うっひょおー!!!カープ、まさかまさかの、2試合連続でサヨナラホームラン勝ち!!前回のヤクルト戦での堂林に続いて、今夜のDeNA戦では梵がカッ飛ばしてくれました~!どちらも接戦の末だったので、よけい嬉しいですよね
今年のカープは、やっぱ何か違いますね。最初だけな尻すぼみにならないことを、I truly wish!
お松の英国大女優映画祭④
「鳩の翼」
20世紀初頭のロンドン。没落した中産階級の娘ケイトは、裕福なアメリカ人女性ミリーと親しくなる。病で余命いくばくもないミリーは、ケイトの恋人マートンにひそかな想いを寄せるようになる。それを知ったケイトは、ある企みを胸に秘め二人をヴェネツィアへと誘うが…
お金が欲しい。地位や名誉も欲しい。もちろん愛も欲しい。欲しい、欲しい!欲しい!!欲張りな生き物、それが女。でも、飽くなき欲望こそ、生きるため、美しく輝くための活力ともいえるでしょう。この「鳩の翼」のヒロインもまた、その貪欲さゆえに、映画の中で力強く魅惑的に成り得た女なのです。
ロンドンとヴェネツィアを舞台にした文豪ヘンリー・ジェイムズ原作、格調高い文芸作というきれいな装いをした映画なのですが、上品な包装紙をとれば、中身は現代のそこらに転がっている三面記事的なエグい内容で驚かされます。自分の恋人に、余命いくばくもない娘を誘惑・結婚させ、死んだら遺産を相続した男とよりを戻して…って、ぶっちゃけ結婚詐欺の話。ためらう男の尻を叩いて、冷徹に計画を実行しようとするヒロインを、ヘレナ・ボナム・カーターが力演しています。
ハリウッドや日本でも、お嬢様と呼ばれてる女優やタレントはあまたいますが…しょせん、業界人の娘、金持ちの庶民。実際に英国貴族の出であるヘレナ・ボナム・カーターこそ、映画界最高のお嬢様なのです。「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」etc.コスチュームプレイがオハコなヘレボナさん。時代劇の中では、さすがに水を得た魚のように活き活きとしています。
ハイソサイエティーの娘といっても、おっとり・なよやかでも慎ましくもない、勝気で情熱的な彼女のキャラクターは、かなり現代的でもあります。お金が欲しい!そのためには何でも利用する!でも、恋人の愛は失いたくない…という、身勝手な強欲さと切ない恋心に揺れるヒロイン像は、いい意味でも悪い意味でも、まさにオンナ丸出し!小柄で華奢だけど、眼光鋭く面構え不敵なヘレナ・ボナム・カーターは、狡猾さ・冷酷さの中に、嫉妬や悲しみ、そして不思議な優しさを見せる複雑なヒロインを、ヌードも辞さず存在感たっぷりに演じきって、アカデミー主演女優賞にもノミネートされました。
トンがった発言や略奪愛、パンクファッションなど、暴れん坊お嬢様だったヘレボナさん。ティム・バートン監督と結婚してからの彼女は、貴族出身?知るかそんなん!と言わんばかりな、すっかりキワモノ・イロモノ女優になってしまった感がありますが、それはそれで文芸もの時代以上に活き活きと嬉々としてて素敵です。
マートン役は、「司祭」のホモ神父役が強烈だったライナス・ローチ。いかにも英国の優しく愁いある紳士って風情が素敵です。ちょっとマシュー・マコノヒーを上品に草食っぽくした感じ?シャーロット・ランプリング、エリザベス・マクガバンなど往年の熟女優も好演してます。
古き佳きロンドンとヴェネツィアが、情緒たっぷりに美しく撮られていて、観光気分を味わえます。あ~恋人とゴンドラに揺られてみたいのお~。
生々しいオンナのサガ。それはいつの時代も不変であるということを、この映画も魅力的な形で描いています。それはそうと。私なんか、金ないし健康だし用心深いし、甘く切ない結婚詐欺の被害に遭う可能性ゼロ。それも何か悲しいというか、返って損してるような気がしないでもない…いい男に騙されてみたいものです♪
ちなみに「鳩の翼」は、80年代にフランスでも映画化されてます。ミリーがイザベル・ユペール!ケイトがドミニク・サンダ!という、何とも魅惑的な顔合わせ。観たい~!
今年のカープは、やっぱ何か違いますね。最初だけな尻すぼみにならないことを、I truly wish!
お松の英国大女優映画祭④
「鳩の翼」
20世紀初頭のロンドン。没落した中産階級の娘ケイトは、裕福なアメリカ人女性ミリーと親しくなる。病で余命いくばくもないミリーは、ケイトの恋人マートンにひそかな想いを寄せるようになる。それを知ったケイトは、ある企みを胸に秘め二人をヴェネツィアへと誘うが…
お金が欲しい。地位や名誉も欲しい。もちろん愛も欲しい。欲しい、欲しい!欲しい!!欲張りな生き物、それが女。でも、飽くなき欲望こそ、生きるため、美しく輝くための活力ともいえるでしょう。この「鳩の翼」のヒロインもまた、その貪欲さゆえに、映画の中で力強く魅惑的に成り得た女なのです。
ロンドンとヴェネツィアを舞台にした文豪ヘンリー・ジェイムズ原作、格調高い文芸作というきれいな装いをした映画なのですが、上品な包装紙をとれば、中身は現代のそこらに転がっている三面記事的なエグい内容で驚かされます。自分の恋人に、余命いくばくもない娘を誘惑・結婚させ、死んだら遺産を相続した男とよりを戻して…って、ぶっちゃけ結婚詐欺の話。ためらう男の尻を叩いて、冷徹に計画を実行しようとするヒロインを、ヘレナ・ボナム・カーターが力演しています。
ハリウッドや日本でも、お嬢様と呼ばれてる女優やタレントはあまたいますが…しょせん、業界人の娘、金持ちの庶民。実際に英国貴族の出であるヘレナ・ボナム・カーターこそ、映画界最高のお嬢様なのです。「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」etc.コスチュームプレイがオハコなヘレボナさん。時代劇の中では、さすがに水を得た魚のように活き活きとしています。
ハイソサイエティーの娘といっても、おっとり・なよやかでも慎ましくもない、勝気で情熱的な彼女のキャラクターは、かなり現代的でもあります。お金が欲しい!そのためには何でも利用する!でも、恋人の愛は失いたくない…という、身勝手な強欲さと切ない恋心に揺れるヒロイン像は、いい意味でも悪い意味でも、まさにオンナ丸出し!小柄で華奢だけど、眼光鋭く面構え不敵なヘレナ・ボナム・カーターは、狡猾さ・冷酷さの中に、嫉妬や悲しみ、そして不思議な優しさを見せる複雑なヒロインを、ヌードも辞さず存在感たっぷりに演じきって、アカデミー主演女優賞にもノミネートされました。
トンがった発言や略奪愛、パンクファッションなど、暴れん坊お嬢様だったヘレボナさん。ティム・バートン監督と結婚してからの彼女は、貴族出身?知るかそんなん!と言わんばかりな、すっかりキワモノ・イロモノ女優になってしまった感がありますが、それはそれで文芸もの時代以上に活き活きと嬉々としてて素敵です。
マートン役は、「司祭」のホモ神父役が強烈だったライナス・ローチ。いかにも英国の優しく愁いある紳士って風情が素敵です。ちょっとマシュー・マコノヒーを上品に草食っぽくした感じ?シャーロット・ランプリング、エリザベス・マクガバンなど往年の熟女優も好演してます。
古き佳きロンドンとヴェネツィアが、情緒たっぷりに美しく撮られていて、観光気分を味わえます。あ~恋人とゴンドラに揺られてみたいのお~。
生々しいオンナのサガ。それはいつの時代も不変であるということを、この映画も魅力的な形で描いています。それはそうと。私なんか、金ないし健康だし用心深いし、甘く切ない結婚詐欺の被害に遭う可能性ゼロ。それも何か悲しいというか、返って損してるような気がしないでもない…いい男に騙されてみたいものです♪
ちなみに「鳩の翼」は、80年代にフランスでも映画化されてます。ミリーがイザベル・ユペール!ケイトがドミニク・サンダ!という、何とも魅惑的な顔合わせ。観たい~!