アシタカがアザレア賞に登録されました。登録馬は10頭で、そのうち未勝利馬がアシタカを含めて3頭という顔触れなので、出る気になれば出られてしまうという状況です。
アザレア賞と言えば、古くはあのドゥオーモ大先輩がデビュー戦快勝のあとに出走した思い出深いレース。だから何だというワケではないですが、なんとなく親しみを感じてしまうところがあったりもします(^^ゞ
アシタカはデビュー戦と2戦目を連闘で走りましたが、現状、追い切りを重ねて勉強するというよりも、実戦をトレーニング替わりにしている雰囲気で、これはこれで悪くないやり方のような気もします。
本当に出走があるのかどうかは分かりませんが、何しろあの矢作厩舎のことですし、何があっても驚かないように、一応、心の準備だけはしておこうと思います!
2022/4/2阪神9R アザレア賞(1勝C/芝2400m)登録馬**
中山8Rで11着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「首の高い走りですからね。これだと推進力が前へ前へと行かず、どうしても走りが収縮したものになってしまいます。距離は2000mぐらいまでの馬でしょうか」
◇鈴木慎調教師のコメント 「聞いていたように、共同通信杯の頃までとは異なり、ギアがひとつ上がらない状態のようですね。レースから揚がってきても息が乱れていないように、体力を消耗するほど最後までしっかりと走っていない状況です。この首の高さはまだ修復できていないポイントですので、調教や馬具、レース選択など、引き続き色々と考えて、少しでも良い競馬ができるよう頑張っていきたいと思います」
◆クラブのコメント 「推進力が上へ逃げてしまい、後方からの競馬。鞍上が意識的に促しているにもかかわらず、浮ついた走りで伸縮したフォームを繰り出せず、見せ場を作ることができませんでした。なお、このあとは、「まだ走り切れていない状況ですので、上がりの状態に問題がなければ、4月3日(日)中山10R 両国特別(2勝クラス・芝1600m)への連闘も考えていく」(調教師)予定になっています」
-----
首の高い走りを内田騎手にも指摘されてしまいました。もともと頭の高い走法はこの系統の特徴なのですが、それにしても、あれだけ高いとさすがに…といったところでしょうか。
加えて、「レースからあがってきても息が乱れていないように、体力を消耗するほど最後までしっかりと走っていない」状況となれば、たとえ2勝クラスの馬たちが相手であっても、上位入線を望むのは難しそうです。
ただ、鈴木慎先生は「調教や馬具、レース選択など、引き続き色々と考えて」いきたいと仰っていますし、4/3中山の両国特別(芝1600m)への連闘も検討するなど、レースを使いながら少しでも良くなるように手を尽くして頂けそう。。もちろん、簡単に現状を打破でき折るとは思っていませんが、諦めてしまってはそこで完全に終了ですからね。
昨日、ドバイ・ゴドルフィンマイルで優勝した同期のバスラットレオンだって、二桁着順を連発をしていた頃は、『もう終わった馬』みたいなことも言われていました。それでも陣営が様々に手を尽くし、試行錯誤の末に見事に復活したわけですから、カイザーノヴァもそんな未来をめざして頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
中山8R 4歳以上2勝クラス(芝1800m)に出走したカイザーノヴァは11着(最下位)でした。
【レース内容】互角のスタートから中団待機。後方3番手で1~2コーナを回って向こう正面へ。道中の走りはやや力んでいるように見えましたし、もともと高かった頭の位置も、以前よりさらに高くなったかな?と感じました。勝負どころの3角手前で内田騎手が合図を出しても、あまり前に進んでいく様子は窺えず、結局、最後方で直線に入ってからも一頭も交わせずレースを終えています。
-----
うーん。。全然うまくいきませんでした(^^;)
矢作厩舎から鈴木慎厩舎への転厩初戦であり、環境や調整過程が変わったことが良い方向に作用しないものかと期待をしましたが、世の中それほど甘い話はありませんでした。。ドバイで2勝などという派手な成果がある一方で、こうして条件戦で苦労をするのも競馬であり、一口馬主であるという…。いや、むしろ、こちらの方が普通なのかもしれませんね(^^ゞ
とにかく、レースを見る限りでは馬が全然進んでいかない雰囲気なので、ちょっと何をどうすればいいのか出口が見えてきません。あれだけ後方からレースを進めていたのに上がりの脚を全然使えていませんでしたし…。美浦ウッドでの時計などを考えると、これほど簡単に最下位負けをするとは考えにくく、問題が精神面であることは間違いないと思うのですが、矢作厩舎、鈴木慎厩舎の皆さんがいろいろ試しての現状ですからね。簡単に打開策が見つからないのは当然と言えば当然なのでしょう。。
ということで、思考が袋小路に入ってしまいましたので、まずは関係者コメントを待つことにします。
言うまでもないほど当たり前のことですが、カイザーノヴァもパンサラッサやバスラットレオン同様、私の大切な出資馬ですので、多少の時間が掛かろうとも、復活の道のりが厳しいものになろうとも、しっかり応援していきたいと思います!
**2022/3/27中山8R 4歳以上2勝C(芝1800m)・良**
**2022/3/27中山8R 4歳以上2勝C(芝1800m)13:45発走**
◎ アンダープロット
○ ミトロジー
▲ カイザーノヴァ
△ ヒルノダカール
△ スズカノロッソ
△ ディアセオリー
△ ルドヴィクス
カイザーノヴァは6枠7番から、美浦・鈴木慎太郎厩舎へ転厩後の初戦に挑みます。
何と言いますか、正直なところ、どうしても昨日の興奮が冷めやらず、いまだ冷静に予想記事を書く状態に復帰できていません。一生に一度あるかないかの一日を過ごした直後なので、そこはご勘弁頂くとして、とにかくカイザーノヴァも(クラブの勢いに乗って)良いレースをするよう精一杯応援したいと思います。
一言付け加えるとしたら、カイザーノヴァが本来の力を出せば、いきなり勝つまであって不思議はないということ。。かつては昨日のドバイシーマクラシックを勝ったシャフリヤールと差のない競馬をしていた馬ですし、今をときめく矢作先生が、バスラットレオンに劣らぬ高い評価していたほどの馬ですからね。
もちろん不安なところ、アテにできないところがある馬ながら、ドバイで連勝する以上に難しいことなんてない気もしますし、ここは一発、広尾祭りの締め括りを期待したいと思います!
ドバイターフで優勝したパンサラッサの関係者コメントです。
◇吉田豊騎手のコメント 「少しイレ込んだものの、ゲートでは落ち着いていましたので、あとはスタートだけ気を付けて。初めてのナイター競馬、初めての海外だったせいか、馬がいつもと違う競馬をしてしまいましたが、最後までパンサラッサを信じて全力で追いました。こんな貴重な経験をさせていただいた上に、勝たせてもらうことができるなんて、ただただ感謝しかなく、ちょっと言葉が見つかりません。本当に嬉しいです。ありがとうございました」
◇矢作調教師のコメント 「もっと後続を引き離して逃げる予定でしたが、ナイター競馬を気にしたのか、馬がフワフワしてあまり進んで行けませんでした。でも、それが最後の粘りにつながったことで、同着優勝が出来たのかもしれません。日本から多くの皆さんが応援してくださっているのは、よく分かっていましたからね。会員の皆様、おめでとうございます。皆さんに感謝です」
◆クラブのコメント 「いつもと異なる環境下でのレースということもあって、同じ逃げでも溜め逃げの形となりましたが、英国一線級の猛追にも譲ることはなく、好タイムでの1着同着。初めての海外挑戦で見事にG1馬の仲間入りを果たしてくれました。遅い時間にもかかわらず、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます」
-----
吉田豊騎手、矢作先生のコメントを見ると、やはり、今回の溜め逃げは最初からの作戦ではなく、パンサラッサが『普通の状態』でなかったが故の、とっさの判断だったようですね。(吉田騎手を含め、あれだけハイペース逃げ、大逃げを打つと宣言していたのですから、そりゃあそうでしょう…)
考えてみれば、初のナイター競馬や日本と違うレースの進め方(パドック、返し馬、ゲート)等々、パンサラッサが戸惑う要素はたくさんあったわけで、それが本来のスタイルに持ち込めなかった原因と考えると、競馬とは本当に難しいものだと改めて気づかされます…。でも、逆に言えば、そんな自分の競馬ができない状況下でも、何とか凌いで勝ってくれたのは、本当に素晴らしい頑張りだったということでしょう。
ちなみに、このあとの予定については何ともですが、今回、ロードノースと同着になったことで、1800m、2000mなら海外勢とも互角以上にやれる自信がつきました。海外連戦はなかなか難しいところもあるでしょうが、将来、文句なしの種牡馬入りをめざすためにもあとひとつかふたつ、海外G1をゲットしに行って良いのかもしれません(^^)
ドバイのゴドルフィンマイルを優勝したバスラットレオンの関係者コメントです。
◇坂井騎手のコメント 「指示通りに、持ち味のスピードを活かせるよう全力を尽くしました。それにバスラットレオンがしっかりと応えてくれて、僕の夢(海外での重賞勝利)が叶いました。2歳時から厩舎で能力を買っていた馬ですから、とにかく本来の力を発揮できるように心がけて乗りました。メイダン競馬場のダートも合っていたと思います。うまくこなしてくれましたね」
◇矢作調教師のコメント 「スタッフがバスラットレオンの本来の走法が戻るように尽力してくれましたし、ドバイに到着してからは抜群の調教が出来ていましたからね。自信を持って送り出せました。パワータイプではありますが、スピードもある馬ですので、彼の本来の力が出せれば結果はついてくると思っていました。自厩舎の坂井瑠星騎手で勝たせてもらったこと、心より御礼申し上げます」
◆クラブのコメント 「狙い通りにハナに立ち、後続に脚を使わせるような形での逃げ戦法。絶妙なペースを刻んだ鞍上のテクニックも光り、最後まで危なげない走りで押し切ってくれました。初めての海外挑戦にして、鮮やかすぎる復活劇。たくさんのご声援をいただき、誠にありがとうございました」
-----
坂井騎手も嬉しいでしょうねぇ。。2歳の時からずっと接してきた自厩舎の馬で、念願だった海外重賞勝ちを飾ったのですから、これまでの努力が報われた以上に感慨深いものがあるのではないでしょうか。
そして、矢作調教師のコメントからは、こちらが考えていた以上に自信があった様子が窺えます。今にして思えば、武蔵野Sの大敗は決してダート適性の問題ではないと判断したこと、さらには阪急杯をパスして走法改善に取り組ませたことなどがこの勝利につながっているわけで、決してラッキーパンチが当たったとかではないんですよね。
ちなみに、何度見ても素晴らしい完勝劇を演じたバスラットレオンはまだ4歳になったばかり。。当然、今後の伸びしろも期待できますし、これから一体どんな活躍をしてくれるのか、益々楽しみになってきました(^^)
ドバイ・メイダン7R ドバイターフに出走したパンサラッサが優勝しました!
【レース内容】互角のスタートから予定通りのハナへ。ただ、そこからいつものハイペースに持ち込むのではなく、後続を1~2馬身後ろに置いての平均ペース逃げになったのは、正直、意外な展開でした。レースはその後も淡々と流れましたが、勝負どころの3角過ぎからパンサラッサがペースを上げて4角へ! 余力充分に直線に入ったパンサラッサの脚色は衰えず、後続を引き離して逃げ込みを図りましたが、昨年の覇者ロードノースが馬場の真ん中を突いて猛追、さらに外から昨年2着のヴァンドギャルドが襲い掛かるという、まさかまさかのクライマックス。。3頭の鼻づらが揃ったところがゴールラインで、瞬間、勝ったか負けたか全然わかりませんでした。その後、長い長い写真判定の結果はパンサラッサとロードノースの同着優勝。こんな奇跡が起こるのかと今でも信じられませんゥットリ(´ー`*)。・:*:・ポワァァン
-----
ギャッ!!!
これがゴールの瞬間、私が発した言葉でした。
正直、レース展開は思い描いていたものと全く違っていたのですが、それでも直線で目一杯に頑張るパンサラッサの姿には鬼気迫るものを感じましたし、何とかゴールまで持たせてくれと願う気持ちが最後の最後、もうひと踏ん張りにつながったのではと思えてきます。何しろ外から襲い掛かってきた2頭の勢いがすごかったですから、勝っていてくれ!と願う気持ちと同時に、たとえ3着でも仕方がないとも思っていましたので…。
いやぁ、それにしても心臓に悪いと言いますか、何もこんなにギリギリの勝負をしなくても良いのに… いや、最初からこんな接戦にしようなんて誰も考えていなかったはずなので、きっと競馬の神様がこういうドラマを作りたかったのだ、と思うしかないでしょう。。それにしても本当に… 単に嬉しいというのではなく、ポワーァンとした不思議な感覚に浸っています。
バスラットレオンのゴドルフィンマイルに続き、今度はパンサラッサがG1ドバイターフ勝ち。。もちろん、勝つ可能性を信じてはいましたが、バスラットレオン復活Vのあとに、パンサラッサがロードノースと同着Vですからね。気紛れな神さまが用意したストーリーのお陰で、あり得ない事が起きてしまったのでは?という気もしています(^^ゞ
でも、こうなってみると、本当にギリギリ残っていてくれて良かった。。これが2着だったらどんなに口惜しかったかと思うと、ガクブルどころの話ではありません。
そして、厩舎の皆さんや吉田騎手に感謝をするのは当然として、パンサラッサの場合は何と言っても木村秀則牧場の生産馬ですからねぇ。。木村さん、ゴールの瞬間に泣いちゃってるかもなぁ…。本当に良かった、良かったm(_ _)m
ZBAT!競馬『【ドバイターフ】パンサラッサ、ロードノースが同着V!ヴァンドギャルドが3着』
UAE・ドバイで行われたドバイターフ(G1、芝1800メートル)は、軽快に逃げたパンサラッサ(栗東・矢作芳人厩舎、牡5歳)が逃げ込みをはかるところを、昨年の勝ち馬ロードノース(英=J・ゴスデン厩舎、騸6歳)と、後方から猛追した昨年2着のヴァンドギャルド(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)が鼻づらを並べてゴール。長い写真判定の結果、パンサラッサとロードノースが1着同着、ヴァンドギャルドが3着だった。矢作厩舎はこれでこの日のドバイ3勝。ロードノースにとっては連覇という、いろいろな意味で歴史的なレースとなった。NHKマイルC以来のG1制覇を狙ったシュネルマイスター(美浦・手塚貴久厩舎、牡4歳)は中団から、いつもの末脚がみられず8着に敗れた。
ドバイターフは3頭の大接戦。パンサラッサ(右)、ロードノース(中央)が同着で1位入線した(ロイタ―)