ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

クリスマスイヴ

2008年12月24日 | 家族とわたし
クリスマスを祝いに、旦那の実家があるペンシルバニアに来ています。
旦那とわたし、息子KとガールフレンドのDちゃん、それぞれの荷物を2台の車に詰め込んで、時にジャジャ降り、時に濃霧、時にジャリジャリと凍った道を運転して来ました。
いつもだったら3時間弱で着くのに、今回は4時間近くかかってしまい、疲れも倍増。
でも、とても久しぶりに、旦那夫のJ&N夫婦にも会え、彼らのティーンなりたてホヤホヤの息子ちゃんと娘ちゃんにも会え、すぐに元気回復!

しばらくして、ヴァージニアから直接やって来た息子TとガールフレンドのJ子ちゃんも合流。旦那父も仕事から戻ってきて、今日のメンバー勢揃いです。

夕飯の支度をする者、ビリヤードで勝負をする者、昔なつかしいルービックキューブの3×3、4×4、5×5をスルスルと攻略して見せて鼻高々の甥っ子A、会っていない間の出来事を聞き合う大人達、みんなそれぞれに楽しそうです。

明日の朝には、旦那姉家族3人と、旦那父の姉家族4人が加わり、総勢19人でクリスマスディナーをいただく予定です。
ビリヤードの台をテーブルに変身させて、皆で一緒に、ワインとクリスマス料理をいただきます。
明日は朝早くから大騒ぎ。料理の分担、段取りを書き込んだ紙を見い見い、みんなで協力し合って作ります。
さて、もう寝ないとね。
寝不足すると、ディナーの後のコンサートで、うまくピアノが弾けなくなってしまいます。
おやすみなさい(旦那、特別身代わり出演)。
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米国交通裁判事情

2008年12月24日 | 米国○○事情
冬の土砂降りの雨の中、行ってまいりました、交通裁判。
こんなイヴの日に、裁判なんかに呼ばれる人間は少なかろう……という予想を見事に裏切る、50人もの交通違反者が勢揃い!

なにせ初めてではないわたし、裁判を受ける部屋への入室待ちも、持ち物検査も慣れたものです。
さて、今日はどんな事件や事故や違反を起こした人がいるのかしらん。

交通裁判は、軽い罪から重い罪まで、まず最初は一括で違反者を呼び、
自分で弁護士を雇って連れてくる者、国選弁護士をその場でつけてもらう者、自分で弁護して罪を軽くしてもらおうと試す者、あっさりと罪を認める者など、それぞれのやり方で裁判に臨みます。

今日のおもしろパフォーマンス(本人にとったら真剣そのものだろうけど)1等賞は、運転中の携帯電話使用で違反切符を切られた男性でした。

「あのさあ、こう言っちゃなんだけどさ、オレッち、こんなふうにして爪噛む癖があるんだわ」と、裁判長の目の前でやって見せ、
「これってさ、オレッちが思うに、いかにも携帯使ってるみたいに見えるっしょ?ね?ね?」と、後ろに控えている我々に同意を求め、
「だからさあ、あの時だってさあ、携帯なんか使って無かったのに、勘違いされちまってこんなとこに呼び出されてさ、どうにかなんないもんかね」とかなり横柄な態度で裁判長に訴えていました。
「あのね、その時にあなたが何をしていたか、わたしには全く分からないことです。けれども、あなたがどうしても自分が無実だと言い張るのなら、そうですね、あなたが契約している携帯会社から、あなたの携帯の使用データを入手して、それをわたしに見せてください。それから考えてみます」
「そんなこと、どうやったらできるんよ。無理っちゅうもんっしょ?」
「無理かどうか、あなた無罪を証明するには、それしか手は無いのではありませんか?」

おぉ~かっちょいい~!渋い~!
裁判長の声、モーガン・フリーマンそっくり!口調も意識してか、そっくり!顔はMr.フリーマンよりハンサム!
時間稼ぎに分厚い本を一冊持ってったんだけど、全然必要無し。彼の一挙一動を見逃すまいと、自分には全然関係の無い人の話まで聞き入っておりました。

通りの木を1本なぎ倒した若者、親の車を内緒で乗って事故を起こした高校生、ガソリンスタンドのタンクをベコンベコンにしたおっちゃん、今日も続々登場です。

さて、自分の番になり、自己弁護をどうぞと言われました。
モーガンにじっと見つめられてすっかり舞い上がったわたし。
「あの~、今年から銀行の支払いやら、保険の手続きやらを担当することになったんですね。でも、慣れてなくて、それで、ずうっとそのお知らせを見ながら、おかしいな、おかしいなって思ってたんですね。期限切れの日時が来年の11月だなんてって。それで、夫にも聞いたんです。その書類を見せて。確か10月の始めだったと思います。夫は、ああ、まだまだ大丈夫って言いました。それで、ああ、やっぱりまだまだ大丈夫なんだとわたしは思ってしまったんですね。でも、その期限切れの日時は、次に送られてくるはずの新しいレジストレーションカードのものだったんですね。それをわたしは、今持っているカードの期限だと勘違いしてしまったんです。夫と妻の間には、こういう勘違いやらミスコミュニケーションってのが山ほど発生しますでしょ。これはその、ほんの1例だったんです」
夫婦と英語の問題を絡めて、激せず、ちょっとしおらしく、けれども彼の目を真っすぐに見ながら話しました。
わたしのまとまりの無い話を、御丁寧に書記の係の方がパソコンに打ち込んでいます。
裁判官に向かって左側には足を大きく開いて立つ警官と国選弁護士、右側には事務官が座っています。

ほんのしばらくの沈黙の後、「どちらの違反の件も無実。この裁判の代金だけ支払ってお帰りください。楽しい休暇と新年を迎えてください」と、優しい微笑みとともに言ってくださったモーガン裁判長。かっちょええ~

215ドルのはずだった罰金が35ドルになりました。ありがたや~

今回、裁判所に行くまでずっと、一回ちょっと『your honor』の言い回しを使ってみちゃれ、と意気込んでいたのですが、
あかん、裁判長かっこ良すぎ!
結局、「Thank you so much」のみで終わってしまいました。トホホ。

次回こそ言うぞ~って……また行く気か?わたし
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一旦停止

2008年12月23日 | ひとりごと
明日のお昼過ぎにここを出発して、ペンシルバニアの山の中にある旦那の実家に行きます。
毎年なら、最後のあがきをイヴの朝にやっているのだけど、明日は裁判があるのでそれができません。なんちゅう理由なんじゃ~
なので、今夜が山場。これからプレゼントのラッピングに取りかかります
ちっちゃな物からおっきな物まで、形もいびつな物から四角い箱までいろいろ、大きさに合わせてペーパーを切り、包んでいきます。
どうせビリビリに破られるのだから、いい加減にクルクルッと包めばいいものを、それができない日本人のわたし……。

今夜の仕事帰りの道すがら、3年前の丁度同じ日に起こった出来事を鮮明に思い出して苦笑い。
あれはほんとに、小さいながらもかなり強烈なインパクトのある出来事でした。

もう少し足りなかったプレゼントを買いに、ここから15分ほど車で行った所にあるモールに出かけ、モントクレアの町中に入って間なしのことでした。
もともと人ごみは大の苦手なわたし。その年は、伴奏バイトの仕事がギリギリの22日まであり、すでに精根尽き果てていたので、
その最後の買い物を終えて車の中に入った時には朦朧状態。少し呼吸を整えてから運転を始めたのを覚えています。

やっと町に戻ってきて、山側から下って家につながるグローブストリートがもうすぐそこという時、一旦停止の表示がある通りを危うく無視しそうになりました。
車体半分はすでに停止線を超えていましたが、とりあえず止まり、それからまた車を発進させました。
その時、左側から車のライトが見えたけれど、急ブレーキの音も聞こえなかったので、良かった、事故にならなくて、と思いながら坂道を下りました。
ちっちゃな声で「Sorry!」と言ったけれど、そんな声がその車のドライバーに聞こえるはずがありません。
グローブストリートを右折して、あとは直線の道を10分も走れば家に着きます。
やれやれ、クリスマス前にここまで疲れてしまって、明日からの旦那の家族との数日がどうなるのかなあ、などと思いながら運転していました。

グローブストリートに入ってすぐに、なんだか変だと気づきました。
後ろの車とわたしの車との車間距離が異常に短いのです。
はじめは、わたしがぼんやりとした頭で運転していたので、スピードが遅過ぎたのかなと思いました。
それで速度メーターを確認してみたら、その道の指定速度を少し超えた、誰もが走っている速度でした。
後ろの人もクリスマスショッピングで疲れ果てていて、一刻も早く家に帰りたいのかなあと思い、少しスピードを上げてみました。
指定速度よりも10マイルぐらいは超えても大丈夫、だと思う。これが一般ドライバーの常識です。極たまには5マイル超えで捕まることもありますが……。
なので、その道は35マイルが指定だったので、45マイルギリギリまで上げてみました。
なのに、その車は、まるで磁石にでも引かれているかのように、わたしが少しでもブレーキを踏むと即座にぶつかってしまうぐらいの近さでついてきます。
ルームミラーで相手の顔を見ようとしても、街灯の少ない道なので、影のような輪郭しか見えません。
とにかく、とても恐くなりました。異常者?それともただの嫌がらせ?
信号が運良く青ばかりだったので、わたしはひたすら前に進み続けました。
家のある通りは大通りからは少し離れています。そして、クレセントという名の通り、弓のように曲がっています。
そこまで来れば大丈夫、まさかここまで同じ道を走らないだろうと思いながら、というより願いながら車を左折させました。
すると、なんてことでしょうその車も、なんのためらいもなく、わたしの後をついてくるじゃありませんか
もうほんとに恐くなって、これは絶対に普通じゃない!とパニックになりました。
幸いにして家がすぐ近くにあったので、ドライブウェイに車を入れてミラーでチェックしてみると、さすがにそこまではついて来れなかったのか、もうその車の姿はありませんでした。

まったく、なんて日だろう。くたくたに疲れている上に、こんな恐い目にも遭って……などとブツブツ心の中で愚痴りながらトランクから荷物を出していると、
いきなり暗闇の中から怒鳴り声が聞こえてきました。
「おい、おまえ、いったいどういうつもりなんだ!おまえは人殺しか!あんな乱暴な運転をして、おまえみたいな人間がいるから人が死ぬんだ!」
すごい剣幕のその声の主がどんどん近づいてきました。
わたしは唖然として、トランクの横に立ち尽くしたまま、防犯用の外灯に照らされた彼の顔を見ていました。
「わたしは乱暴な運転なんかしていません」それだけ言うのがやっとでした。
「あれが乱暴でなくて何が乱暴なんだ!一旦停止では止まらない。道を人殺しのスピードで走る。どこが乱暴じゃないんだ!」
そこであっと気がつきました。あの時、一旦停止と交差する道の左側にいた車の運転手だ。
「一旦停止をちゃんとしなかったことはごめんなさい、謝ります。でも、どうして制限速度を超えて走ったかというと、それはあなたが追い立てたからです」
「バカを言え!俺はそんなことは一切していない。おまえの無茶苦茶な運転を監視していただけだ!」
彼はどんどん興奮してきて、同時にぐんぐんわたしに近づいてきます。何を言っても無駄だと思いました。

「どうしたの?」
二階に住む大家さんのジムが、外の騒ぎに気がついて、二階の窓から顔を出してくれました。
わたしはホッとして、とりあえず事情を簡単に説明しました。その間もその男性はギャアギャアわめいていました。
「警察を呼んであげるから」
そうジムが言うと、その男性はなにやら捨て台詞をわたしに吐いて、タタッと姿を消してしまいました。

あれからというもの、一旦停止だけは必ずきちんと止まるようにしています。
そして、この時期になって疲れてくると、必ず思い出します。やれやれ……

みなさん、わたしのような目に遭わないためにも(まあ、ふつ~遭わないと思うけど……)、交通規則はきちんと守りましょうね
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もののけ?

2008年12月22日 | ひとりごと
旦那にえらい心配をかけてしまいました
なんてったって、ついさっき家に戻ってきたところです。

今、こちら時間の夜の11時。
まだ買い揃えていないクリスマスプレゼントと、日本食材と、年末年始に読むための古本を買いに、フォートリーという、韓国人が中心になって住んでいる町に買い物にでかけたのが、確かお昼の2時過ぎ

もののけ、もとい、買いもののけ姫になってしまってたのでしょうか?

自分でもびっくりしゃっくりです

今日は朝から用事と買い物に明け暮れた日でした。足がジンジン痛いです。

売れ残りをデパートなどから仕入れてきて、半額以下にして売るお店では、レジの支払いにこぎつけるまで、なんと30分以上も並んで待ちました。
まあ、こっちでは別に珍しいことではないのだけれど、並びながらもまだ買い物させようと、列の両側にちょっと面白そうな物を並べてあります。
退屈しのぎにはなるけれど、この商売根性、展望台とか美術館とか、どうしてもお土産売り場を通らないと外に出られない仕組みと似ています。
わたしは今日、そのお誘い売り場で、ボストン美術館で売っている、日本画満載のスケジュール帳を見つけ、思わず買ってしまいました。やれやれ……
全く買うつもりが無かった物なので、そのお店に5ドル、寄付したようなものです。

あ、そうそう、日本の食器を売っているお店で、小皿を3枚8ドルというセールで買ったのですが、税金とかが足されて23セント足りません。
大きなお札で払うのもなあ、なんて思いながらぐずぐずしていると、隣で支払いをしていた若い男の子が「これ使って」と言って25セント寄付してくれました。
感激して「ありがとう!」と言うと、「メリークリスマス」と言って笑った彼の顔のハンサムなこと
お店のレジのおばさん(はっきり言ってわたしと同世代です)も感激して、彼の買い物をきれいな包み紙で包んだり、小さなおまけを渡したりしていました。

こちらでは、10セントまでぐらいなら、足りなかった場合はごめんしてくれたり、レジ係が自分のポケットから足してくれたりすることがあります。
そういうアバウトさはとっても歓迎
物事というのは、なんにつけても、都合のいい事悪い事を持ち合わせているものです。

家に戻ってきたわたしの顔を見てから、旦那はホッとしたのか、スウッと眠りました。
8年半のアメリカ生活で、初めてのプチ家出的買い物でした
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違反チケット

2008年12月22日 | ひとりごと
やっと謎が判明しました。
先日、YMCAの駐車場でパトカーに止められ、保険とレジストレーションの期限切れについての違反チケットを2枚、ありがたく頂戴したのですが、
あれからインターネットで支払おうと何度試みてもうまくいかず、いったいこれはなんぞや?もしかして払わんでもええで~なんて意味かしらん、などと調子のいいこと考えてたりしておりました。

でも、支払いの延滞なんてのを払うのは更につまらんってんで、いろいろ出かけなければならない用事のついでに警察署に行ってきました。

2階の、違反チケット支払い所に行って、ネットで払えなかったと事情を話すと、
「ああこれ、これはね、24日の朝に裁判があるから、そこで期限切れになってないカードを2枚、裁判官に見せて、それから払うのよ」とあっさり。
「あの~、24日って、クリスマスイヴの24日?」
「そう、この水曜日のクリスマスイヴの24日」
「その裁判って、いったいどんなけかかるの?」
「さあ~、それはその朝になってみないと分からないわねえ」
「あの~、わたし、24日にはクリスマスのお祝いをしに夫の実家に行くことになってて」
「そりゃクリスマスイヴだもんねえ、フフフ」
「裁判なんかしなくても払うから、今ここで払えないかなあ」
「そりゃあ無理よ。わたしがカード見ても仕方がないもの」

前に、駐車場のメーターがぶっ壊れていて、ちゃんとコインを2個入れたのに、1個しか入ってない状態になっていて、チケットを切られたことがありました。
違反の支払いは28ドルだったんだけど、悪いことをしていないのに器械のせいで違反になったのが納得できなくて、裁判を受けて抗議することにしました。
簡易裁判ながら、それぞれに弁護士がついて、その部屋の中に居る30名以上もの人達の違反についての問答が繰り広げられました。
そりゃまあ、見聞きしているのはそれなりに面白かったけれど、時間かかり過ぎ!部屋に入る前にものすご~く待たされた上に、部屋の中に入ってからも延々と待たされ、結局3時間近くもそこで過ごしてしまいました。
気が済んだことは済んだし、お金も払わなくていいということになったけれど、なんだか時間の無駄使いをした気200%。
あの部屋にまた行かなければならないかと思うと……気がどよ~んと重いです

今朝は息子Tのアパート代の送金に彼の銀行に行き、警察署に行き、郵便局に行き、伴奏をした高校にバイト代の請求書を届けに行き、自分の銀行に行きました。
道沿いに山積みになった雪はカチカチに凍っていて、車を停めるのがなかなか難しいでした。
外はマイナス7℃。シャキーンと目が覚めます。
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猫の手

2008年12月21日 | ひとりごと


これは正確に言うと猫の足でしょうか。
ただ今お掃除中。
夢中になって、指と指の間、爪などをペロペロと舐めたりかじったり。

あまりの見事な開き様に感動して、1枚撮ることにしました。

ほんとに忙しい時、日向でボーッと寝ているこの仔の手をぎゅっと握り、
「あんたの手も借りたいほどわたしはめっちゃ忙しいねんで!」と、恨み言なんかも言ったりして……ふん、自分が蒔いた種やんか(by ショーティ)。

食う寝る遊ぶ。猫の時間はひたすらマイペースで過ぎていきます。

猫には猫の悩みや不満があるのだろうけど、たま~に、やることが次から次へとたまってきてヘトヘトに疲れきった時なんかに、
あ~あ、猫になれたらなあ……と、どうにもならないことを真剣に考ることがあります。
猫になったらピアノが弾けなくなるのにね
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雪かき

2008年12月21日 | ひとりごと
やっと青空が見え、太陽の光が積もった雪の上に降り注いでいます。
通りのあちらこちらから、いろんな音が聞こえてきます。

ガリガリ、ザアザア、ガガガァー、人と車が雪かきに励む音です。

かなりのタイミングの悪さですが、小型除雪車がたまたま通りかかってくれたので、慌てて写真に撮りました。





ものの見事に、駐車してある車の陰になった所で撮っているどんくさいわたし……
トラックの前についている雪かき用の、ええと、こういうのなんていう名前なんやろ?、ええい、分からん、ブツが見えますでしょうか?

この小型除雪車は、幅の狭い道、例えば各家のガレージまでの道(ドライブウェイ)などに積もった雪を一気に取り除いてくれる強い味方です。
町の大通りなどは、これの何倍もあるデッカイ除雪車がやって来て、すごい勢いで雪かきをします。

さてこちらは人力。
内緒で撮っているので、うちの垣根の横っちょからパチリ!



家の玄関から道路までの通路は、なんぼなんでも自分達で雪かきします。
お昼頃に、雪かき用のショベルを肩に、「雪かきいりませんかぁ~」と高校生の男の子が数名やって来ました。この時期のいいバイトです。
KもTも、「おみゃあら、ゲームばっかりやってんと、ちょっと運動してこぉ~い!」と家から追い出されて、このバイトをやったことがあります。

明日は晴れるようですが、気温がうんと低く、最高気温が零下6℃、最低気温が零下11℃の予報が出ています。
町中あちこちでスケートができそうです。
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ゆず湯

2008年12月21日 | 家族とわたし
なんとなぁ~く、どっかで見たような風景のような気がして……。



風邪をひかないようにと、ゆず湯のプレゼントをしてもらった上野動物園のお猿さん達。
なんとも贅沢な……とうらやましく思いながら読み進んでいくと、
気温がなんと20℃近くあって(こことえらい違い!)、あんまり温泉っていう気分にもならなかったお猿さん達、我れ先にみかんやゆずをほおばっております。

1番右端の、なんだかお母さんっぽいお猿さん、よぉ~く見ると、すでにみかんが2つも口の中に入っているのに、右手でおっきなのをすくおうとする強欲ぶり。



その昔……まだ息子達が小さかった頃、貧しい家計をやりくりして作った料理を家族の前に出すと、
例えば鍋の肉団子、カレーの牛肉、海老チリの極小海老などなど、いくつ食べられるのかっていうのが最大の関心事なのでありました。
自己申告をしていたけれど、そのうちKの申告はかなり怪しいという疑惑が生まれ、続いて旦那も怪しいということに気づき、
家族4人、ピリピリと周りの様子に神経を配りながら(?)食べておりました。
海老なんか、しっぽの数で調べていたら、しっぽごと食べてしまう技を開発した不届きなヤツが現れる始末(さて、誰でしょう?)。
今思い出しても壮絶な闘いでございました……

そんな思い出が、この写真のお猿さん達を見ているうちに、ふつふつと思い出されてきたのであります。

いや、でも、なんぼなんでもわたし、みかんを2つ口にほおばれませんわ。おほほほほ

P.S.
その頃、実家の母の家に遊びに行くと、たまには少し贅沢させてやろうと、ファミリーレストランに連れてってくれました。
「今日は値段を気にせず注文していいからね」という母の言葉に、大興奮してメニューを見る息子達。
普段は、外食はひとり400円までと厳しく決められていた我が家。
海老好きのわたし達のために、海老の入った料理なんかも別に注文してくれたりして、涙がちょちょ切れるほど嬉しかったのですが、
その料理が目の前に置かれた瞬間、
「なあ、この海老、何個まで食べてもええの~」と大きな声で聞く息子T&K。
「あんたら、どんな生活してんの……こんな情けないこと子供に言わさんとき」
その時の母のなんとも言えない顔。
内緒だけど、今だに数えてしまう我が家4人。これって一生もの?



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つらら

2008年12月20日 | ひとりごと


いやあ、一気に冬真っただ中って感じの毎日です。さっぶぅ~!!

町中の道を走る車も、さすがにゆっくりです。いくら寒冷地仕様といっても、積もった雪がガチガチに凍っているので、いつものようにはいきません。

今日こそはクリスマスショッピングの日だぁ~と気合いを入れるつもりだったけど、疲れが残っているし、道も悪いしってんで、ダラダラしていました。

お昼の3時過ぎに仕事が終わった旦那が、「いや、やっぱり少しは始めた方がいい」と珍しく行く気を見せたので、
仕方なく一緒に車に乗ろうと勝手口から外に出ると、この立派なつららが目に入ったのでした

行く店は二軒以下、一軒につき時間は多くて30分、旦那との買い物はセカセカして楽しくありません。
昔、なにかのゲーム番組で、予算分の買い物をできるだけ早く片付ける競争をしていたようなのがありましたが、
今日も時計を見い見い、旦那の機嫌も見い見い、なんとも気忙しい、集中力を要する買い物でした。ゼェゼェ……。

とりあえず、だいたいの候補を決めていたので、旦那の両親、旦那姉夫婦&娘、息子TとKのガールフレンド、旦那弟夫婦の贈り物を買うことができました。
あとは弟夫婦のティーンの子供達用の日本のお菓子(本命のはもう買ってあるのでこれはおまけ)と、旦那父の姉家族(4人分)の買い物をすれば終了です。

今年は我が家もちょこちょこ買いを止めることにしました。
買う時にはほんの数ドルの物でも、それがこの人数分となると、あっという間に100ドルを超えてしまいます。
量がないと寂しいなんて思っていた去年までが懐かしい……うそうそ

気温は零下5℃ぐらいだったけれど、風がビュンビュン吹いていたので、体感温度はきっと零下10℃を超えていただろうと思います。
言葉通り、外は身を切られるような寒さでした。
でも、今日仕入れたラッピングペーパーで、贈る相手の顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ包んでいくのを想像していると、心がほこほこしてきます

クリスマスカードも買ってきたので(遅っ!)、せめて送ってきてくれた人達には出したいと思う今夜のわたし。
また気が失せないうちに書いちゃいましょう!(ここ数年、毎年失せていた失敬者でした。反省






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雪の上の足跡

2008年12月19日 | ひとりごと
こんな大雪の日にもかかわらず、お父さんに連れられた7才のショーンがレッスンを受けに来てくれました。

紺色の大きな長靴を履いて、お父さんのつけた足跡に合わせてズブズブと玄関までやって来ました。

俳優を生業にしているお父さんは、小さなショーンのために、小股歩きをしていました。

今年最後のレッスンだったので、どうしても休みたくなかったショーン。シの音にフラットがついたヘ長調の曲に果敢に挑戦し、なかなか上手に弾きました。

こんな大変な日に、来てくれた2人の気持ちが嬉しくて、その足跡を記念に撮りました。





雪はまだまだ降り止まないようです。

旦那はこれからちょっくらショベルで雪掻きしてくると行って外に出て行きました。
何年か前に、もともとバイトと鍼の学校で疲れきっていた頃、雪掻きをしている最中にぎっくり腰をやって、3日間、ベッドから出られないことがありました。
鍼灸師ではないけれど、他の道ではプロの(例えば整体師やマッサージ師、それから看護士)クラスメイトがニュースを聞いて駆けつけてきてくれました。
各々のやり方で、ああでもないこうでもないと言いながら、なんとか症状を和らげようと必死で頑張ってくれました。
その頃丁度学校で習っていた、鍼に電流を通す治療を旦那で実験していたりもしました。
おかげで異例の早さでぐんぐん回復できた旦那……。
それにしても、玄関ホールで人間のものとは思えないような声で叫びながら、なんとかピアノの部屋に上半身だけ入れた時の彼の姿は壮絶でした。
「さけ!さけ!」と叫んでいるので、いったいなんのこっちゃと思いながらも、かなり真剣(当たり前)な様子なので近づいて行くと、
「さけ、持って来て」と、うなり声の合間に急いで言う旦那。
「さけって、あの、お酒のこと?」と聞くと、そんなこといちいち聞くなと言わんばかりの勢いで、ウンウン激しく頷く彼。
なんで今お酒なんやろ???と思いっきり訳が分からんまま、コップに日本酒を酌み、念のためにストローを入れて持って行きました。
それを一口飲んではズルル~、またしばらくして一口飲んではズルル~、アルコールが痛みを少し緩和してくれて動けるということでした。

今夜は息子Kもお手伝い。無理せんといてね。





さて、わたしはこれからあったかお鍋の用意をします。
骨つき鶏と白菜、それから大根とお豆腐。冷蔵庫の掃除です。
そしてもちろん熱燗!
大好きな師匠からいただいた、とってもイケてる渋い伊賀焼きのお猪口でグイッといきましょうか。
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