勝手にFESTIVAL !! イケメンで綴るフランス映画①
「サンローラン」
若くして人気デザイナーとなったイヴ・サンローランは、酒やドラッグ、男たちとの爛れた関係に溺れて身を持ち崩してゆくが…
「イヴ・サンローラン」との比較は、どうしても避けられません。個人的には、腐女子向けの要素が濃かった「イヴ・サンローラン」のほうが好きかも。サンローランといえばの同性愛、クスリやアルコール、神経症についてちゃんと描きながらも、リアルさや醜悪さを忌み嫌う腐女子の趣向から逸脱せず、華やかなBL漫画テイストだった「イヴ・サンローラン」と違って、この映画は必要以上にゲイゲイしくて露悪的なシーンも多く、ひたすら堕落的なサンローランの姿に胸キュンどころか不快になったり、周囲の人々も乱痴気すぎて気持ち悪かった。ファッション界の異様な退廃を描きたかったのでしょうか?ラブストーリーじゃなかったのが、腐的にはガッカリでした。
サンローランが魅力的じゃなかったのが、すごく残念でした。彼、男色とクスリとアルコールに溺れて身を持ち崩すだけなんですよ。切ないBLも、どんな風にデザインを思いつき生み出していくのか、創造の歓びや苦しみもほとんど描かれてなかったような。サンローランの恋人で庇護者のピエール・ベルジェとの愛憎も、かなり省略、希薄化されてました。サンローラン財団公認も納得だったほど、「イヴ・サンローラン」ではサンローランに全身全霊を捧げる騎士のようにカッコいいキャラ(見た目はビミョーでしたが)だったベルジェ氏でしたが、この映画ではクールなビジネスマンって感じで、サンローランに悪影響を及ぼしている愛人のジャックへの対応とか、ヤバくなってきたサンローランとあっさりビジネスだけの関係になったりとか、ベルジェ氏が認めないのも理解できる扱いではありました。
サンローラン役は、最近めっきり男っぽくなってきてるギャスパー・ウリエル。彼のイケメンぶりと熱演は賞賛に値します。
ピエール・ニネとのサンローラン対決、セザール賞ではニネっちに軍配が上がりましたが、ギャス男もなかなか目を驚かす演技でした。見た目に関して言えば、ニネっちは可愛い、ギャス男はカッコいい、の違いでしょうか。ゲイゲイしい表情、しなも巧みで、彼もサンローランをよく研究したんだな~と感嘆。でもサンローランにしては男らしいというか。声まで別人になって憑依的に役になりきってたニネっちに比べると、良くも悪くもギャス男そのものは完全には消えてませんでした。
でもあらためて思った。どんな役でも、ギャス男は稀有なイケメン!大胆な男色シーン、全裸も披露してますが、汚れても崩れても美男っぷりは際立つばかり。全裸は、胸板といい腹筋といい腕の太さとい、サンローランにしてはマッチョすぎですが。私、ギャス男の瞳が大好きなんですよね~。あんなに優しい瞳の男優って、なかなかいません。ギャス男は笑顔がちょっとキモい。無表情がいちばん美しいかも。
60、70年代のファッション、髪型も似合っててトレビアン。ギャス男が華やかにエレガントに着こなしていたシャツやスーツ、いくらイケメンでも日本の俳優にはなかなか難しいだろうな~。
ピエール・ベルジェ役は、これまた大好きなジェレミー・レニエ。
ギャス男とは「約束の葡萄畑」に続いての共演、そしてまさかのBL again!いい感じに可愛いおじさん化してるジェレミっち、ギャス男とのラブシーンでは彼もボカシ入り。おちりがキュートでした。でも、BLシーンは「約束の葡萄畑」のほうが何かヤバい感じとエロさがあったかも。準主役というより脇役の一人だったのも、ジェレミっちファンには物足りませんでした。
サンローランの愛人ジャック役、ルイ・ガレルがちょっとキモかった。モデル役のレア・セドゥ、映画出まくり!どんだけ働いてるんだよ。晩年のサンローラン役は、ヘルムート・バーガー!サンローランの母役は、ドミニク・サンダ!往年の名作での彼らの美貌に魅せられた映画ファンにとっては、お元気そうな姿が喜ばしいつつ、すっかりお年を召してる姿には切なくなります。
サンローランの愛犬(可愛いブルドッグ)が可哀想だった!あんな死なせ方、立派な動物虐待ですよ。動物愛護団体に激怒されるダメ飼い主っぷりでした。
↑仲良しボーギャルソンコンビ、ギャス男&ジェレミっち。実際には二人ともバリバリのストレート男ですが、腐ヴィジョンではジェレミっちがタチ、ギャス男がウケですな
ギャス男の新作は、今年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞したグザヴィエ・ドラン監督の“Juste la fin du monde”です。余命いくばくもない若き作家(ギャス男)が、疎遠だった家族(兄:ヴァンサン・カッセル、兄嫁:マリオン・コティアール、妹:レア・セドゥ、母:ナタリー・バイ)に会うため帰郷する、というお話みたいです。
↑ウリ坊と呼ばれていたこの頃のギャス男の可愛さは神!
ジェレミっちの新作は、エリオ・ジェルマーノ共演の“L'ami”です。二人のイケメン対決も楽しみ(^^♪
↑この頃のジェレミっちも可愛かったよな~
「サンローラン」
若くして人気デザイナーとなったイヴ・サンローランは、酒やドラッグ、男たちとの爛れた関係に溺れて身を持ち崩してゆくが…
「イヴ・サンローラン」との比較は、どうしても避けられません。個人的には、腐女子向けの要素が濃かった「イヴ・サンローラン」のほうが好きかも。サンローランといえばの同性愛、クスリやアルコール、神経症についてちゃんと描きながらも、リアルさや醜悪さを忌み嫌う腐女子の趣向から逸脱せず、華やかなBL漫画テイストだった「イヴ・サンローラン」と違って、この映画は必要以上にゲイゲイしくて露悪的なシーンも多く、ひたすら堕落的なサンローランの姿に胸キュンどころか不快になったり、周囲の人々も乱痴気すぎて気持ち悪かった。ファッション界の異様な退廃を描きたかったのでしょうか?ラブストーリーじゃなかったのが、腐的にはガッカリでした。
サンローランが魅力的じゃなかったのが、すごく残念でした。彼、男色とクスリとアルコールに溺れて身を持ち崩すだけなんですよ。切ないBLも、どんな風にデザインを思いつき生み出していくのか、創造の歓びや苦しみもほとんど描かれてなかったような。サンローランの恋人で庇護者のピエール・ベルジェとの愛憎も、かなり省略、希薄化されてました。サンローラン財団公認も納得だったほど、「イヴ・サンローラン」ではサンローランに全身全霊を捧げる騎士のようにカッコいいキャラ(見た目はビミョーでしたが)だったベルジェ氏でしたが、この映画ではクールなビジネスマンって感じで、サンローランに悪影響を及ぼしている愛人のジャックへの対応とか、ヤバくなってきたサンローランとあっさりビジネスだけの関係になったりとか、ベルジェ氏が認めないのも理解できる扱いではありました。
サンローラン役は、最近めっきり男っぽくなってきてるギャスパー・ウリエル。彼のイケメンぶりと熱演は賞賛に値します。
ピエール・ニネとのサンローラン対決、セザール賞ではニネっちに軍配が上がりましたが、ギャス男もなかなか目を驚かす演技でした。見た目に関して言えば、ニネっちは可愛い、ギャス男はカッコいい、の違いでしょうか。ゲイゲイしい表情、しなも巧みで、彼もサンローランをよく研究したんだな~と感嘆。でもサンローランにしては男らしいというか。声まで別人になって憑依的に役になりきってたニネっちに比べると、良くも悪くもギャス男そのものは完全には消えてませんでした。
でもあらためて思った。どんな役でも、ギャス男は稀有なイケメン!大胆な男色シーン、全裸も披露してますが、汚れても崩れても美男っぷりは際立つばかり。全裸は、胸板といい腹筋といい腕の太さとい、サンローランにしてはマッチョすぎですが。私、ギャス男の瞳が大好きなんですよね~。あんなに優しい瞳の男優って、なかなかいません。ギャス男は笑顔がちょっとキモい。無表情がいちばん美しいかも。
60、70年代のファッション、髪型も似合っててトレビアン。ギャス男が華やかにエレガントに着こなしていたシャツやスーツ、いくらイケメンでも日本の俳優にはなかなか難しいだろうな~。
ピエール・ベルジェ役は、これまた大好きなジェレミー・レニエ。
ギャス男とは「約束の葡萄畑」に続いての共演、そしてまさかのBL again!いい感じに可愛いおじさん化してるジェレミっち、ギャス男とのラブシーンでは彼もボカシ入り。おちりがキュートでした。でも、BLシーンは「約束の葡萄畑」のほうが何かヤバい感じとエロさがあったかも。準主役というより脇役の一人だったのも、ジェレミっちファンには物足りませんでした。
サンローランの愛人ジャック役、ルイ・ガレルがちょっとキモかった。モデル役のレア・セドゥ、映画出まくり!どんだけ働いてるんだよ。晩年のサンローラン役は、ヘルムート・バーガー!サンローランの母役は、ドミニク・サンダ!往年の名作での彼らの美貌に魅せられた映画ファンにとっては、お元気そうな姿が喜ばしいつつ、すっかりお年を召してる姿には切なくなります。
サンローランの愛犬(可愛いブルドッグ)が可哀想だった!あんな死なせ方、立派な動物虐待ですよ。動物愛護団体に激怒されるダメ飼い主っぷりでした。
↑仲良しボーギャルソンコンビ、ギャス男&ジェレミっち。実際には二人ともバリバリのストレート男ですが、腐ヴィジョンではジェレミっちがタチ、ギャス男がウケですな
ギャス男の新作は、今年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞したグザヴィエ・ドラン監督の“Juste la fin du monde”です。余命いくばくもない若き作家(ギャス男)が、疎遠だった家族(兄:ヴァンサン・カッセル、兄嫁:マリオン・コティアール、妹:レア・セドゥ、母:ナタリー・バイ)に会うため帰郷する、というお話みたいです。
↑ウリ坊と呼ばれていたこの頃のギャス男の可愛さは神!
ジェレミっちの新作は、エリオ・ジェルマーノ共演の“L'ami”です。二人のイケメン対決も楽しみ(^^♪
↑この頃のジェレミっちも可愛かったよな~