ映画のように、ギャングメンバーのキャラが、それぞれ個性的かつ魅力的です。
街を牛耳る最凶ボス、リトル・ゼが強烈。ガキんちょの頃から、トンでもない外道っぷり。ヤバすぎる狂犬。でも、何か憎めない不思議なキャラ。誰もが恐れる悪の王様なのに、ブサイクなので女には相手にされず、マスコミは敵方の男前を優先的にフォーカス、そのことに劣等感を抱いてイライラしてるところとか、いじらしい。親友で右腕的存在のベネへの屈折した友情も、哀れ。恋人ができ、引退しようとするベネに、こんな売女となんか行かせねえ!とダダをこねるところとか、微かにmy YAOIレーダーがビビビ!
人望ある穏健派、メガネのベネくんが、かっこかわいいです。せっかく足を洗おうとしてたのに、ああ~彼を喪ったせいで、ますますコワレていくリトル・ゼの狂いっぷりが、怖い...
主人公で語り部のブスカペも、なかなか味のある少年。ギャングと否応なく関わってしまいつつ、上手に距離を置いて観察してるところとか、したたかで賢い。憧れの女の子とエッチして童貞を捨てるはずだったのに、彼女ったらベネくんとラブラブになっちゃって、ガックリ。俺も悪くなってやる~!と強盗しようとしても、襲おうとした人はみんな良い人ばかりで、結局仲良くなってばかりで何もできない。あと、自分の撮ったリトル・ゼの写真を新聞に勝手に載せられ、殺される~とビビってたら、当のリトル・ゼはアホみたいに大喜びしてた、とか。
そんな笑えるエピソードとか、ギャングだけどやっぱ少年なんだよなあ、と思わせる無邪気な言動とかが、残酷無残さと混ざり合っていて、単なる暴力映画とは一線を画しています。
とはいえ、やっぱ悲惨すぎる内容。どんな理由があれ、暴力には暴力の報いが返ってくる因果応報に、ラストまで戦慄させられます。