地震発生から早や十日あまりが経ちました...
あらためて自然の猛威の恐ろしさを思い知りましたが、無力感と絶望感に打ちひしがれてばかりもいられません。人間は弱い、でも逞しい生き物。悲しみや困難の中でも、復興に向けて立ち上がろうとしている被災者の方々の不屈の姿に、私たちも勇気づけられます。
一日も早く、被災地に安全と安心が戻り、明るい春が来ますように...
私も自分を奮い立たせるつもりで、ブログを再開することにしました。
「わたしを離さないで」
カズオ・イシグロの小説の映画化。
イギリスの田園地帯にある寄宿学校ヘイルシャムで、世間から隔絶され育てられる少年少女たち。彼らには、ある過酷な使命が課せられていた。キャシー、ルース、トミーの3人も静かにそれを受け入れながら、恋と友情に揺れる日々を送るが...
原作小説を読み終わった後は、しばらく深い余韻に浸ってしまいました。美しく哀切なオブラートに包まれた恐ろしい謎に惹き込まれ、運命と青春の儚さと輝きに感動しました。
思い入れのある小説の映画版、いつものように楽しみであり不安でもありました。小説では、ヘイルシャムの真実は巧みにぼかされていて、そこが魅力的なミステリーでもあったのですが、映画はすぐにネタバレしてたのでアレレッて感じでした。波乱万丈!アクション満載!って内容ではないので、ハリウッド大作が好きな人は静かな展開&ムードに、かったりぃ~と眠ってしまうかもしれません。私も何度か睡魔に襲われましたでも、イギリスの田園や海辺の風景は、眠い目を洗ってくれる清冽な美しさ。演出や演技よりも、瑞々しく淡い映像が、哀しく美しい物語を如実に語っていたような気がします。ドラマティックかつ悲しい音楽も胸を打ちます。
キャシー、トミー、ルースの関係を、映画では解かりやすいトライアングルラブにしてたような。待ち受ける運命の前で、世間一般的なフツーの恋愛なんかしていられない3人の、悲しい風変わりな愛の形を映像で表現するのは、やっぱ難しいんだろうなあ。
キャシー役のキャリー・マリガンの、運命を静かに見つめる慈愛に満ちたまなざしと表情、柔らかな強さが印象的でした。美人ではないけど、親しみやすい愛らしさが。将来は可愛いオバチャンになりそう。
ルース役のキーラ・ナイトレイは、うう~ん。彼女、顔がだんだんキモくなっていってる?ルース役に健康的な明るさなんて必要ないけど、キーラのクスリ系っぽい病み顔は異様。彼女の最期の顔、怖すぎ!ほとんどホラーだった。
トミー役は、「ソーシャル・ネットワーク」や新スパイダーマンなど、今や映画界期待の若手男優となったアンドリュー・ガーフィールド。
すご~く繊細でナイーブで薄幸そうで、守ってあげたい助けてあげたいという母性本能をくすぐりながらも、こっちが求めれば優しさと強さで包みこんでもくれそうな男らしい優しさもあるところが、アンドリューくんの魅力でしょうか。原作を読んでる間は、トミーは某韓国男優をイメージ(イギリスの話なのに)してたのですが、アンドリューくんも悪くなかったです。前半の長めの髪も、後半の坊主頭も可愛かった。発情したゾンビ女のキーラにベッドで犯される?シーンの彼の、まったく気持ちよさそうじゃない苦悶に満ちた表情に萌え~
イギリス人にしては濃い目で、かつキレイすぎず、イケメンだけどいい感じにブサイクも入ってるところが、私好みの男なアンドリューくんです。
トミーの少年時代を演じてた子役が、超可愛かった!
それにしても。ヘイルシャムのようなことが実際にも起こっているのでは、と考えると戦慄せずにはいられません。残酷で非道な運命に抗わず、静かに使命をまっとうしようとするキャシーたちの姿を見て、ありえねー!と一蹴できないものがある。誰かの命には誰かの死が、誰かの幸福には誰かの不幸が。誰かの犠牲の上に成り立っているかもしれない生命や幸せも、この世にはいっぱいあふれているのでしょう...
スパイダーマンシリーズは、ジェームズ・フランコが退場したのでもう観ることはないと思ってたけど...苦手なトビマグも退場、その後釜に座ったのは要チェキのアンドリューくん!ということで、俄然たのしみに♪
あらためて自然の猛威の恐ろしさを思い知りましたが、無力感と絶望感に打ちひしがれてばかりもいられません。人間は弱い、でも逞しい生き物。悲しみや困難の中でも、復興に向けて立ち上がろうとしている被災者の方々の不屈の姿に、私たちも勇気づけられます。
一日も早く、被災地に安全と安心が戻り、明るい春が来ますように...
私も自分を奮い立たせるつもりで、ブログを再開することにしました。
「わたしを離さないで」
カズオ・イシグロの小説の映画化。
イギリスの田園地帯にある寄宿学校ヘイルシャムで、世間から隔絶され育てられる少年少女たち。彼らには、ある過酷な使命が課せられていた。キャシー、ルース、トミーの3人も静かにそれを受け入れながら、恋と友情に揺れる日々を送るが...
原作小説を読み終わった後は、しばらく深い余韻に浸ってしまいました。美しく哀切なオブラートに包まれた恐ろしい謎に惹き込まれ、運命と青春の儚さと輝きに感動しました。
思い入れのある小説の映画版、いつものように楽しみであり不安でもありました。小説では、ヘイルシャムの真実は巧みにぼかされていて、そこが魅力的なミステリーでもあったのですが、映画はすぐにネタバレしてたのでアレレッて感じでした。波乱万丈!アクション満載!って内容ではないので、ハリウッド大作が好きな人は静かな展開&ムードに、かったりぃ~と眠ってしまうかもしれません。私も何度か睡魔に襲われましたでも、イギリスの田園や海辺の風景は、眠い目を洗ってくれる清冽な美しさ。演出や演技よりも、瑞々しく淡い映像が、哀しく美しい物語を如実に語っていたような気がします。ドラマティックかつ悲しい音楽も胸を打ちます。
キャシー、トミー、ルースの関係を、映画では解かりやすいトライアングルラブにしてたような。待ち受ける運命の前で、世間一般的なフツーの恋愛なんかしていられない3人の、悲しい風変わりな愛の形を映像で表現するのは、やっぱ難しいんだろうなあ。
キャシー役のキャリー・マリガンの、運命を静かに見つめる慈愛に満ちたまなざしと表情、柔らかな強さが印象的でした。美人ではないけど、親しみやすい愛らしさが。将来は可愛いオバチャンになりそう。
ルース役のキーラ・ナイトレイは、うう~ん。彼女、顔がだんだんキモくなっていってる?ルース役に健康的な明るさなんて必要ないけど、キーラのクスリ系っぽい病み顔は異様。彼女の最期の顔、怖すぎ!ほとんどホラーだった。
トミー役は、「ソーシャル・ネットワーク」や新スパイダーマンなど、今や映画界期待の若手男優となったアンドリュー・ガーフィールド。
すご~く繊細でナイーブで薄幸そうで、守ってあげたい助けてあげたいという母性本能をくすぐりながらも、こっちが求めれば優しさと強さで包みこんでもくれそうな男らしい優しさもあるところが、アンドリューくんの魅力でしょうか。原作を読んでる間は、トミーは某韓国男優をイメージ(イギリスの話なのに)してたのですが、アンドリューくんも悪くなかったです。前半の長めの髪も、後半の坊主頭も可愛かった。発情したゾンビ女のキーラにベッドで犯される?シーンの彼の、まったく気持ちよさそうじゃない苦悶に満ちた表情に萌え~
イギリス人にしては濃い目で、かつキレイすぎず、イケメンだけどいい感じにブサイクも入ってるところが、私好みの男なアンドリューくんです。
トミーの少年時代を演じてた子役が、超可愛かった!
それにしても。ヘイルシャムのようなことが実際にも起こっているのでは、と考えると戦慄せずにはいられません。残酷で非道な運命に抗わず、静かに使命をまっとうしようとするキャシーたちの姿を見て、ありえねー!と一蹴できないものがある。誰かの命には誰かの死が、誰かの幸福には誰かの不幸が。誰かの犠牲の上に成り立っているかもしれない生命や幸せも、この世にはいっぱいあふれているのでしょう...
スパイダーマンシリーズは、ジェームズ・フランコが退場したのでもう観ることはないと思ってたけど...苦手なトビマグも退場、その後釜に座ったのは要チェキのアンドリューくん!ということで、俄然たのしみに♪