「アレキサンダー」
マケドニア王アレキサンダーは、ペルシア王国征服を皮切りに、遥かなる東方遠征の旅へと出撃するが…
「プラトーン」「7月4日に生まれて」など、ベトナム戦争もので名を馳せたオリバー・ストーン監督が、無謀にも?史劇に挑戦したことで話題に。2004年アメリカ映画最悪の失敗作!巨費をドブに捨てた大赤字作!などと、公開当時すっかり駄作の烙印を押されてしまいましたが…果たして本当に、世間や批評家が口を極めて酷評するほど、ひどい作品なのでしょうか。少なくとも私には、過去にオスカーを受賞した幾つかの睡眠誘導映画や、スターの魅力ゼロ映画よりも、はるかに興味深く楽しめた映画です。
紀元前、若くしてマケドニアの王となったアレキサンダーの世界統一の旅と短い生涯は、壮大なスケールというより、熱病に浮かされたような混沌で描かれています。アレキサンダーも、カリスマ的な覇王というより、心の鬱屈を遠征や殺戮で晴らしているかのような、自分を制御できない狂児のようなキャラ。何か大道的な政治ビジョンと野望を抱えた英雄の大活躍ではなく、複雑陰惨な環境のせいで心を病んだ精神疾病者の大暴走!誰か止めて~!ありきたりな賢王でなかったことが、映画をキレイ事のヒーロー譚で終わらせなかったけど、狂王につき従わねばならない臣下たちや、征服される異国の民にとっては、とんだ災難であり、その悲惨さ哀れさに、目を覆いたくなるほどです。
ぶっちゃけお話よりも、これはコリン・ファレルのファンが、彼を存分に堪能するための映画です。ゆえに非コリンファンには、かなりキツい映画でもあります(たぶん)。金髪の違和感も、猿顔も、マッチョさも、彼を愛する者限定ながら、とても可愛くセクシーです。粗野で熱血一途でガムシャラ、でも心根は繊細な若者…ハマリ役を、コリンは肉体を投げうって魅力的に演じています。ヤワな草食系美青年俳優などにはない、熱い血潮と精力で漲るコリンを見ていると、元気になれます。
屈強で血の気の多い暴れん坊だけど、どこか寂しそうな、棄てられた子犬みたいな孤独感が、コリンのチャームポイントでもあるんですよねえ。どんな時も悲しそうな瞳が好き。それと、コリンといえばの肉体美。ムキムキじゃなくて、ムチムチした肉体がエロい。オールヌードシーンもあり。男妾と褥に入るシーンで…
あわわ、ケツだけでなくアソコもバッチリ映っとるやないけ!上半身、ケツはガチムチなのに、足は細くて長い!
コリンを筆頭に、ギラギラ&ムンムンした男たちの、血と汗と泥にまみれた激情のぶつかり合い絡み合いは、同時期に公開されたブラピの「トロイ」の100倍は濃い男密度。しかしながら、期待されていた男色描写は、ほとんどありません。あったけど、カットされたらしい。何でじゃ!アレキサンダーと盟友ヘファスティオンの愛も、麗しさの域を越えていません。性愛シーンも加わっていれば、死と隣り合わせな愛の切なさ狂おしさ崇高さに、いっそう深みとリアリティが滲み出ていたことでしょう。これって単なる腐的妄欲でしょうか?だってだって、いやでも腐な妄想や期待を煽るイケメンが、アレキサンダーの家臣の中に二人いるもんだからさ~。
アレキサンダー最愛の男子、ヘファスティオン役は、今年「ダラス・バイヤーズクラブ」でオスカーを受賞したジャレッド・レト。
ジャレッドも濃いけど、やっぱ可愛いですね~。女っけが皆無に等しいせいか、彼が完全にヒロインとなってます。アレキサンダーを見つめる優しい切ない瞳、表情に萌え~。フツーの男女以上に、コリンとは熱く甘いラブラブモード。男むさいのに、二人とも悲しげで薄幸そうなせいか、何だか可愛らしく見えるカップリング。コリンもジャレッドもゲイじゃないのに、女優より男優との絡みのほうがセクシャルでノリノリですよねえ。ジャレッドもムッチムチのエロい体してます。ちょっと小柄なのも可愛い。可愛かった(つっても、今とあまり変わってませんが)レトちゃんも、今やオスカー俳優。隔世だわ…それはそうと。レトちゃん、たま~に前田あつ子に似て見えるのは、わしだけ?
アレキサンダーの家臣カッサンドロス役に、ジョナサン・リース・マイヤーズ。
ジョナといえば、もはやヘンリー8世にしか見えない私ですが曲者っぽさがジョナらしかった。
アレキサンダーの母役、アンジェリーナ・ジョリーの魔女っぷり、ヘビ女っぷりは、ほとんどギャグで笑えます。アンソニー・ホプキンス、クリストファー・プラマーなど、大物ベテラン俳優も出演していて、なかなか豪華なメンツです。
スペタクルシーンは、かなり残虐で野蛮です。同じスペクタクル映画でも、「ベン・ハー」とか「アラビアのロレンス」には、どこか格調高さがあったよな~。まあ、オリバー・ストーン監督に格調を求めるほうが間違ってますが…
↑ひょえ~!!仲よすぎやろコリ吉&レトちゃん!萌えすぎてヤバいツーショット!
↑コリ吉&ジョナは似た者同士、ヤンチャおバカな仲よしツーショット
↑コリン、やっぱええわぁ~今年は、「ウォルト・ディズニーの約束」「ニューヨーク冬物語」が日本公開♪
マケドニア王アレキサンダーは、ペルシア王国征服を皮切りに、遥かなる東方遠征の旅へと出撃するが…
「プラトーン」「7月4日に生まれて」など、ベトナム戦争もので名を馳せたオリバー・ストーン監督が、無謀にも?史劇に挑戦したことで話題に。2004年アメリカ映画最悪の失敗作!巨費をドブに捨てた大赤字作!などと、公開当時すっかり駄作の烙印を押されてしまいましたが…果たして本当に、世間や批評家が口を極めて酷評するほど、ひどい作品なのでしょうか。少なくとも私には、過去にオスカーを受賞した幾つかの睡眠誘導映画や、スターの魅力ゼロ映画よりも、はるかに興味深く楽しめた映画です。
紀元前、若くしてマケドニアの王となったアレキサンダーの世界統一の旅と短い生涯は、壮大なスケールというより、熱病に浮かされたような混沌で描かれています。アレキサンダーも、カリスマ的な覇王というより、心の鬱屈を遠征や殺戮で晴らしているかのような、自分を制御できない狂児のようなキャラ。何か大道的な政治ビジョンと野望を抱えた英雄の大活躍ではなく、複雑陰惨な環境のせいで心を病んだ精神疾病者の大暴走!誰か止めて~!ありきたりな賢王でなかったことが、映画をキレイ事のヒーロー譚で終わらせなかったけど、狂王につき従わねばならない臣下たちや、征服される異国の民にとっては、とんだ災難であり、その悲惨さ哀れさに、目を覆いたくなるほどです。
ぶっちゃけお話よりも、これはコリン・ファレルのファンが、彼を存分に堪能するための映画です。ゆえに非コリンファンには、かなりキツい映画でもあります(たぶん)。金髪の違和感も、猿顔も、マッチョさも、彼を愛する者限定ながら、とても可愛くセクシーです。粗野で熱血一途でガムシャラ、でも心根は繊細な若者…ハマリ役を、コリンは肉体を投げうって魅力的に演じています。ヤワな草食系美青年俳優などにはない、熱い血潮と精力で漲るコリンを見ていると、元気になれます。
屈強で血の気の多い暴れん坊だけど、どこか寂しそうな、棄てられた子犬みたいな孤独感が、コリンのチャームポイントでもあるんですよねえ。どんな時も悲しそうな瞳が好き。それと、コリンといえばの肉体美。ムキムキじゃなくて、ムチムチした肉体がエロい。オールヌードシーンもあり。男妾と褥に入るシーンで…
あわわ、ケツだけでなくアソコもバッチリ映っとるやないけ!上半身、ケツはガチムチなのに、足は細くて長い!
コリンを筆頭に、ギラギラ&ムンムンした男たちの、血と汗と泥にまみれた激情のぶつかり合い絡み合いは、同時期に公開されたブラピの「トロイ」の100倍は濃い男密度。しかしながら、期待されていた男色描写は、ほとんどありません。あったけど、カットされたらしい。何でじゃ!アレキサンダーと盟友ヘファスティオンの愛も、麗しさの域を越えていません。性愛シーンも加わっていれば、死と隣り合わせな愛の切なさ狂おしさ崇高さに、いっそう深みとリアリティが滲み出ていたことでしょう。これって単なる腐的妄欲でしょうか?だってだって、いやでも腐な妄想や期待を煽るイケメンが、アレキサンダーの家臣の中に二人いるもんだからさ~。
アレキサンダー最愛の男子、ヘファスティオン役は、今年「ダラス・バイヤーズクラブ」でオスカーを受賞したジャレッド・レト。
ジャレッドも濃いけど、やっぱ可愛いですね~。女っけが皆無に等しいせいか、彼が完全にヒロインとなってます。アレキサンダーを見つめる優しい切ない瞳、表情に萌え~。フツーの男女以上に、コリンとは熱く甘いラブラブモード。男むさいのに、二人とも悲しげで薄幸そうなせいか、何だか可愛らしく見えるカップリング。コリンもジャレッドもゲイじゃないのに、女優より男優との絡みのほうがセクシャルでノリノリですよねえ。ジャレッドもムッチムチのエロい体してます。ちょっと小柄なのも可愛い。可愛かった(つっても、今とあまり変わってませんが)レトちゃんも、今やオスカー俳優。隔世だわ…それはそうと。レトちゃん、たま~に前田あつ子に似て見えるのは、わしだけ?
アレキサンダーの家臣カッサンドロス役に、ジョナサン・リース・マイヤーズ。
ジョナといえば、もはやヘンリー8世にしか見えない私ですが曲者っぽさがジョナらしかった。
アレキサンダーの母役、アンジェリーナ・ジョリーの魔女っぷり、ヘビ女っぷりは、ほとんどギャグで笑えます。アンソニー・ホプキンス、クリストファー・プラマーなど、大物ベテラン俳優も出演していて、なかなか豪華なメンツです。
スペタクルシーンは、かなり残虐で野蛮です。同じスペクタクル映画でも、「ベン・ハー」とか「アラビアのロレンス」には、どこか格調高さがあったよな~。まあ、オリバー・ストーン監督に格調を求めるほうが間違ってますが…
↑ひょえ~!!仲よすぎやろコリ吉&レトちゃん!萌えすぎてヤバいツーショット!
↑コリ吉&ジョナは似た者同士、ヤンチャおバカな仲よしツーショット
↑コリン、やっぱええわぁ~今年は、「ウォルト・ディズニーの約束」「ニューヨーク冬物語」が日本公開♪