ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

学ばせてくれてありがとう!

2009年12月30日 | 家族とわたし
5日遅れの、息子Tからの、でっかいクリスマスプレゼントが届きました。

彼の手からわたし達の手にそれが渡される時、
「僕に、いろんなことをしてくれたふたりへの感謝です。大学の教育も含めて」とTは言うてくれました。

ほんの学生上がりの、まだ一回としてまともな職についたこともなかった旦那が、義父として、夫として、戸惑いながらも頑張ってくれたこの18年。
Tのこの一言が、わたし達の心にスウッとしみ込んで、今までの苦労が吹っ飛んだ瞬間でした。

旦那とわたしが、仲良くドライブできるようにと、カーナビをプレゼントしてくれました。
「車に乗った途端、ふたりとも決まって喧嘩売ってるからな。これでちょっとは平和にドライブできるんちゃう?」

ごもっともです!
これからは、このナビちゃんの言うことを聞いて、ふたりで仲良うドライブさせてもらいます。

こんな高価なもん買うてくれてありがとう!
こないだモールに行って、あんたからもろた室内履き返品する時、「大学生から親へのプレゼント、これだけ?」みたいなこと言うて、それ聞いた時のあんた、顔真っ赤にして憤慨してた。そらそやわな、こんなすごいの内緒で買うてくれとったんやから。
知らんといらんこと言うてかんにん!

「このナビ、日本語にも変換できるかな?」
「それぐらい英語で我慢しとけ」
「もしかして、関西弁もいけたりして?」
「……」

このおかん、放っといたらどこまでも妄想し続ける。そう思たのかT、部屋からスッと消えて行ってしまいました。

わたしにTを育てさせてくれた彼の父親でありわたしの元夫であったTさん、そしてお義父さんお義母さん、本当にありがとうございました。
彼は独り立ちをします。彼のこれからの人生は、彼の意思に基づいて切り拓かれていきます。
その舞台がどの地になるにせよ、彼はあなた方の息子であり孫であり、わたし達の息子であります。
彼の幸せと成長を祈り続けてくれたあなた方に、心からの感謝を込めてお礼を言いたいと思います。
彼はすてきな大人になりました。自慢の息子です。これからの彼の人生に幸あれ!
T、わたしの方こそありがとう!
コメント (4)
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