Netflixのイギリスドラマ「ザ・イングリッシュゲーム」を観ました。全6話。
19世紀末のイギリス。労働階級の青年ファーガスは才能を見込まれ、親友のジミーとともにダーウェンのチームに移籍するが、プロ選手が認められていない中、報酬を条件にやってきた彼らをチームメイトたちは白眼視する。一方、上流社会のチームを率いる銀行家のキネアードは、社会と同様にサッカーの運営やルールにもある格差に疑問を抱き始めていたが…
大人気だったドラマ「ダウントン・アビー」と同じ制作チームの作品だとか。ダウントンアビーもゲーム・オブ・スローンズ同様、いまだに観られずにいるシリーズのひとつ。どんなに面白そうでも、長いドラマは苦手なんですよね~。その点このドラマは、6話で完結というコンパクトさ。集中力と持続力のない私でも何とか完観できる長さです。
19世紀にイギリスでサッカー(イギリスではフットボール)がどのようにして庶民も親しめるスポーツに発展したのか、どのようにして現在のような形に組織化されルールが制定されたのかが、イギリス映画&ドラマではおなじみ(お約束?)の上流階級と労働階級との格差を通して描かれていました。サッカーファンではない私でも、当時の今とは異なる驚きのサッカー事情はとても興味深かったです。当時はまだ上流社会の紳士たちが運営を牛耳ってて、プレーで金を稼ぐプロ選手は認められておらず、まるでラグビーのような荒々しく危険な行為もプレー中OKだったんですね~。
サッカーの話も階級の格差の話も面白かったのですが、何だろう、あっさり薄口というか、いい人たちのいい話って感じで、誰が観ても差し支えのないポリコレなドラマだったのが、ちょっと物足りませんでした。悪人がまったく出てこない話って、やっぱ味気ないです。イギリスの上流社会ものって、優雅さの下に隠された冷徹で底意地の悪い欺瞞や偽善が魅力だと思うんですよね~。イギリスの上流社会ならではのスノッブさを楽しみたかったのに。
プロのスポーツについていろいろ考えさせられました。お金で他のチームに移籍するファーガスが、カープから金満球団へ鞍替えする選手たちとカブって複雑な気持ちに。ファーガスにとって、サッカーは趣味でも娯楽でもなく、貧しい生活から脱し家族を養うための生活の手段。上流社会の紳士たちが唱える清く正しい精神論なんかクソくらえ。それはすごく理解できる。カープを捨てた選手たちも、きっとファーガスと同じなのでしょう。でもね~。ファーガスを信じてチャンスを与えたオーナーや、不平等さに目をつぶって彼を受け入れたチームメイトや、地元の新しいスターとして応援したファンにとっては、それはないんじゃない?!な悲しい裏切りですよ。スポーツは非情なビジネスでもある、そのことをあらためて思い知りました。
キネアード役で、若手バイプレイヤーなエドワード・ホルクロフトが、ついに主演!威風堂々とした体躯と優しそうな雰囲気が素敵!19世紀のフォーマルなスーツとタキシードがすごく似合う!英国俳優はやっぱそうでなきゃね。サッカーのユニフォーム姿も爽やかでカッコよかった。誇り高いけど思慮深く思いやりにあふれている理想の紳士を好演していました。すごい美男ではないけど、ふとした瞬間にハっと魅入ってしまうほど美しく見える顔。ちょっと顔デカですが(奥さん役の女優の2倍ぐらいあるように見えた)威厳と知性を備えた風格ある人物の役は、小顔俳優よりもデカ顔俳優のほうが合ってます。誰かに似てるよな~と前から思ってたのですが、あ!元カープのエルドレッドだ!エルドレッド、カープの外国人選手屈指のイケメンでしたよね~。
ファーガス役のケヴィン・ガスリーも、よく見えると可愛いイケメン。大柄なエドワードと並ぶと子どもみたいに小柄に見えるところも可愛かったです。ファーガスのチームメイトでデモを扇動する若者役のサム・キーリーもなかなかイケメンでした。キネアードの上流社会チームには美男もイケメンもいなかったのが残念。
イギリス映画&ドラマファンにはたまらない、美しく優雅な衣装や屋敷、庭園などもたっぷり堪能できます。私は食事シーンがすごく好きなんですよね~。でもいつもあんな風にきちんと正装して礼儀正しく食事は、憧れるけど庶民の私にはキツいかも。労働階級側の生活描写も丁寧。私もパブで楽しく飲んでみたいです。
↑ 主演だってイケるいい男&いい役者!最新作の“Corvidae”は、これまた注目の英国イケメン、ジャック・ロウデン共演作!早く観たい!
19世紀末のイギリス。労働階級の青年ファーガスは才能を見込まれ、親友のジミーとともにダーウェンのチームに移籍するが、プロ選手が認められていない中、報酬を条件にやってきた彼らをチームメイトたちは白眼視する。一方、上流社会のチームを率いる銀行家のキネアードは、社会と同様にサッカーの運営やルールにもある格差に疑問を抱き始めていたが…
大人気だったドラマ「ダウントン・アビー」と同じ制作チームの作品だとか。ダウントンアビーもゲーム・オブ・スローンズ同様、いまだに観られずにいるシリーズのひとつ。どんなに面白そうでも、長いドラマは苦手なんですよね~。その点このドラマは、6話で完結というコンパクトさ。集中力と持続力のない私でも何とか完観できる長さです。
19世紀にイギリスでサッカー(イギリスではフットボール)がどのようにして庶民も親しめるスポーツに発展したのか、どのようにして現在のような形に組織化されルールが制定されたのかが、イギリス映画&ドラマではおなじみ(お約束?)の上流階級と労働階級との格差を通して描かれていました。サッカーファンではない私でも、当時の今とは異なる驚きのサッカー事情はとても興味深かったです。当時はまだ上流社会の紳士たちが運営を牛耳ってて、プレーで金を稼ぐプロ選手は認められておらず、まるでラグビーのような荒々しく危険な行為もプレー中OKだったんですね~。
サッカーの話も階級の格差の話も面白かったのですが、何だろう、あっさり薄口というか、いい人たちのいい話って感じで、誰が観ても差し支えのないポリコレなドラマだったのが、ちょっと物足りませんでした。悪人がまったく出てこない話って、やっぱ味気ないです。イギリスの上流社会ものって、優雅さの下に隠された冷徹で底意地の悪い欺瞞や偽善が魅力だと思うんですよね~。イギリスの上流社会ならではのスノッブさを楽しみたかったのに。
プロのスポーツについていろいろ考えさせられました。お金で他のチームに移籍するファーガスが、カープから金満球団へ鞍替えする選手たちとカブって複雑な気持ちに。ファーガスにとって、サッカーは趣味でも娯楽でもなく、貧しい生活から脱し家族を養うための生活の手段。上流社会の紳士たちが唱える清く正しい精神論なんかクソくらえ。それはすごく理解できる。カープを捨てた選手たちも、きっとファーガスと同じなのでしょう。でもね~。ファーガスを信じてチャンスを与えたオーナーや、不平等さに目をつぶって彼を受け入れたチームメイトや、地元の新しいスターとして応援したファンにとっては、それはないんじゃない?!な悲しい裏切りですよ。スポーツは非情なビジネスでもある、そのことをあらためて思い知りました。
キネアード役で、若手バイプレイヤーなエドワード・ホルクロフトが、ついに主演!威風堂々とした体躯と優しそうな雰囲気が素敵!19世紀のフォーマルなスーツとタキシードがすごく似合う!英国俳優はやっぱそうでなきゃね。サッカーのユニフォーム姿も爽やかでカッコよかった。誇り高いけど思慮深く思いやりにあふれている理想の紳士を好演していました。すごい美男ではないけど、ふとした瞬間にハっと魅入ってしまうほど美しく見える顔。ちょっと顔デカですが(奥さん役の女優の2倍ぐらいあるように見えた)威厳と知性を備えた風格ある人物の役は、小顔俳優よりもデカ顔俳優のほうが合ってます。誰かに似てるよな~と前から思ってたのですが、あ!元カープのエルドレッドだ!エルドレッド、カープの外国人選手屈指のイケメンでしたよね~。
ファーガス役のケヴィン・ガスリーも、よく見えると可愛いイケメン。大柄なエドワードと並ぶと子どもみたいに小柄に見えるところも可愛かったです。ファーガスのチームメイトでデモを扇動する若者役のサム・キーリーもなかなかイケメンでした。キネアードの上流社会チームには美男もイケメンもいなかったのが残念。
イギリス映画&ドラマファンにはたまらない、美しく優雅な衣装や屋敷、庭園などもたっぷり堪能できます。私は食事シーンがすごく好きなんですよね~。でもいつもあんな風にきちんと正装して礼儀正しく食事は、憧れるけど庶民の私にはキツいかも。労働階級側の生活描写も丁寧。私もパブで楽しく飲んでみたいです。
↑ 主演だってイケるいい男&いい役者!最新作の“Corvidae”は、これまた注目の英国イケメン、ジャック・ロウデン共演作!早く観たい!