豪雨、怖かったですね!皆様はご無事だったことでしょうか。心配…
私、これから突然なのですが、旅に出ます!山に登ってきます!
月曜日に戻りま~す♪Au revoir!
勝手にFESTIVAL !! イケメンで綴るフランス映画③
「グランド・セントラル」
社会の底辺で生きる青年ギャリーは、田舎町にある原子力発電所で作業員の職を得る。同僚たちと共同生活を送り始めたギャリーは、危険な仕事のプレッシャーにさらされながら、同僚の恋人キャロルとの人目を忍ぶ関係にのめりこむが…
原発問題に揺れる国に住む者にとっては、とても身につまされる怖い映画です。フランスも日本同様、恐ろしいリスクを背負っている国なんですね。原発について、あらためて考えさせられました。
ギャリーたち作業員の仕事や、原発内の様子など、ここまで原発内部を詳細に描いた映画を観たのは初めてかも。放射能の恐怖と隣り合わせ、命がけの仕事に従事する人々の緊張感、不安が伝わってきて、いつ何が起こるか分からないムードは、ヘタなホラー映画よりも怖いです。原発のサイレンの音が、何だか警鐘、弔鐘のような響きで、私たち日本人にとってはとりわけ不気味に痛烈に訴えかけてきます。
露骨に反原発的な内容ではないのですが、放射能の恐怖と同時に原発作業員への待遇の悪さ、前科者や低学歴、移民など社会の底辺者が他に仕事がないから原発に流れてくる労働環境など、原発をめぐる労働、人権問題などもリアルに描かれています。労働条件の悪さには唖然となってしまいますが、それでも原発で働くことを志願する人が絶えない、彼らが足元を見られて使い捨て扱い、というシビアな現実にも暗澹とさせられます。
原発で働く人たちのコミューンのような共同生活、不安と不満が鬱積する息苦しい人間関係も、生々しく描かれています。主人公のギャリーが、先輩の恋人キャロルと人目を忍んで逢引を重ねるのですが、それも恋愛というより若い男女の性欲処理、憂さ晴らし、という感じで、ロマンスの甘さが皆無なんですよ。まさにオスとメスって感じ。ギャリーのほうは、わりと本気っぽかったけど、キャロルはどう見ても二股ビッチだったような。キャロルに弄ばれるギャリーが愚かで哀れ。思いつめてストーカーみたいに自暴自棄になるギャリー。若いイケメンをあんな風に執着、惑乱させてみたい♪女冥利につきるじゃん!とは思うけれども、最近の若い男は思いつめたらすぐ刃物でブスっとかだから、やっぱ不用意に男を軽んじないほうが身のためですね
ギャリー役は、出世作「預言者」以後も、良質の映画に出演し続けているタハール・ラヒム。
若い男の鬱屈と純真さを、今回も繊細に力強く演じているラヒムくん。アラブ系だけど、濃さが程よい。社会底辺でもがく粗暴で無教養な不良だけど、根は善良で優しい青年、というオハコの役です。ラヒムくんも、上流階級や金持ちの役ができない子ですよね~。貧乏、犯罪、不幸とかが似合う男。でも悪人ではなく、すごくピュアな輝きを内に秘めてるところが魅力。笑顔とか、演技とは思えぬほど無邪気で可愛い!やっぱ彼って一般人にはいないイケメンですよ。大勢の原発作業員の中に混じってるシーンとか、彼だけ顔が違う!顔面偏差値の高さは一目瞭然でしたから。「サンバ」みたいに、明るくオチャメなラヒムくんもチャーミングなので、たまにはラブコメとかにも出てほしいです。
ギャリーが恋するキャロル役は、またあんたか!な売れっ子レア・セドゥ。
レアちゃん、どんだけ働いてんの。かわいこブリッコとは対極にある、ムスっとふてくされたキャラと顔は、いつも通りな彼女。ムチムチしたエロい肢体で、メスの匂いを発酵させまくってます。ラヒムくんとのワイルドすぎるアオカンシーンなど、今回も惜しみなく脱ぎまくってます。脱ぎまくったって、女優としてどんどんステップアップしていってるレアちゃん。日本の若い女優には、彼女を見習ってほしいものです。
レアちゃんの新作“Juste la fin du monde”は、今年カンヌでグランプリを受賞したグザヴィエ・ドラン監督作。ラヒムくんは、黒沢清監督がフランスで撮った「ダゲレオタイプの女」と、アデル・エグザルコプロス共演の「アナーキスト 愛と革命の時代」が日本公開を控えています。
ラヒムくんの♂くさいけど、少年っぽさも残しているアンヴィヴァレントなところが好きです
私、これから突然なのですが、旅に出ます!山に登ってきます!
月曜日に戻りま~す♪Au revoir!
勝手にFESTIVAL !! イケメンで綴るフランス映画③
「グランド・セントラル」
社会の底辺で生きる青年ギャリーは、田舎町にある原子力発電所で作業員の職を得る。同僚たちと共同生活を送り始めたギャリーは、危険な仕事のプレッシャーにさらされながら、同僚の恋人キャロルとの人目を忍ぶ関係にのめりこむが…
原発問題に揺れる国に住む者にとっては、とても身につまされる怖い映画です。フランスも日本同様、恐ろしいリスクを背負っている国なんですね。原発について、あらためて考えさせられました。
ギャリーたち作業員の仕事や、原発内の様子など、ここまで原発内部を詳細に描いた映画を観たのは初めてかも。放射能の恐怖と隣り合わせ、命がけの仕事に従事する人々の緊張感、不安が伝わってきて、いつ何が起こるか分からないムードは、ヘタなホラー映画よりも怖いです。原発のサイレンの音が、何だか警鐘、弔鐘のような響きで、私たち日本人にとってはとりわけ不気味に痛烈に訴えかけてきます。
露骨に反原発的な内容ではないのですが、放射能の恐怖と同時に原発作業員への待遇の悪さ、前科者や低学歴、移民など社会の底辺者が他に仕事がないから原発に流れてくる労働環境など、原発をめぐる労働、人権問題などもリアルに描かれています。労働条件の悪さには唖然となってしまいますが、それでも原発で働くことを志願する人が絶えない、彼らが足元を見られて使い捨て扱い、というシビアな現実にも暗澹とさせられます。
原発で働く人たちのコミューンのような共同生活、不安と不満が鬱積する息苦しい人間関係も、生々しく描かれています。主人公のギャリーが、先輩の恋人キャロルと人目を忍んで逢引を重ねるのですが、それも恋愛というより若い男女の性欲処理、憂さ晴らし、という感じで、ロマンスの甘さが皆無なんですよ。まさにオスとメスって感じ。ギャリーのほうは、わりと本気っぽかったけど、キャロルはどう見ても二股ビッチだったような。キャロルに弄ばれるギャリーが愚かで哀れ。思いつめてストーカーみたいに自暴自棄になるギャリー。若いイケメンをあんな風に執着、惑乱させてみたい♪女冥利につきるじゃん!とは思うけれども、最近の若い男は思いつめたらすぐ刃物でブスっとかだから、やっぱ不用意に男を軽んじないほうが身のためですね
ギャリー役は、出世作「預言者」以後も、良質の映画に出演し続けているタハール・ラヒム。
若い男の鬱屈と純真さを、今回も繊細に力強く演じているラヒムくん。アラブ系だけど、濃さが程よい。社会底辺でもがく粗暴で無教養な不良だけど、根は善良で優しい青年、というオハコの役です。ラヒムくんも、上流階級や金持ちの役ができない子ですよね~。貧乏、犯罪、不幸とかが似合う男。でも悪人ではなく、すごくピュアな輝きを内に秘めてるところが魅力。笑顔とか、演技とは思えぬほど無邪気で可愛い!やっぱ彼って一般人にはいないイケメンですよ。大勢の原発作業員の中に混じってるシーンとか、彼だけ顔が違う!顔面偏差値の高さは一目瞭然でしたから。「サンバ」みたいに、明るくオチャメなラヒムくんもチャーミングなので、たまにはラブコメとかにも出てほしいです。
ギャリーが恋するキャロル役は、またあんたか!な売れっ子レア・セドゥ。
レアちゃん、どんだけ働いてんの。かわいこブリッコとは対極にある、ムスっとふてくされたキャラと顔は、いつも通りな彼女。ムチムチしたエロい肢体で、メスの匂いを発酵させまくってます。ラヒムくんとのワイルドすぎるアオカンシーンなど、今回も惜しみなく脱ぎまくってます。脱ぎまくったって、女優としてどんどんステップアップしていってるレアちゃん。日本の若い女優には、彼女を見習ってほしいものです。
レアちゃんの新作“Juste la fin du monde”は、今年カンヌでグランプリを受賞したグザヴィエ・ドラン監督作。ラヒムくんは、黒沢清監督がフランスで撮った「ダゲレオタイプの女」と、アデル・エグザルコプロス共演の「アナーキスト 愛と革命の時代」が日本公開を控えています。
ラヒムくんの♂くさいけど、少年っぽさも残しているアンヴィヴァレントなところが好きです