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ニューヨークで恋人のアンナと同棲中の弁護士ウォルターは、突然アパート退去を余儀なくされる。格安で手に入れた郊外の邸宅に、二人は嬉々として引っ越すが…
「ビッグ」や「スプラッシュ」など、80年代に幼い私をときめかせたトム・ハンクス主演作。何度も同じこと言って恐縮ですが、80年代のトムは神カッコよさ神かわいさ!現在のハンクス氏は、すっかりハリウッドの重鎮、貫禄も恰幅もある偉いオヂサンになってしまってるけど、若かりし頃のトムは別人のようにスマートなイケメン。この映画でも、若いエネルギーあふれる、でもナイーブさに胸キュンなコメディアンぶりで、往年のトム・ハンクスファンにはたまらない一本です。
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可愛いけど、母性本能くすぐる系の可愛さではなく、かなり男らしいところもトム・ハンクスの魅力。ぐいぐいヒロインをリードし、俺に任せろ!と愛の巣改築に奔走・奮闘する頼もしい姿は、まさに理想の夫。ヒロインとのスウィートなイチャイチャシーンも、トム・ハンクスみたいな恋人にあんな風に甘えたり甘えられたりしたい~と羨ましくなったり。ちょっと嫉妬深いところも、あの程度だったら素敵な恋愛のスパイスです。若い頃のトム・ハンクスに、元カレと寝たんだろ?どうなんだよ?と、ちょっとしつこく攻められてみたい。可愛いすぎるシーンはいっぱいあるのですが、いちばんキュンときたのはやっぱアンナの浮気告白にキレるシーン。告白を聞いてる時の寝ぼけ顔が、超可愛かった!可愛いといっても、僕カワイイデショ?な気色悪い男ぶりっこ系ではなく、大真面目で神経質、ちょっと悲しそうなところが、トム・ハンクス独特の可愛さです。たまに顔が、ちょっと妻夫木聡に似て見てた。
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とんでもない欠陥住宅に、ひどい目に遭いまくるトム・ハンクスが可哀想で可愛い!アホでマヌケなシーン満載で笑えます。絨毯に沈んで動けなくなるシーンと、ションベン小僧にションベンひっかけられるシーンが特にアホ可愛かった。トム・ハンクスの、キレた時の怒鳴り声も好きです。大激怒してるんだけど、すごい滑稽で笑えるんです。気分が落ち込んだ時は、トムを怒らせてみたいと思わせる独特さ、可愛さ。あと、階段が崩落してショックのあまり笑いだすトム・ハンクスの笑い声が、すごい変で笑えます。
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トム・ハンクスと降りかかる災難との死闘は、さながらアクション映画。もちろんスタントも使ってたんだろうけど、激しく柔軟に動き回る丈夫さ元気さも、今のハンクス氏にはない魅力。それにしても…あんな欠陥住宅、ありえない~!壊れたり崩れたり漏れたり爆発したりetc.手を変え品を変えウォルターとアンナに襲いかかってくる欠陥は、まるでアトラクションみたいで楽しかったけど、フツーならあんな家には一日たりとも暮らせませんよ。命がいくつあっても足りんわ。ウォルター&アンナ、よく死なずに暮らせたな~。ていうか、出ていこうと全然しなかったのが驚異でした。あの前向きさとノーテンキさ、バイタリティはまさにアメリカ人です。
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うますぎる話、安すぎるものには何か裏がある、すぐに飛びついてはいけない。まず疑って慎重にならねばと、あらためて思いました。ウォルターってば弁護士のくせに、迂闊すぎ!日本でも今、欠陥住宅が社会問題となってるので、笑いごとではないテーマではありました。
ヒロインのシェリー・ロングも、ファニーフェイスでチャーミングな好演。脇役も、みんな調子がよくてノーテンキで、いかにもアメリカン。ウォルターの顧客の金持ちのガキとか、大工軍団がいい味だしてました。ラストに判明する、ウォルターに欠陥屋敷を売りつける老女(名女優のモーリン・ステイプルトン)の正体にニヤリ。よくあんな家で暮らせてたな~と不思議だったので、なるほどと納得。ウォルターとアンナの髪型や服装、携帯やネットもない環境、ダイヤル電話とかのアイテムに、80年代ノスタルジー。この映画のプロデューサーは、トム・ハンクスとのコンビ作も多いスティーヴン・スピルバーグ監督。二人の最新作「スパイ・オブ・ブリッジ」も楽しみ。
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↑80年代のトム・ハンクスは、私の洋画初恋男。カッコカワイかったな~
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