今夜は、ほんの少し前までピアノを弾いてた。
旦那は二階でギターを弾いてた。
こんな遅くまで練習できる幸せ、もしかして初めてかも。
アメリカに引っ越してからは、家の造りが違うからか、築180年の古家やったからか、音が漏れにくくて、家族が居てもそこそこ我慢してもらえるようになった。
けど、二階に住む大家さんの暮らしを邪魔したくなかったから、食事の時間、テレビの時間、それからお客さんが来てはる時間は弾けなかった。
今日もついつい、ピアノを弾きながら、天井を見上げている自分に気がついて苦笑いした。
もう丸ごと一軒、自分の家なんやから、気にせんでもええねんでと、自分で自分に言うてやった。
家の周りはありがたいことに、誰かさんの家の裏庭か道路やから、よそのお家に気を遣う必要もない。
夏の間、窓を開け放して弾いてたら、わざわざ家の玄関前に椅子持って出てきて聞いてくれてたご近所さんやから、今は聞こえへんって文句言うてきてくれる。
ありがたいありがたい。好きなだけピアノが弾けるってほんまにありがたい。
ちっちゃい頃は、ピアノは好きやったけど、いろんなことが嫌やった。
ティーンの頃は、命からがらでピアノどころやなくなった。事故にも遭うたし病気にもなった。家族もバラバラになった。
最初の結婚は、ちゃらちゃらピアノ弾いて何遊んでんねんって、村中の人から非難されてる気がした。
次の結婚は、生きなあかんかったし、息子らを育てなあかんかったから、自分のピアノの時間なんか持ちたいとも思えへんかった。
アメリカに移って、やっぱりなんとかして生きなあかんかった最初の6年もそう。
けど、ずっとずっとこんな時が来るのを待ってた。
まだまだ生活のために稼がなあかんけど、他の、いっぱいくっついてたしがらみがだいぶ少なくなってきた。
半世紀経ってしもたけど、ええやんか別に、まだまだ時間はいっぱいあるはず。
なかなか思うように弾けなくて、うぅ~っとなる。
こんなんじゃ明日までに間に合わへんと、めちゃくちゃ焦る。
ほんでまた、ついつい天井を見上げて、あぁ、ここは自分の家やったと胸をほっこりさせる。
また明日、続き、がんばろな。
旦那は二階でギターを弾いてた。
こんな遅くまで練習できる幸せ、もしかして初めてかも。
アメリカに引っ越してからは、家の造りが違うからか、築180年の古家やったからか、音が漏れにくくて、家族が居てもそこそこ我慢してもらえるようになった。
けど、二階に住む大家さんの暮らしを邪魔したくなかったから、食事の時間、テレビの時間、それからお客さんが来てはる時間は弾けなかった。
今日もついつい、ピアノを弾きながら、天井を見上げている自分に気がついて苦笑いした。
もう丸ごと一軒、自分の家なんやから、気にせんでもええねんでと、自分で自分に言うてやった。
家の周りはありがたいことに、誰かさんの家の裏庭か道路やから、よそのお家に気を遣う必要もない。
夏の間、窓を開け放して弾いてたら、わざわざ家の玄関前に椅子持って出てきて聞いてくれてたご近所さんやから、今は聞こえへんって文句言うてきてくれる。
ありがたいありがたい。好きなだけピアノが弾けるってほんまにありがたい。
ちっちゃい頃は、ピアノは好きやったけど、いろんなことが嫌やった。
ティーンの頃は、命からがらでピアノどころやなくなった。事故にも遭うたし病気にもなった。家族もバラバラになった。
最初の結婚は、ちゃらちゃらピアノ弾いて何遊んでんねんって、村中の人から非難されてる気がした。
次の結婚は、生きなあかんかったし、息子らを育てなあかんかったから、自分のピアノの時間なんか持ちたいとも思えへんかった。
アメリカに移って、やっぱりなんとかして生きなあかんかった最初の6年もそう。
けど、ずっとずっとこんな時が来るのを待ってた。
まだまだ生活のために稼がなあかんけど、他の、いっぱいくっついてたしがらみがだいぶ少なくなってきた。
半世紀経ってしもたけど、ええやんか別に、まだまだ時間はいっぱいあるはず。
なかなか思うように弾けなくて、うぅ~っとなる。
こんなんじゃ明日までに間に合わへんと、めちゃくちゃ焦る。
ほんでまた、ついつい天井を見上げて、あぁ、ここは自分の家やったと胸をほっこりさせる。
また明日、続き、がんばろな。