とりあえず一口馬主の楽しいこと

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パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

【パンサラッサ】メイダン競馬場はパンサラッサ向き!?

2022-03-06 12:17:40 | パンサラッサ

引き続き、ドバイ関連の話題です(^^ゞ


JRA公式:競馬場・コース紹介『メイダン競馬場』 (一部抜粋)
競馬場は、楕円型の左回りで、1周2400メートルの芝コースとその内側に1750メートルのダートコースというレイアウト。最後の直線は芝が450メートル、ダートが400メートルとなっている。また、芝コースには2コーナーと4コーナーの奥にシュート(引き込み走路)が設けられており、たとえばドバイターフ(G1。芝1800メートル)は2コーナー奥のシュート上、アルクオーツスプリント(G1。芝1200メートル)は4コーナー奥のシュート上からのスタート。同じくダートコースにも2コーナーに2本のシュートがあり、たとえばゴドルフィンマイル(G2)を含む1600メートル戦はこの内、斜めに大きく伸びたシュート上からの発走となっている。
なお、メイダン競馬場では開場から2014年3月まではダートではなく、オールウェザーでレースが行われていたが、馬場管理の難しさが明らかになったことや、ダートで強さを見せるアメリカ調教馬の参戦を促す意味合いもあってダートに換装されて今に至っている。
馬場は芝もダートもほぼ平坦。ただし、コーナーには芝で5%、ダートでは5.5%のバンクがついており、コーナリングがしやすくなっている。芝はベースとなるバミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードした馬場で、香港のシャティン競馬場と同じ。一方のダートは表層素材の88%が砂で、残りはそれよりも粒子の細かい沈泥や粘土という構成。表層の厚さは17.5センチメートルあり、その上部の7.6センチメートルをハロー掛けしてならしている。実際に触ってみると、日本のダートよりも細かい砂がかなり多く、構成が似ているアメリカのダート(東海岸以外)に近いという印象がある。【文:秋山響(TPC)(2021年3月現在)】

ZBAT!競馬『パンサラッサは引き続き吉田豊騎手でドバイターフへ』
中山記念で重賞2勝目を挙げたパンサラッサ(栗・矢作、牡5)が、引き続き吉田豊騎手とのコンビでドバイターフ(26日、メイダン、G1
、芝1800メートル)に挑むことが5日、わかった。矢作調教師は「コーナー4つの大阪杯も魅力的でしたが、(前走で)速い馬場にも対応してくれた。相手関係や賞金のことなどを考えてドバイターフにしました。(手が)合っている騎手に期待したいと思います」と語った。


パンサラッサ Photo by ZBAT!競馬


 

メイダン競馬場がどんなコースなのか、知っているようで実は詳しくなかったので、遅ればせながらJRAのコース紹介を読んでみたところ、とても勉強になりました。やはり、こういう情報というのは、自分が当事者的な立場にならないと、きちんと頭に入ってこないものなんですね。(今までは年に一回、日本馬を応援するだけのコースでしたから:言い訳(^^;))

まず、パンサラッサが重賞を勝った福島コース、中山コースとの比較において、『メイダンはワンターンの直線が長いコースなので心配』というご意見を見かけることがあります。確かに、コーナリングが上手で勝負どころのコーナーでスピードが落ちないパンサラッサにとって、単純にコーナーが減るのは歓迎ではないでしょう。そこについては矢作先生も、「コーナー4つの大阪杯も魅力的」という表現をしておられますので、まあ、そういうことなんでしょうね。

ただ、直線が長い…については、『言うても450m』であり、そりゃあ福島や中山よりは長いものの『府中よりは明らかに短い』というレベルです。実際に府中の2000mで行われたオクトーバーSを逃げ切った吉田豊騎手からすれば、リードを保って直線に入れば凌ぎ切るイメージはでき上がっている、といった感覚だろうと思います。

それよりも、今まで私が全く意識していなかったのは、コーナーに5%のバンクがついているという点です。このことが、どの程度コーナリングのし易さ、スピードの維持に影響するかは分かりませんが、バンクなしのコースより走り易いのは確かでしょうし、走破タイムがコンマ何秒速くなる程度の影響はある、と考えておいた方が良いのでしょう。

そう考えると、そもそもドバイターフは芝1800mをどの程度で走ればよいレースなのかが気になります…

ということで、メイダン競馬場で行われるようになった2010年以降のドバイターフ勝ち時計を見てみると、良馬場でもせいぜい1分46秒~、馬場が少し渋れば1分50秒かかりますといった、東京や新潟とは明らかに違う馬場なのが分かります。(2014年のジェスタウェイだけが1分45秒台で走ってますが、これは単純に馬がスゴイ(^^;))

2021年 ロードノース(せん5) 1:46.46(良)
2020年 コロナ禍のため中止
2019年 アーモンドアイ(牝4) 1:46.78(良)
2018年 ベンバトル(牡4)   1:46.02(良)
2017年 ヴィブロス(牝4)   1:50.20(稍)
2016年 リアルスティール(牡4)1:47.13(良)
2015年 ソロウ(せん5)    1:47.76(良)
2014年 ジャスタウェイ(牡5) 1:45.52(良)
2013年 サッジャー(牝6)   1:47.93(良)
2012年 シティスケープ(牡6) 1:48.65(良)
2011年 プレスヴィス(せん7) 1:50.21(良)
2010年 アルシェマーリ(牡6) 1:50.84(良)

うーむ。。これ、ワンターンで真っ直ぐ走る距離が長く、コーナーにはバンクのサポートがあり、世界から強豪が集まってくるのに時計は『先週の結果分析』で『Dランク判定』されそうなレベルってことですよね。。ということは、ワンターンとか直線の長さとか、そういうことより以上に、タフな馬場での消耗戦に強いパンサラッサ向きのコースなのではないでしょうか。

同様なことはゴドルフィンマイルに出るバスラットレオンにも言えそうで、メイダンのダートが日本よりアメリカに近く、芝馬が好走することも多いというのは悪くないですし、コーナーにバンクがあって走り易い点も、矯正した(矯正中の?)フォームを乱さずに、気分良く走りたいバスラットにとってはプラスの方が大きい気がします。

まあ、バスラットレオンについては、自分の走りができるかどうかの方が問題で、馬場云々を心配する以前の話かもしれませんし、チャンピオンヒルズで勉強し直したことが、何とか成果につながって欲しいと祈るのみです。が、一方のパンサラッサについては、矢作先生は、コチラが考える以上にメイダンのコースに自信があるのかもしれませんね。

ちなみに矢作先生はレース選択の根拠に関して、「相手関係や賞金のことを考えて…」と仰っていますので、それを素直に受け取れば『阪神でエフフォーリアに勝つより、ドバイでシュネルマイスターや外国馬に勝つ方が…』ということになりますし、『上位入線した時のリターンが大きいから』と言われたら、それは全くその通り。。

何だかミモフタモナイ気がしないでもありませんが、もちろん、矢作先生は表面に出ている以上の深い分析の上でドバイを選んだと思いますので、私としては、その判断を信じて応援するのみです!m(_ _)m

(実際には、エフフォーリアに勝つのもシュネルマイスター&海外の強豪に勝つのも大変ですけれど(^^;))

 

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【テラステラ】頂きました!「早めに始動したい一頭」

2022-03-06 05:36:38 | テラステラ

*ステラリード’20の競走馬名は「テラステラ : Tera Stellar」に正式決定。英語で“1兆倍の”+母名の一部。想像を絶するほどの大きな活躍を願っての命名となりました。

シュウジデイファーム在厩のテラステラは、BTCのダートトラックや坂路で調教を積んでおり、現在はおもにハロン18~20秒ペースのキャンター1~2本を登坂しています。2月中旬の馬体重は481kgです。

◇石川代表のコメント 「先月ある程度まで時計を出しましたので、今はまだ少しペースを落としてじっくりと。様子を見て、また徐々に上げていきたいと思っています。兄よりも比較的おとなしいですが、前向きで気が入りやすい血統ですからね。このまま順調に進められるようであれば、早めに始動したい一頭です」

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2/18近況報告後に『【ステラリード’20】早期デビューを意識させる順調さと成長』の中で、(多少の遠慮と配慮をしたうえで)「カイザーノヴァ、キングエルメスに続く3年連続の夏デビューが完全に視野に入ってきた… いや、そこまで言い切るのは少し気が早いのかも…」みたいな事を書いたのですが、今回、石川代表から「このまま順調に進められるようであれば、早めに始動したい一頭」と言って頂きましたので、こちらも堂々と『そのつもり』になろうと思います(^^ゞ

それにしても、ステラリードは毎年良い仔を出す素晴らしい繁殖になってくれました。重賞勝ち馬こそまだキングエルメスのみですが、テラステラを含めて今後もチャンスはありそうですし、このご時世、コンスタントに勝ち上がる産駒を出すだけでも簡単ではないですからね。そうですねぇ、ウェルシュステラ系としてはレトロクラシックにも頑張ってもらい、その間にディメンシオンの仔が活躍してくれたら、非常に難しい繁殖牝馬の代替わりが良いカタチで実現できそうです。

すみません、テラステラの話から離れてしまいました。が、基本的に心配なところがないタイプのようなので、病気や怪我さえなければ普通に早期デビューが狙えるのでしょう。石川代表は能力が足りない仔に「早めに始動したい」的はコメントをしない方ですし、それを信じて(余裕を持って)見守りたいと思います(^^)

 

【シュウジデイファーム在厩のステラリード’20:公式HP(2022/2/4更新分)より】

 


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

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【ドンカルロ】気性面、そして動きも良さそうな一頭

2022-03-06 05:21:13 | イベント・募集馬検討

*レトロクラシック’20の競走馬名は「ドンカルロ : Don Carlo」に正式決定。“オペラの名称”より。母名および兄名から連想しての命名となりました。

シュウジデイファーム在厩のドンカルロは、BTCのダートトラックや坂路で調教を積んでおり、現在はおもにハロン18~20秒ペースのキャンター1~2本を登坂しています。2月下旬の馬体重は488kgです。

◇石川代表のコメント 「先月ある程度まで時計を出しましたし、その際は馬なりで最後まで楽に走れていましたからね。今は少しペースを落として、あえてじっくりと。こうやって適度に上げ下げしながら成長を促し、さらに力を付けていければと思います。気性面、そして動きも良さそうな一頭です」

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1月下旬に497kgまで増えていた馬体重が、今回は488kgに落ちついてくれました。この感じなら、どんどん大きくなって脚元への負担が心配に…というほどにはならずにすみそうですね(^^;)

トレーニングについては、終い15秒の試走のあとにペースダウンをしたところですが、「その際は馬なりで最後まで楽に走れていた」とのことなので、ボンドオブラヴ(ハイアーラヴ’20)よりはだいぶ仕上がりが早そうです。気性面、そして動きも良さそうと(辛口評価が売り?の)石川代表が仰っていますし、暖かくなる頃にはかなりペースが上がってくるかもしれません。

母レトロクラシックは2歳夏に新潟でデビューをしたものの、結局、勝ち上がったのは3歳1月。。当時国枝先生がデビューを急ぎ過ぎたと反省しておられたように、もともとウェルシュステラの系統は決して仕上り早ではありません。(その意味では、2年続けて夏の北海道で勝つ産駒を出したステラリードはかなり異色の存在…)

ドンカルロがもしも早期デビューを果たすとしたら、ドレフォンの良いところを色濃く受け継いでいる時でしょうから、そういう観点で今後のペースアップを見守るのも面白そうです(^^)

 

【シュウジデイファーム在厩のドンカルロ:公式HP(2022/2/4更新分)より】

 

 

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【ボンドオブラヴ】まだ速い時計よりも体力づくりの段階

2022-03-06 05:07:41 | 引退馬

*ハイアーラヴ’20の競走馬名は「ボンドオブラヴ : Bond of Love」に正式決定。英語で“愛の絆”。父名および母名から連想しての命名となりました。

シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、BTCのダートトラックや坂路で調教を積んでおり、現在はおもにハロン18~20秒ペースのキャンター1~2本を登坂しています。2月下旬の馬体重は476kgです。

◇石川代表のコメント 「軽くリフレッシュを挟み、再びBTCの施設を併用して適度に乗り進めているところ。相変わらず元気が良いですね。動きや雰囲気は悪くありませんが、今はまだ速い時計よりも体力づくりといった段階でしょうか。ゲート練習も含めて、じっくりと調教を積んでいきましょう」

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2/18の近況で「2週にわたって試験的に終いのみハロン15秒くらいまで脚を伸ばし、その後は場内にてリフレッシュ期間を挟んであげている」との話がありました。今はそのリフレッシュ期間が終わり、再びBTCでの調教が始まったところでしょうが、「まだ速い時計よりも体力づくりといった段階」との評価なので、それなりに時間が掛かると考えた方が良いでしょう。

最近の夏デビューをめざす馬は、年末年始頃に15-15(成長が早い馬だと14秒、13秒台も珍しくない?)をクリアして、ひと息入れたあとの3月後半から4月にかけて、再びペースを上げていくパターンが多いですが、もしも3~4月になっても体力づくりが続くようだと、秋から冬、あるいは3歳デビューも充分にあり得ますからね。

もちろん、ハイアーラヴ仔のデビューが遅くなるのは想定内ですし、逆に、慌てて多くのことを詰め込んだ結果、気性面の課題が出てくる方が厄介なので、できるだけ気分を害さないように「じっくりと調教を積んで」頂ければ…。そうこうしているうちに、ハイアーラヴ×キズナらしい、スケールの大きな動きができるようになればありがたいです!m(_ _)m

 

【シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴ:公式HP(2022/2/4更新分)より】

 


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

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