ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

かみさむにだ~!

2009年12月12日 | 家族とわたし


突然ですが、夕方からマンハッタンに行き、旦那母と旦那と3人で、32丁目の韓国料理店街にて夕食をいただきました。
一昨日から、会合やパーティに出席する旦那父に付き合ってマンハッタンのホテルに滞在している彼女、
一回ぐらい気を遣わないで食事をしたい、ということで、我々にお誘いの電話をかけてくれたのでした。
もうそんな、ご馳走してもらえるのならどこへでもぉ~の我ら。ぴゅ~んと車に乗って出かけたら……あらあら、今夜は街中が異常に混んでおりました。
混んでいるだけならいいんですが、いきなり途方も無くデカいクレーン車が行く手を阻んでいたり、曲がりきれないでいる胴長のリムジンが道を半分以上塞いでいたり、なんだかハチャメチャ、ああ、クリスマスが近い(年末)なんだなあ……と感慨も深まるばかり、
いや、うそうそ、ハンドル握る指に力が入るわ、うるさいクラクションが気に触るわ、ついつい大阪の御堂筋を走ってるようなデジャヴに陥るわたし……。

一気に疲れてしまいましたが、いやあ、韓国料理ってやっぱいいわぁ~。
初めての経験だった母には、料理を注文するところでかなり試練があったようです。
英語で料理内容が訳されているのを読んでもピンとこない。写真が少ない。ということで、メニューに小さく載っていた焼き魚を指差した彼女?!
ちょ、ちょっとおかあさん、そんなん、ただの焼き魚ちゃうん?!と思たんですが、時すでに遅し。
もう迷いに迷って疲れ切っていたので、『何も言うてくれるな、わたしゃこれでええねんオーラ』がめらめらと……なので黙ることにしました。
旦那はブルゴギ(甘辛焼き肉)、わたしは海鮮おぼろ豆腐スープ、そして初心者母は焼き魚、それぞれの料理が来るまでチヂミを分けんこしてパクパク。
そしてやはり、焼き魚……失敗でした……
誕生日特別仕様並みのサイズの、鯛に似てるようで似てない特大尾頭付き焼き魚が二尾、ドカンドカンと大皿に乗ったのが運ばれてきました。
母は目をまん丸にして絶句。もちろん我々も絶句。恐る恐る身を剥がして食した彼女、「辛っ!それにすごく魚臭い!」って。
そら焼き魚やもんおかあさん……心の中でそうつぶやいたわたし……。
でもまあ多分、魚も新鮮じゃなかったんでしょね。こっちでこういうの頼む人、少ないやろし……
次回はもっと我々がフォローできるよう、ちゃんと下調べをしてからいこうと、心に固く誓ったのであります。

店員さんの、特に女性の方々は、わたしの顔をしげしげと見て、「せめてわたしらに話す時ぐらい御国言葉でしゃべりぃな~」と言いた気にしておられました。
話せたら話したいですよ。だって、いろいろおまけしてもられるって聞いてるし……。けど、わたし、日本人なんですよね、誰も信じてくれないけど。

次回はぜひぜひ、片言でもいいから、なにか話せるようにしていきたいと思います。あにゃはせよぉ~
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三羽ガラス

2009年12月12日 | ひとりごと
なぜだか理由はわかりませんが、こちらに来て、カラスに出会う機会が極端に少なくなりました。
それが、いきなり三羽、裏庭に遊びに来てくれたので、慌ててカメラを取りにいきました。



あまりに寒かったし、コートとか着る暇無かったし、おまけに彼らはいっつも微妙~な距離をとっていて、ズームができませんでした。
それにしても、あらためて見ると、ほんと、どっかの田舎の閉園された動物園の一角って感じのする、ワイルドな庭です、我ながら……。

それで、レンズから向こうを覗きながら、「ふふふ、これぞまさしく三羽ガラスなり……」とほくそ笑んでる自分に気がついて、
さて……それではなぜ、三羽ガラスという言葉が生まれたのか、ということに興味がムクムクとわいてきました。

どうせ今日は、ほんとは来るはずだった鍵盤ちゃんも来ないことだし、暇~(……があったら練習せんかぁ~!!)だし、ちょっくら調べてみました。


↓以下は、有馬温泉のあるお宿のサイトから抜粋させていただきました。
 
『カラスが現在の様に、「ずる賢い」とか「不吉!」とか「烏合の衆」などと喩えられたり忌み嫌われるようになったのは、実は江戸時代くらいからだそうで、それまでは、「賢い」とか「山の神の使い」とか言われて大切にされていたそうです。
なまじ知恵があるのと(遊んだり物まねをしたり道具を利用したり出来ることから、最も知能の発達した鳥類と言われています)見かけが悪いばかりに実にかわいそうな鳥です。
今回はそんなカラスと有馬温泉のとても深い関係を考察してみたいと思います。

一般に「ある方面、或いは、門下や部下の中の優れた三人」の事を「三羽ガラス」と言います。
カラスは賢い鳥だからかもしれませんが、それだけでは何でカラスなのかスッキリしません。
その語源のひとつと言われているのが有馬の古い伝説に登場する「三羽ガラス」で、文字どおり鳥のカラスです。
因みにこれは有馬温泉の鎮守であり、温泉寺の守り神でもある湯泉神社に伝わるお話です。

湯泉神社に最も古くから祭られている神様である大己貴命(=大国主命)・少彦名命の二神が、足を痛めた三羽のカラスが水溜りで足を浸して休んでいるのを見て有馬温泉を発見したというものです。
動物が発見したとか、神様が発見したとされる温泉は数え切れないくらいありますが、カラスは珍しいです。(というか一般的に知られている温泉では他にはありません)
しかも「カラスが温泉で傷を癒すのを神様が見て発見した」なんて、一つのストーリーの中で動物と神様が絡んでくるところなど、他にはありません』

というようなお話が載っていました。

いやあ、鍵盤が来なかったおかげで(←まだ言うてる……)、こんなことがまたひとつ、知恵袋に入りました。

今日もキリキリッと冷えてとっても寒いです。
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米国やっぱなあ~事情

2009年12月12日 | 米国○○事情
昨夜、お先に~といつも寝室にひとりで上がる旦那が、
「あ、すっかり忘れてた……まうみ、ちょっとBad newsがあるねん……いや、ちょっとと違て、多分……かなりBad……」とモゴモゴし出しました。

昨日、旦那の仕事中にかかってきた電話がそうでした。
仕事中だったので、まともな受け答えもできず、用件だけ聞いてそのままになっていたので、すっかり忘れていたようです。

修理に出している鍵盤、今日のお昼1時から4時までの間にここに運ばれてくる予定でしたが、延期になりました。
向こうからの話では、まだ少し時間がかかるので、来週の木曜日あたりはどうかということだったらしいのですが、
丁度その日から我々はTの卒業式に参加すべく、一家総出でヴァージニアに向かい、結局日曜日のお昼頃まで留守にすることになっており、その旨を伝えると、
なぜかホッと胸を撫で下ろしたような声で、あ、じゃあ、来々週の月曜日ってことで!と明るく指定してきたそうです。

ここにものの3年も暮らせば、アメリカンな常識や無常や悟りを知ることになるので、オハイオのRukkoちゃんやコネチカットのPSママもニューヨークのともちゃんも、そんなん屁でもないわい!と言いきれる根性を身につけている仲間ですが、こうなったらもう、年内に間に合えばラッキーっちゅうことで。

多分、これはあくまでもわたしの推測ですが、あの鍵盤は工場に運ばれて、実証見聞写真を撮った後、そのまま放っとかれてたんだと思います。
それで、わたし達がその後どうなっているのか、という問い合わせを、電話やメールで何度も何度もしていたのに、
それに答えるべき立場にあったカールの野郎がめっちゃ怠慢で、全くの音信不通を2週間にも渡り貫きやがったので、
工場の方もどうしたらいいのかわからないまま、鍵盤を工場のどこか隅っこに置いていたのだと思います。
そしていきなり、ハンマー総替え!なんてことをカールから言われて、やり始めたものの、そりゃ時間かかりますもん、あの作業。
なので、工場の方から、「そんなん、明日納入やなんて無茶でんがなぁ~」と文句が入ったのだと思います。

カール、てめぇ~!耳から指突っ込んで奥歯ガタガタいわしたろかぁ~
コメント (10)
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