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大阪の轢き逃げ事件の容疑者が、やっと逮捕されましたね。絶対に迷宮入りなんかにしてはならない犯行でした。
それにしても容疑者の男、バレないと本気で思ってたのかなあ。平然とホストやってたらしいけど、いったいどーいう神経してるのでしょう。異常性格としか思えません。
こんな凶悪な事件が起こるたびに、運転する者としても歩行者としても、慎重にならねばと肝に命じる私です。
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「櫂」
追悼・緒形拳②...
大正・昭和の土佐を舞台に、女衒とその妻が織り成す愛憎のドラマ。
「鬼龍院花子の生涯」や「陽暉楼」などの宮尾登美子原作&五社英雄監督のコンビ作の中では、いちばん哀れで悲惨なヒロインだったかも...
亭主はヤリたい放題な極道女衒で、くれるのは精神的にも肉体的にも辛苦ばかり。拾った子供だけでなく、愛人に産ませた赤ん坊まで育てさせられるなんて、あんまりです。長男は病弱な上にヤクザに殺されるわ、次男は不良で刑務所に入れられるわ、あげくに心臓を患って自分も病身になるわ。憎む代わりに愛情を注いで育てた夫の愛人の娘も、夫に無理やり奪われるわで、ほんとジェットコースターな不幸のつるべ打ちで、可哀想すぎます。あの時代と場所に生きる女ゆえの悲しい人生は、田島妖子先生を憤激させるに違いない不平等さ、理不尽さなのです。
過酷な運命なのですが、不思議とヒロインは不幸には見えないんですよね。女として全ての喜怒哀楽を味わいつくした、とても密度の濃い豊かな人生に見えました。返って愛の喜びも苦しみも知らず、無難に静かに終える一生のほうが、ある意味とてつもなく不幸かも...
ヒロインを、十朱幸代が熱演しています。優しそうで可愛らしくて、なおかつ女ざかりの色香があって、身も心も女!って感じで圧倒されます。夫との濡れ場では、エロすぎる白い巨乳もあらわに。ああいう情感と大胆さが、今のテレビや映画で人気の女優にないのが残念です。
夫役が、緒形拳。まだギラギラしてて素敵
女衒を演じさせたら右に出る者ナシな緒形さん。ひどい男なんだけど、冷酷非情な中にも優しさや義侠心や哀しさがあって、不幸になると知りながらも女たちが、どうしようもなく惹かれるのも理解できる魅力。そんな男を、緒形さんがニヒルかつウェットに演じてます。十朱さんだけでなく、真行寺君枝や白都真理の着物を剥ぎ、おっぱいを揉みまくる緒形さん、まさに野獣です。ケツの青いイケメン俳優には出せようもない、ケタはずれな男の色気です。今の邦画界に第二の緒形拳がいないのも、お寒いかぎりです。
そーいや緒形さんと十朱さんって、「魚影の群れ」でも濃密に交接してましたね。
養女役が、まだプッツンする前の石原真理子。可愛いです。あと、脇役で藤山直美とか島田伸助!が、若かりし頃の姿を見せてます。
原作者の宮尾登美子先生も、チョコっと出てます。それにしても、スウィートラブコメホームドラマ「篤姫」と原作者が同じとは思えません。まあ、あの大河ドラマは宮尾先生の名前を借りただけなんでしょうけど...
それにしても容疑者の男、バレないと本気で思ってたのかなあ。平然とホストやってたらしいけど、いったいどーいう神経してるのでしょう。異常性格としか思えません。
こんな凶悪な事件が起こるたびに、運転する者としても歩行者としても、慎重にならねばと肝に命じる私です。
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追悼・緒形拳②...
大正・昭和の土佐を舞台に、女衒とその妻が織り成す愛憎のドラマ。
「鬼龍院花子の生涯」や「陽暉楼」などの宮尾登美子原作&五社英雄監督のコンビ作の中では、いちばん哀れで悲惨なヒロインだったかも...
亭主はヤリたい放題な極道女衒で、くれるのは精神的にも肉体的にも辛苦ばかり。拾った子供だけでなく、愛人に産ませた赤ん坊まで育てさせられるなんて、あんまりです。長男は病弱な上にヤクザに殺されるわ、次男は不良で刑務所に入れられるわ、あげくに心臓を患って自分も病身になるわ。憎む代わりに愛情を注いで育てた夫の愛人の娘も、夫に無理やり奪われるわで、ほんとジェットコースターな不幸のつるべ打ちで、可哀想すぎます。あの時代と場所に生きる女ゆえの悲しい人生は、田島妖子先生を憤激させるに違いない不平等さ、理不尽さなのです。
過酷な運命なのですが、不思議とヒロインは不幸には見えないんですよね。女として全ての喜怒哀楽を味わいつくした、とても密度の濃い豊かな人生に見えました。返って愛の喜びも苦しみも知らず、無難に静かに終える一生のほうが、ある意味とてつもなく不幸かも...
ヒロインを、十朱幸代が熱演しています。優しそうで可愛らしくて、なおかつ女ざかりの色香があって、身も心も女!って感じで圧倒されます。夫との濡れ場では、エロすぎる白い巨乳もあらわに。ああいう情感と大胆さが、今のテレビや映画で人気の女優にないのが残念です。
夫役が、緒形拳。まだギラギラしてて素敵
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そーいや緒形さんと十朱さんって、「魚影の群れ」でも濃密に交接してましたね。
養女役が、まだプッツンする前の石原真理子。可愛いです。あと、脇役で藤山直美とか島田伸助!が、若かりし頃の姿を見せてます。
原作者の宮尾登美子先生も、チョコっと出てます。それにしても、スウィートラブコメホームドラマ「篤姫」と原作者が同じとは思えません。まあ、あの大河ドラマは宮尾先生の名前を借りただけなんでしょうけど...
緒方拳追悼ありがとうございます。
いい役者が亡くなってしまいましたね。年齢を重ねて魅力が増す典型のような方でした。
そして、魅力のある悪い男を演じさせると右に出る者がいない役者でもありました。
緒方拳のような役者って、今の俳優ではなかなか思いつきませんね。
私個人としては、「復讐するは我にあり」の緒方拳が一番好きです。たけ子さんはご覧になっているでしょうね。
また緒方拳追悼楽しみにしてます。
ほんと、不世出の俳優の死が惜しまれますよね。その偉大な足跡をたどりながら、あらためてオガケンの素晴らしさを再認識中です。
そうそう。悪い男をオガケンほど魅力的に演じることができる俳優、他にいないですよねえ。「復讐するは我にあり」中学生の時、試験勉強中に深夜放送を観てしまい、恐ろしくも魅惑的な殺人鬼オガケンに、ウブな乙女心を奪われてしまったのでした。以来、可愛いアイドルや2枚目男優よりも、オガケンが抱かれたい男ナンバーワンに...
なので、いわば初恋の男性が亡くなったみたいで、ほんと悲しいです。この大きな喪失感を乗り越えるため、今後もE男探求に励みます♪
オススメの緒形拳作品があれば、ぜひ教えてください♪まだ観てない映画、いっぱいありそうだし。