ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

オイルタンク一歩前進?

2008年10月15日 | お家狂想曲
今日、地中に埋まっているオイルタンクがついに撤去されました。

旦那とわたしは、お互いの仕事の合間の、都合の合う時間を見つけ、昼前に現場に急ぎました。

し~ん……誰もいません。
まだ終わってないのかなあ、と近づいていくと、なんとも言えないオイルの臭いが辺りに漂っています。
見ると、ここら辺に埋まっているはずです、と業者の人が指差していた所の芝生がすっかり掘り起こされて消えていました。

こんな強い臭い、近所の人達、困ってるやろなあ……と心配になってきました。

今日はとても良い天気です。窓を開け放して楽しみたいだろうに、とても迷惑をかけてしまいました。

この臭いは、ただ単に、オイルが入っているタンクを動かしたからなのか、とんでもないぐらい漏れていたからか、
素人のわたし達が考えたところでなにも分かりません。

今日の結果がどうだったか、撤去作業を担当したオイル会社の人に聞きたいのはやまやまですが、
どうもそれは無理みたいで、またまた弁護士を通して事情を聞いてもらうことになるそうです。
その結果次第では、更にいろんなことが延びる可能性もあります。

さて、今日の久しぶりの再会で、しかも外の周りをうろうろしてただけでしたが、
やっぱりわたし達、あの家も、家の真ん前にある楕円形の公園も、めちゃ好きやん!と再認識。
なんででしょうねえ……めんどっちぃ修理や改装が山積みで、そんなことしばらくの間はできなくて(ローンが大変)、
ってことは、どれだけかかるか分からない間、それなりの不便な暮らしになるって分かっているのに……、
ほんでもって、今のアメリカの状況では、これからもどんどん住宅価格は下がっていくって知ってるのに……、
そしてそのおかげ?で、夫婦ともに小さな事業をしているわたし達のような者には、誰もが貸し渋りをし始め、ローンが組めない可能性も出てきたのに。

帰りの車の中で、ちっちゃなため息つきながら、しゃあないなあ、とつぶやいたわたし。
天気は上々、赤や黄色に紅葉した葉っぱをまとい、枝を四方に伸ばす大木達。
数字の上下に顔色が赤くなったり青くなったり、今のカオスに振り回される人間のことなんかどこ吹く風。
季節が来ると芽を出し、季節が去ると葉を落とす。言葉もなく静かに繰り返される自然の移ろい。
また今夜、落ち葉をサクサク踏みながら散歩しようかな


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真っ赤な北海道

2008年10月15日 | アホな小話
久々の運動の後は、覚悟してた通りの筋肉痛(筋肉ってあったのね)。
今日はその痛みを取り込んでしまわないように、ストレッチしまくらなくてはなりません。
今朝、朝ご飯を食べ終わり、立ち上がって伸びをしていると、
「あれ?昨日、そういえば生理になったんとちゃうの」と旦那が言いました。
「なったよ」
「で、ピラテス行ったんや」
「行ったけど?」
「ふぅ~ん……」意味深な響き……あ、ヤツがなにを考えているか分かりました。

わたしがピラテスを始めたきっかけは、旦那が仕事をしているCENTER FOR HEALTHY LIVINGで開催された健康フェア。
そこで知り合ったピラテスのインストラクターさんの勧めで始めてみたら、珍しく自分に合いそうな気がしたんですが、
如何せん、彼女のクラスの受講料が、わたし的予算からいうとちょい高!なので、格安なYMCAに転校?したのでした。

YMCAでは、朝の5時半から夜の9時まで、覚えきれないほどの種類のエクササイズクラスがありますが、
どのクラスも、なんでやねん?と来てる人に聞きたくなるほど満員?!びっくりです
マットやボール、それからダンベルでもなんでも、クラスに必要なものは無料で借りられるのだけど、
なんか、こんなこと言うとあかんのかもしれないけど、マットがどうしても臭うんですねえ、たくさんの汗を吸って
なので、マットだけは自前のを使おうと決め、腰と膝がすぐ痛くなるので、肉厚のピラテス用とかいうマットを購入しました。

さて、底抜けに明るいインストラクターメリッサのクラスに通い始めて1年が過ぎた頃、その凄惨な事件は起こったのでした。

わたしは今、生理がそろそろ終わるかな、まだ終わらんのかな、の時期に居る(つもり)更年期予備軍です。
まだホットフラッシュという、寝ている最中に理由もなく、理不尽なほどに大汗をかくという体験は1回だけ。
まだまだひよっ子のかわいい?おばちゃんです
まあ、旦那の方はそうは思ってないと思いますけどね。
なにやら、生理の前の数日間はかなり荒れる、というか、いつでも荒れる用意が整っている、というか、これまでにも増して迫力満点なんだそうです。
確かに、ここ数年は、生理前になるとなんとも言えない気怠さに覆われてしまいます。
指でちょっと押されたら、その場でコテッと寝ちゃいそうな眠気もあります。
テーブルを拭こうとする旦那が、布巾をちゃんと絞らないのを見た途端、おらぁ~!しっかり絞らんかいっ!と心の中で叫んだり。あ、これは生理とは関係ないか……ハハハ。
そんなんで、生理の内容そのものも変化してきておりまして、微妙に予測が付かない事もあったりするんですね。

その日は、生理が始まってからすでに4日が経っていて、わたし的にはほとんど終わっておりました。
ピラテスのクラスが始まり、ブロックを挟んだ両足を上げ、お尻をクイックイッと上げる運動が終わった時に違和感が……。
その後仰向けに寝転んだままの運動が各種続き、足を突き上げたり開いたり、運動と運動の間にチャイルドポーズで休憩したり、
そしてついに、テーブルのポーズという四つん這いになった時、わたしはそれを見てしまいました。
血染めのマット
水色の、それまで何の変哲も無かったマットの真ん中に、直径15センチはあろうかと思われる真っ赤な北海道
そして、所々に、飾りのように、真っ赤な離れ小島が
ウギャ~!!とばかりに立ち上がったわたし。びっくりする周りのメンバー達。
やっと気がついたのね、と言いたげな、わたしの後ろ側でやってた女性の方々。
クラスの部屋は大きくて、下手すると30人以上はいるんですね、そこ。
わたしはほぼ、その集団の真ん中に居りまして、男性もちらほら居るんですが、後方ではなかった……救われました
でもね、見られちゃってたんですよね、やっぱり
お尻突き出してたもんなあ、しっかり……ちょっと変やなあと思いながら……思たその時に確かめろよおまえ

そんなことあるわけない。
ってことが起こりがちなのがわたしの人生。
それをいつだって肝に銘じとかなあかん!

そんなことを遅ればせながら言い聞かせ、マットをゴシゴシ、パンツをゴシゴシ、車のシートをゴシゴシ、隠れ蓑に使ったコートをゴシゴシ、

ほの悲しくも切ない(どこがやねん?!)思い出なのであります


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続ける

2008年10月14日 | ひとりごと
めっちゃ久しぶりに、ピラテスのクラスに行って来ました
9月の9日からだから、ほぼ1ヶ月、8回もサボったことになります。
その間の毎週火曜日と木曜日の朝は、罪悪感を感じたり、しゃあないやん仕方ないねんから、と自己弁護したりで大忙し。

*コンサートが近くなって合わせのリハが入っちゃった。
*今朝はゆっくりしたい気分っぽい。
*今夜からコミュニティバンドの練習が始まるもんね。
*急に寒くなって、風邪ひいたみたい。
*アレルギーで鼻水が止まらん。運動どころではありませんわ。
*あ、生理になっちゃった。
*昨日の晩ちゃんと眠れんかったもんね、寝不足で運動したらあかんよな。
*朝寝坊しちゃって、朝ご飯が遅かったからなあ。

で、肩の周りや肩甲骨の辺りがどんどん重怠くなり、2年もかかってちょっぴり減ってきた下腹のお肉が元通りになり、
心の周りにまでボトボトと贅肉が付き始めたのか、いろんなことがダラダラしてきたのに気づき、
こりゃいかんとばかりに、今朝はやっと体をそこに運び、ヘロヘロになりながらもクラスに参加してきました。

昨日の朝はバタバタしてたので、今朝はゆっくりしたかったし、
いきなり生理になっちゃったし、
風邪っぽい感じが抜けきらなくて頭が怠かったし、
落ち葉のアレルギーが始まって、鼻水が出っ放しなので、鼻の下が真っ赤っかだし、
夜中の3時半から5時50分まで眠れなくて、とっても(反)さわやかな朝だったし、
寝不足を補おうと8時半まで寝直しちゃって、朝ご飯を食べ終わったのがクラスの1時間前。
そして夜の7時から9時までコミュニティバンドの練習があります。
こんなに悪条件オンパレードなのにも関わらず(しっかり7回分サボれてます)、決めたら行けちゃうんですよね。

行くか行かないか。やるかやらないか。

わたしはピアノ以外の物事で、ピアノぐらい続いたものってのがありません。
着物の着付け・ビーズの小物作り・編み物・パッチワーク・ダンベル体操・『45才から始めるストレッチ』という本が推奨する体操・朝の太極拳・散歩・食事のダイエット法・DVDを観る時にチョコを食べないこと……etc.

結局は、今日はまあいっか。今日ぐらいはちょっと。そうふと思って、止めたり食べちゃったりする、その1回が大きいんですね。
その大きさを知っているだけに、それをやっちゃった時の落ち込みもおっきい。
2回目になると、落ち込みよりも、ええねん、どうせこれがわたしやねんから、と妙に居直る。
3回目になると、見ないふりをしているのか、落ち込みも居直りも無く……。

続けるって簡単そうで簡単じゃありません。
だからこそ、継続は力なり、なんていう言葉もあるんでしょうね。

なんていうわたしはピアノの教師で、生徒達と、どうやったら練習が続けられるのか、毎週一緒に悩んでるわけです。
続けるのって簡単じゃない。それを知っている自分で良かったって思います。

でもね、ちょっと前のことになるけれど、わたしの大好きな恩人であり姉であり友であり、時々妹みたいでもあるピアノの師匠が、こんなことを言ってくれました。
わたしはその時、彼女から勧められたダンベル体操をちょっと続けて長く休憩して、みたいなことをやっていて、
あ~あ、なんでわたしは師匠みたいにコツコツ続けることができへんのかなあと、ふと口にしたんでした。
「それってまうみちゃん、またやり始めたら続いてることになるやん。ちっとも止めてないやん。そういう形の続けるっていう方法もあるんとちゃう?」
無茶苦茶救われました。ほんとに、心の中がパアッと明るくなりました。

彼女は時々、特に凹んでいる時のわたしを、ヒョイッと穴ぼこから引っ張り上げてくれるような言葉をかけてくれる人です。
そしてその言葉は、わたしの心の引き出しのあちらこちらに、大切に仕舞われています。

いろんな形の続けるってのがあっていい。そうですよね



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関西のおばちゃん

2008年10月13日 | ひとりごと
多分、そうやと思います。
いや、きっとそうやと思います。

今日は久しぶりにミツワ(前に八百半だった日本マーケット)に行ってきました。
うちは皆、焼き魚好きなので、まずは魚売り場に直行。
そこでウロウロしていると、魚売り場の担当をしている背のちっちゃいおばちゃんの声が聞こえてきました。
「えっと、これ、ディス、えっと、アッチッチ、えっと、ほれ、ふぅ~ふぅ~」
おばちゃん、口をとんがらせて息を吹き、大熱演です。
説明してもらっているお客さん(東洋人の母娘)の母親の右手には帆立の刺身、左手には明太子が乗っています。
おばちゃんの熱演はさらに続きます。
「ほんで、これ、ディス、あの、ナマ、このまま、イートイートね」
今度はおばちゃん、手に茶碗持ってお箸で何かをかき込んでるような仕草。

もうすっかりファンになったわたしは、もうちょっと見せてもらおうと、ソロソロと3人の近くに寄って行きました。

すると、目が・になったまま棒立ちしていた娘さんが、わたしに英語で聞いてきました。
「これ、どうやって食べるんでしょう?」
わたしはまずおばちゃんに、彼女達に説明していいかどうか尋ねてからと思い、聞こうとしたら、
おばちゃん、首がもげるで~と心配になるほどコクンコクンと頷いてます。
よっしゃ、まかしとき。

結局、おばちゃんが言おうとしたことは、どれも正しかったのですね。
わたしの説明を聞いて納得した2人は、どちらも棚に戻すことなく、買い物かごに入れ、去って行きました。
おばちゃんは、それでよし、ようやった。とでも言いたげなとても満足そうな目でわたしを見て、
「サンキュ、サンキュ」と言って、さっさと魚の処理場の方に入ってしまいました。
その彼女の後ろ姿は、ほんの少し寂しそうでした。
おばちゃん頑張れ

きっと彼女は関西人です。
関西弁を話す人間は、よく単語を2回繰り返す癖があります。興奮した時や慌てた時なんかは特にその癖が出ます。
わたしは、阪神大震災でびっくり仰天した朝、それをしつっこいほどやって、今だに家族にからかわれています。

独りで行くのつまらんかったけど、おもろい買いもんになったわ。
おおきに、おばちゃん
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表現とわたし

2008年10月13日 | 家族とわたし


朝起きてキッチンに行くと、いつものように、旦那が裏口の階段の踊り場で朝の運動をしていました。
ん?でもなんかちょっと様子が……そぉっと覗き見したら……カメラで景色を撮ってます。

昨日の夕飯時の乾杯直前に「ちょっと待った!これをカメラで撮ってから」と言って待たせたわたしに、旦那と息子は非難囂々。
K「なんでそんなことすんの?」
B「え?知らんのか。あんたのおかあさん、この頃ブログにハマりまくってて、こんなことばっかやってるねんで」
しっ!黙れ、おしゃべり。二重まぶたのこと、記事に書いたってバレたらヤバいやん。
K「そんなことして何の意味あるん?」

写真を無事(焦って撮ったので今イチでしたが)撮り終え、そんなことよりまあ食べましょ、と乾杯。
食事後、わたしはお茶碗を洗いながら考えたのでした。
ほんまに、わたしはなんでこんなことをしてるのかなあ。

もともと、自分の中にある、目に見えない何かを、表現することに興味がある方です。
版画だったり絵だったり、作文だったり演奏だったり、心と強くつながっている何かが、自分の内側から外側に流れ出していく過程が楽しいし、
表現した自分を、どんな形であれ、受け取ってもらえたら、もっともっと楽しい。

旦那の母親は素晴らしい陶芸家です。
彼女はもともと優秀な化学者でしたが、結婚を機に専業主婦に転向、子育てが一段落してから陶芸を学んだ人です。
彼女の家には、彼女の作品がいろんなふうに飾られ、彼女の作った食器は子供達家族も皆が重宝しています。
一度、おかあさんとこんな話をしました。
「おかあさんは、自分の表現した物をこうやっていつでも見たり使ったりして楽しめるからいいなあ」
「わたし達だって、まうみのピアノをいつも楽しませてもらってるわよ」
「けど、わたしの表現はその時その瞬間だけで、あとは煙のように、ちょっとの間そこに漂って消えてしまうもん」
「だからこそ、人の心に深く残る表現でもあるのじゃないの?それに、人には思い出すという能力があるものね」

それからしばらくして、わたしはひょんなことから物語を書き始めました。
何も無い所から、言葉を一つ一つ作り出し、文章にし、何度も何度も練り直し、音読し、そしてまた書き直す。
同じ白黒画面を目の前にして、鍵盤のかわりに文字キーを叩き、何時間も座り続けるのは得意中の得意です。
なんの問題もありませんでした。
書き上げた物語を、おずおずと友人知人に送り、読んだ感想を聞かせてもらう時の興奮ったらありません。
感想には良いこともあり批判もあり、それぞれいろんな意見がありましたが、どれも皆、とてもありがたいものでした。
やっぱり形になって残るっていいなあ。

おかあさんは60代からいろんな分野のマッサージ師としての資格を取り始め、今は脳のマッサージの勉強をしています。
少し前は内蔵でした。
直接手で触れられないそれらを、どんなふうにしてマッサージするのか、とても不思議で興味深い分野です。

さて、話をもとに戻します。
わたしのブログに関わる時間がだんだん長くなってきたのと、家族の話を公共の場にされていることで、
旦那は近頃、なんとなく放っとかれているような、居心地が悪いような気持ちになっていたんだと思います。
なので、表現とわたしについて、少しゆっくりと話を聞いてもらいました。
納得したようなしてないような、けれどもとりあえず「わかった」と言ってくれました。

そして今朝、自分がいつも太極拳をしながら見ている景色を撮っている旦那を発見。
ありがとね。






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インディアンサマーと雀と少しだけ猫

2008年10月12日 | ひとりごと
毎年10月に、この季節にしては暖か過ぎる天気が2~3日続くことがあります。
こちらではそれをインディアンサマーと呼び、大人も子供も、束の間の暖かさ(時には暑さ)を歓迎し、外遊びを楽しみます。

久しぶりに鳥の鳴き声もにぎやかです。
玄関を出た所にあるレンガ造りの階段に座って日光浴をしていると、左側にある鳥の水飲み場でなにやら大騒ぎ。ん?
木から降りてきては、水浴びしたり、木の根っこの所の園芸用の土で泥浴びしたり、それはもう大はしゃぎ。



左側に水の飛び散っているのが見えますか?あ~あ、もうちょっとアップがきれいに撮れたらなあ……。





大興奮して、土の中にもぐっちゃってるのもいます。右側の雀くん達は順番待ちです。礼儀正しいですね。

あれれ?急にみんな木に飛び移ってしまいました。どうしちゃったんだろ?



↑犯人(犯ニャン)です。ショーティ、完全に拗ねてしまっております。
写真を撮りたいわたしが、散歩するふりをしながら木の陰から鳥をじぃ~っと見ていた彼女に、家に入りなさいと叱ったからです。

今日はあまりにいい天気なので、近くの農場に行ってリンゴ狩りでもしようか、と旦那が言い出しましたが、
その言い出しっぺの彼が、や~めた、今日はゆっくり家でダラダラして、夕方早めにご飯を食べてワイン飲んで寝ると言い、
超めんどくさがり屋のわたしと息子Kにはなんの異存もなく、めでたくダラダラな日曜を過ごせることになったのでした。

めでたしめでたし。



とても奇妙な組み合わせ(かなり我が家風とも言える)な夕ご飯です。
今朝のビーツのスライスをお酢などでマリネし、半日置いたものに、
ヨーグルト、おろしにんにく、ひとつまみのお砂糖、ディルの葉を混ぜたソースをかけていただきました。
おいしゅうございました。
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ビーツ再び

2008年10月12日 | ひとりごと
『祝』でっかい写真!それも何枚も

おいおい、今まで載せ方知らんかったんかいな~、3ヶ月も経ってるで~と呆れている皆さん。
お気持ちは分かります、ほんとに。
でもね、バタバタしてたのと、溢れ出てくる?文字をカキコするので精一杯で、しかもめんどくさがり。
じっくりいろいろ試してみようではないか、という時間がなかなか取れなかったのでした。

それで、ちっちゃいなあ、1枚しか載せられへんなあと、ブツブツ言いながらも、月日が経ってしまったのでした。
でももう大丈夫。嬉しいです!載せる作業はかなりめんどっちいんですけど……(再び登場)。



歩いて行けるファーマーズマーケットで見つけたビーツ。



それを旦那が今朝からコトコトコトコト茹で、熱々のまま手で皮を剥き、輪切りにしたところです。



そしてスライス。旦那の指も手のひらも、それからまな板も包丁も、見事に真っ赤っか。わたしがそれを見ていると、
必ず、うっひっひっひっひ~とか言って、目玉をむいた怪しいオッサンに変身する旦那……。
その写真を撮ろうとしたら、
「もうこれ以上僕の評判を落とすようなことはせんといてくれ」と言われました。

実は、ビーツの写真を携帯で撮ろうとした旦那に、カメラの方がええやんと言ってカメラを渡したところ、
刃の欠けた菜切り包丁の写真を発見されてしまいました。
「あ~っ!包丁のことブログに書いたなぁ~!それって僕の悪口やん」
ちょっと拗ねてしまった旦那です
これからは、記事に載っけた後、残すべきか残さぬべきかよく考えないと。
な~んて、まだまだチクる気満々なわたしです
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ベルガマスク組曲

2008年10月11日 | 音楽とわたし
先月ガーシュインを弾いたホールで、今日はドビュッシーのベルガマスク組曲の「メヌエット」を弾きました。
「月の光」もこの組曲の中に入っています。

この演奏家協会のミーティングでは、演奏者は必ず演奏前に、どうしてこの曲を選んだのか、それぞれの思いを説明します。

舞台の上に立ったわたしは、聞いてくれている皆にこう話しました。
「わたしは8日前に、とても大切な友人を失いました。64才でした。
彼は楽しい事、美しい物、こだわりのある物、彼の子供達、美味しい食べ物、ワイン、タバコが大好きでした。
束縛されたり忠告されたりするのを嫌い、大空を飛ぶ鳥のように、大海を泳ぐ魚のように、自由で解き放たれた生き方に恋いこがれていました。
チャーミングで、可笑しくて、考えが足りなくて、うそつきで、正直で、情熱的な彼に、この曲はぴったりだと思います。
まるで冗談みたいに、わたし達の前からフッと消えてしまった彼に、祈りとともにこの曲を捧げたいと思います」

わたしの演奏を聞いてくれている人達が、それぞれの心の中に、それぞれのデイブを見つけ、想ってくれているのが強く伝わってきました。
最後の(ppp)ピアニッシッシモの、まるでチェロのピッチカートのようなラの音を弾き終えた時、
会場のあちこちからフフッと笑いが漏れたのを聞いて、わたしはとても幸せな気持ちになりました。
演奏後、大勢の人がやってきて、初めて会った人も、顔見知りの人も、みんな優しい言葉でデイブを偲び慰めてくれました。

音楽っていいなあ。しみじみとそう思いました。




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哀れな菜切り包丁

2008年10月11日 | ひとりごと


刃の半分ぐらいがボロボロになっちゃった、哀れな菜切り包丁です

去年の丁度今頃、わたしは3年ぶり、旦那は7年ぶりの、しかも2人一緒としては初めての日本旅行をしました。
そしてこれまた初めての、JRパスという、JRの乗り物ならなんでも乗り放題というチケットを使い、
ラーメン食べに長崎へ、原爆ドームの見学に広島へ、友人に逢いに新潟へ(ちなみに長崎は実現しませんでした)、
日本の電車時刻の正確さや、切符売り場の方々の迅速な対応や手つきにホレボレ~(時には涙ぐんだり)
親しい友人達や家族と美味しい食べ物を頬張りながら、とても楽しく懐かしい時間を過ごしました。

その旅行中、わたしは必ず見つけたかった物がありました。それは、菜切り包丁と三徳包丁です。

野菜の千切りやみじん切りが好きなわたし。切れ味の悪い包丁ほどイライラする物はありません
こちらで持っている包丁も、研げばそれなりに良く切れるのですが、早切りするのには片刃の方がやりやすい。
大津に移ってすぐに、ゴミから拾った三徳包丁も、今だに活躍していますが、さすがにくたびれてきた様子。
ところが、やっぱりいくら日本製の物と言えど、いい物は高いんですね~。インターネットで探しては諦めた値段とさほど変わりません。
それで、仕方が無いと諦めたものの、未練タラタラのわたしは、友人の家で愚痴り、母に愚痴り、
それなら使ってない包丁があるからと、三徳包丁を友人から、菜切り包丁を母から、ありがたくいただいちゃったのでした
もう嬉しくて嬉しくて、荷物検査で取り上げられてなるものかと、それはそれは慎重に二丁の包丁を包みました。

そして1年近く経ち、毎日ほのかな幸せと満足感に包まれながら、野菜を切ったり果物を切ったり
旦那も菜切り包丁が大のお気に入りで、「これなら僕もまうみみたいに早切りできる」なんて自慢してました

がっ!!!なんじゃこりゃ~!!!なんでこんなボロボロやねぇ~ん!!!

犯人が自首してきました。
自白によると、原因はチキンスープのようです
そういやあのスープ、やけにコクがあってうまかった。
骨付き鶏肉でベースを作る時、こともあろうに、犯人は菜っ葉専用の、あのとても繊細な包丁を手に……、
あ~~、想像しただけで、包丁くんの悲鳴が耳をつんざくようで辛いです。


さて、気を取り直して、
今日の午後、マンハッタンでクラシック演奏家協会の月に1度のミーティングがあります。
先月のガーシュインがウケて、またなんでもいいから聞きたい、弾いて!と言ってもらったのが嬉しくて、今日はちょっくらドビュッシーを弾こうと思っています。
どんなちっちゃな世界でも、楽しみにしてもらえるっていいですね。
背中と首の根っこが固まって怠いので、これからじっくりストレッチをしてお肉をほぐしてから練習します


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必殺仕置き人

2008年10月11日 | お家狂想曲
ブッシュ政権は、大ウソついて戦争を始めた。
町を破壊し、市民を殺し、動物も植物も殺し、双方の兵隊もいっぱい死んだ。
わたしゃてっきり、戦犯扱いになって、弾劾されると思ってた。

ブッシュ政権は、ええ加減でウソばっかりの金儲けに走り続けた。
世界中に金融不安が広がり、多くの人々が路頭に迷い、大混乱に陥った。
わたしゃてっきり、被害を被った国々が団結して、直接の原因を作った機関なり会社なりを突き止めて、訴えを起こすと思ってた。

こんな酷い、愚かな政権は、半世紀生きてきて、見たことがない。
なのに、どうして無事に、あと4週間もしたら、
「はい、じゃ、あとのことよろしくね」と、
すました顔して堂々と辞めることができるのだろう。

バチが当たらないなんて、どうしても納得できない。
『アメリカ史上最低の大統領』なんて汚名だけでは全然足りない。
彼と、彼を取り巻いてきた強欲で利己的で恥知らずな男や女を、戦場の、第一線の先頭に立たせてやりたい。
彼らの所有する豪邸の数々と別荘、そして彼らが今までに謳歌してきた贅沢と快楽のすべてを取り上げ、
刑務所じゃなく(どうせ彼らは刑務所といっても特別室に入れられるのだから)、ホームレスのシェルターに入れ、
寒空のもと、その日の食事や寝る場所のために長い長い列に並び、それでも運が悪かったらありつけない毎日を送らせたい。

ほんとうに、どうして誰も、彼らが普通に辞められるのを止められないのだろう。
それはやっぱり、このわたしのように、こんなところでブツブツ文句を並べているだけで、一向に行動に移そうとしない、
だって自分の生活も大事なんだもん、なんて言い訳してる人間が多いからだろうか。
それとも、ブラックジョークでもなんでもなくて、彼らが正しいと信じている人間が多いからだろうか。

こうなったらもう、必殺仕置き人に頼むしかないのかなあ。
そういや、仕置き人に鍼灸師がいたような……。頼もかなあ……。
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