ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ピアノになったLAPIANA

2009年12月23日 | 音楽とわたし
12月23日、午後2時、箱だったLAPIANAがついにピアノになりました!

鍵盤が差し込まれた瞬間です。



今日も朝から、待ってないふりして待ち続け、またまた1時近くになったので、2時までには届けるという約束を守れるのかどうか、ちょいと不安になりました。
そこで、半分、というより8割あきらめの境地でカールに電話をかけてみました。

「あ、鍵盤はトラックの中だよ。けど、そのトラックが今どこなのか、ちょっと今はわからないんだな~」
「今日は3時過ぎからうちでレッスンするので、だから2時までってことになってたんだよね。レッスン中に持ってこられても困るんだよね」

などと言いながら、とうとうトラックに乗せられてこちらに近づいている鍵盤のことが思い浮かび、ついニヤニヤとしてしまうわたし……。



新しいフェルトがなんともまあるい音を作り出してくれます。まだいまひとつモゴモゴ言ってるような感じですが、これから一緒に音作りをしていこうと思います。

カルロスさんからのクリスマスプレゼント。
さあ、彼のおかあさんから頼まれた通り、彼の遺影をフレームに入れて、ピアノの上に飾らないと。

P.S.
「延期に延期を重ねたお詫びに、調律を無料でさせてもらいます」と、カールさん(←いきなりさんづけになるこの単純さ?!)からの申し出がありました。
とてもありがたいことなので、もちろんお願いすることにしました。
いつのことになるのかは、ちょっとはっきりと言えないところがカールさんなんですけど……。

P.S.その2
夕食後に、旦那がLAPIANAでショパンのプレリュードを練習し始めました。おっと、まずはわたしがお手本を!と、お尻でブンッと追い出して弾いてみました。
なんて柔らかな、そして深みのある音でしょう!ピアニッシモの色合いも豊かです。嬉しくなって、何曲も弾いてしまいました。
まだ調律前なので、音程と、それからちょっと変な動きをするアクションが二カ所見つかりましたが、もうとってもとっても幸せです!
ピアノの神様、カルロスさん、そして支えてくれるみんな、ほんとにありがとう~!!
コメント (14)
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