パンサラッサは、2月28日中山11R 中山記念(G2・芝1800m)に三浦皇成騎手で出走します。
- 21.02.24 助 手 栗東坂良 1回 52.8-38.4-24.9-12.1 馬ナリ余力
- 21.02.19 助 手 栗東坂良 1回 51.6-37.6-24.9-12.8 一杯に追う
◇矢作調教師のコメント 「先週の金曜日に割としっかりやりましたので、24日はもう調整程度に。相変わらず本当によく動いてくれますし、状態も悪くないですからね。レースでは逃げ馬の後ろにつけて、好位からスピードを持続させて抜け出るような形をイメージ。このメンバーでどこまで戦えるか、楽しみにしています」
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パンサラッサの中山記念出走が確定しました。最終追い切りは栗東坂路を52.8-38.4-24.9-12.1秒(馬ナリ)で、矢作先生が高く評価をしている通りの良い動きだったと思います。
鞍上はラジオNIKKEI賞以来の三浦騎手に替わりますが、「バビットの後ろにつけて、好位からスピードを持続させて抜け出すイメージ」とやることがハッキリしているので問題なし。いつも通りのスタートさえ切ることができれば、この馬の競馬のカタチはしっかり作っていけるでしょう。
今年の中山記念はメンバーが小粒という話も出ていますが、G1馬がいるかいないかという点では全くその通りです。ただ、例年G1馬やG2馬が上位を独占してきたかというと、案外そうでもないですからね。今年の中山記念は、ここからさらに上をめざすキッカケを掴むレース、なのだと捉えたいです。
ということは、やはり、まだ上がり目の大きい4歳馬が中心になるのではと…。4歳勢はバビットとパンサラッサしかいませんから、うまくコトが運んで番手からバビットを交わしてしまえば必然的に…。あ、すみません、これ以上は枠順発表後、レース予想の記事でやりたいと思います(^^ゞ
**2021/2/28中山11R 中山記念(G2/芝1800)出走馬**
【2021/2/7小倉11R 関門橋ステークス(OP/芝2000m)でのパンサラッサ:公式HPより】
ラジオNIKKEI 『【中山記念】栗東レポート パンサラッサ [News]』
2月28日(日)に中山競馬場で行われる中山記念(G2)に出走予定のパンサラッサ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。
「(前走は)勝ったと思いましたが、賞金を加算できなくて残念でした。(今回は)中2週ですので、先週の金曜日に1本やって今朝も単走で追い切りました。2か月ぶり(にレース)を1度使われて良くなっていると思います。
中山の1800メートルは合っているのではないかと期待しています。明確な逃げ馬がいるので、それについていって好位から抜け出せるような競馬が出来ればと考えています。
(武器は)スピードの持続性で、メンバーは強いですがどこまで戦えるか楽しみにしています。いつも頑張ってくれる子なので、全力を出し切ってくれると思います。応援よろしくお願いします」
Sponichi Annex 『【中山記念】パンサラッサ ぐんぐん成長 池田厩務員「精神的に強くなった」』
パンサラッサが中2週で中山に遠征へ。全休日明けのこの日、坂路を軽く駆け上がった。池田厩務員は「体調に陰りはない。精神的に強くなったし、落ち着きも出てきた」と成長ぶりに目を細める。前走・関門橋S(2着)は控える競馬で見せ場をつくった。「最近はいい意味でズブさが出てきた。開幕週はいいし、三浦ジョッキーも癖を分かってくれているからね」と鞍上に全権委任だ。
- 21.02.24 助 手 栗東坂良 1回 55.6-40.9-27.0-13.7 強めに追う
- 21.02.21 助 手 栗東坂良 1回 59.8-43.7-28.7-14.4 馬ナリ余力
- 21.02.17 助 手 栗東坂重 1回 55.8-40.9-26.7-13.7 馬ナリ余力
プロデューサー(新馬)一杯を0.1秒追走クビ遅れ
◇武幸調教師のコメント 「きのう坂路単走で追い切りました。飼葉喰いや体つき、目方などは良くも悪くも前回の入厩時と変わらない感じでしょうか。いつも通り良い子にしてくれています。今回は距離延長でどれくらい力を発揮できるかがカギ。まずはそのレースぶりを窺っていきたいと思います」
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リナーシェの出走が確定しました。レースは28日小倉5Rで、前走のマイルからさらに400mの距離延長、初の中距離2000mへの挑戦ということになりました。これまでは、スタート後に置かれ気味になって後ろから…というレースが多かったですから、この距離延長がプラスになることを祈りたいと思います。
距離延長で追走が少しでも楽になり、今までより前目の位置でレースが進められるとしたら、直線で堅実に脚を使うこの馬の良さが生きてくるかもしれませんからね。(これまでの全4戦、上り3Fは推定3位以内!)
ただし、体つき、馬体重については「良くも悪くも前回の入厩時と変わらない感じ」とのこと。追い切りに関しても以前と大きく変わった印象は無いですから、一気に勝ち上がるほどの変わり身を期待するのは酷かもしれません。まずは幸四郎先生が仰る通り、「距離延長でどれくらい力を発揮できるか」に注目したいと思います。
**2021/2/28小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)出走馬**
栗東トレセン在厩のヴィジャーヤは、25日朝、Cウッドで長めから追い切られています。
- 21.02.25 小 崎 栗CW良 6F 85.0-68.9-53.7-39.8-12.8(7) 強めに追う
ヴィルヘルム(三歳1勝)馬ナリの内0.4秒追走0.1秒遅れ
- 21.02.21 助 手 栗東坂良 1回 57.5-42.1-27.2-13.1 馬ナリ余力
- 21.02.17 助 手 栗CW重 半哩 53.8-38.9-12.2(7) 稍一杯追う
サンラモンバレー(古馬3勝)馬ナリの内同入
◇池江調教師のコメント 「直線で手前を替えてから内にモタれるような格好に。まだ息遣いも楽ではないように、十分な体力が付ききっていない感じでしょうか。当初イメージしていたより、もう少し乗り込みを重ねていく必要があるのかもしれません。現時点では、初戦は芝の中距離あたりから使っていこうかと思っています」
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先週の近況で「来週は長めから追う予定、あと3~4本ほど速めを重ねて一応の出走態勢が整う」との話がありましたが、25日に行われた初の6F追いの結果は、池江先生を満足させるものではなかったようです。
と言っても、栗東CWで85.0-12.8秒なら全然ダメな時計ではないですし、17日の追い切り後にはそれなりの手応えがあったはずなので、25日はたまたま調子が出なかったのか、長めから行った分、課題の口向きが悪さをしたのか…。もしも池江先生ご指摘の体力面、息遣いだけの話ならば、予定より多めに追い切る中でクリアしていけると思うので、あまり心配する必要はないでしょう。
こうなると、勝手に予想していた3/6阪神4R(芝1600m)でのデビューは無いということになりますね。そもそも「初戦は芝の中距離あたり」とのことなので、最初から大外れだったワケですが(^^;)
ただし、『未出走馬が未勝利戦に出走する場合に限り、新馬戦と同等の賞金がもらえる』との特例期限、3/21までの未勝利戦デビューは池江先生の頭の中にもあるでしょう。その期限内で、尚且つ先週時点の想定からさらに2~4本追い切るとすれば、例えば3/20阪神5R(芝1800m)あたりがターゲットになるかもしれません。
まあ、ヴィジャーヤにとって25日は初めてのCウッド6F追いだったわけですし、この一本で変わってくる部分があるかもしれず、週末と来週の速めでどう動きが良化するかも大事ですよね。もしも良化度が大きければ3/13週でのデビューもあり得るでしょうし、引き続き注目していきたいと思います。
しかし、こうやってバンバン追い切って鍛えていく中でも、馬体がしっかりしていて減る心配をしなくて済むのは大きいです。「初戦は中距離から」というのは少し意外だったのですが、それはさて置き、こういう鍛えがいのある馬は、いずれキチンと強くなっていくと思います(^^ゞ
ドゥオーモは24日、グリーンウッドへリフレッシュ放牧に出ています。
◇野中調教師のコメント 「多少の疲れはあるものの、前々走後と比べればずいぶん楽。脚元や背腰など、ひとまずこれといって大きな反動は見て取れません。あくまでも牧場での回復状況を見ながらにはなりますが、順調であれば、4月18日福島11R 福島民報杯(L・芝2000m)に向けて調整していきたいです」
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前走、小倉大賞典は想定以上の速い時計の決着になり、あえなく13着に終わりました。
収穫としては2ヶ月ぶりのレースを無事に終えたことですが、ドゥオーモにとってはそれが一番重要だったりしますので、その点では良かったと思います。ただ、これからは今まで以上にレース後の様子見を慎重に行っていくようで、次走は少し間隔をあけて4/18福島メインの福島民報杯になるようです。
そうですねぇ、何だかんだで3戦連続の二桁大敗を喫してしまいましたので、次の福島民報杯では良いところを見せて、是非ともベテラン健在をアピールしたいところです。
ちなみに小倉大賞典の出走奨励金を加えたことで、ドゥオーモの生涯獲得総賞金が1億円を超えました。本来であれば何の苦労もなく到達していておかしくない馬なのですが、アクシデントによる気が遠くなるほど長い休養を挟んだ過去を考えると、ひとつの区切りとして感慨深いものがありますね。
個人的に、『獲得賞金1.2億円以上または受賞勝ち』をこのブログ上での『殿堂入り条件』にしていますので、どうせなら次走福島民報杯を勝って一気に殿堂入りを決めちゃって欲しいです!m(_ _)m
【2021/2/21小倉11R 小倉大賞典(G3)でのドゥオーモ:公式HPより】
*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、24日に坂路で半マイル54.5、終い12.8をマークしています。
◇小泉厩舎長のコメント 「強いて言えば、我慢させたいところでハミを弾いて行きたがるようなところがあるものの、感触自体は良好で、今日も楽々と坂路を駆け上がっていきました。毛づやがひと息に見えるのは季節的なもの。帰厩にあたって何ら問題はありません。調教師によれば、『今週土曜日の帰厩を予定しているが、検疫次第では来週前半になることも』とのことでした」
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今週末か来週初めの帰厩に向けて、良い感じで準備が進んでいるようです。
スポーツ報知POGブログの『次走報をたっぷりと(栗東)』によれば、バスラットレオンの次走は3/13阪神6R(1勝C/芝1600m)とのことなので、普通に実力を出せばきっちり勝てるレースになるはずです。その意味でも、すでに坂路でしっかり時計を出せていて、「帰厩にあたって何ら問題なし」なのは心強い限りです。(もちろん油断してはイケマセンけれど(^^ゞ)
という事なのですが、実は私、3/13のレースについて密かに注目していることがありまして、それは、『果たして鞍上は古川奈穂騎手になるのか!?』ということなんです。(古川奈穂騎手についてはYAHOOニュース!の長~い記事から抜粋して下に貼っておきました(^^))
もちろん、新人ジョッキーなので相応のリスクはあるでしょうが、矢作先生が気合を入れて古川騎手を育成しつつあるのは有名な話ですし、目先4kgもらえるのはオイシイわけで…。いや、全くの見当ハズレかもしれませんが、ひょっとしたら『奈穂騎手の初勝利はこの馬』というパターンがあるかもしれません。
まあ、今のところは単なるネタ話ですが、新人ジョッキーでも勝てると見込まれれば、あり得ない話ではないでしょう。私としては、誰が乗っても乗らなくても、ビシッと応援するだけです!(^^ゞ
【2021/1/10中京 シンザン記念(G3)でのバスラットレオン:公式HPより】
YAHOOニュース! 『菜七子を超えろ!なぜ彼女らはジョッキーの道を選んだのか…3月にJRAで5年ぶりに女性騎手2人が同時デビュー』
日本中央競馬会(JRA)に2人の女性ジョッキーが誕生した。古川奈穂(20=矢作厩舎)と、永島まなみ(18=高橋康之厩舎)の2人が2021年度の中央競馬新規騎手免許試験に合格。3月6日の初陣を心待ちにしている。JRAに3人以上の女性騎手が在籍するのは2001年以来、実に20年ぶり。彼女らは、なぜ騎手の道を選んだのか。目指すは、通算128勝と活躍している藤田菜七子(23=根本厩舎)超えだ。
(中略)
「藤田さんの活躍している姿を見て、女性でもなれるんだと思った。いまでは女性、男性関係なく活躍されていて凄いと思う」と古川。永島も「藤田さんの存在を知り、より騎手になりたい思いが高まった」と話す。
古川は東京都出身。騎手の道を目指す人の多くは、身内に競馬関係者がいるなど、なんらかの縁があるものだが、彼女は、医師の家庭で育った。動物好きの少女は、やがて馬が好きになり、それが高じて競馬に興味を持った。
「小学校6年生のとき、ゴールドシップが勝った有馬記念(2012年)をテレビで観て感動したのがきっかけです。それからはG1があると東京、中山に連れて行ってもらいました。好きな馬はエイシンフラッシュでした」と振り返る。
進学校に進んだものの、夢は彼女の心の中でくすぶり続けていたようで「高1のとき、自分が好きなものを問い直し、ヨッシ!と決心した」と明かす。
競馬学校1年目には左肩を痛め手術。しかし、気持ちが萎えることはなかった。
「ジョッキーを続けるなら手術した方がいいとのことでした。1年留年しましたが、手術して良かったと思います」
(中略)
古川が所属する矢作芳人調教師(59)と言えば、いまや押しも押されもしないトップトレーナー。厩舎は3冠馬コントレイルを筆頭にオープン馬の宝庫となっている。その人脈、交遊の幅も広く、仕事はもちろん、息抜きとしての遊びも手を抜かない。
そんな矢作調教師は古川を絶賛する。
「とにかく人間的に魅力がある。負けず嫌いで現状に満足しない。志が高いんですよね」
矢作調教師は見識の深さでも広く知られており、女性騎手の可能性について聞くと「競馬はスポーツであり、興行でもある。だから女性騎手の活躍の場を広げる減量のルール変更を働きかけてきた。JRAがもう一段高いステージに行くためには女性騎手が活躍し、華やかさや彩りも必要でしょう。その中でうちの奈穂にも期待したい。そして、最終的には女性調教師の誕生。これですね。文化的にもそうならないといけないでしょう」とビジョンを熱く語ってくれた。
古川自身は恩恵にあずかり、これまでG1馬モズアスコット、G3馬のサトノガーネットなどの追い切りに騎乗。また一昨年に宝塚記念、有馬記念を連覇し、年度代表馬にもなったリスグラシューにもまたがり、その背中を知るという貴重な経験もしている。
「厩舎周りの乗り運動、並足(常歩)だけでしたが、私は緊張しっぱなしなのに馬の方は悠然としていた。乗せてもらっている感じだったので、どんなときでも主導権を握れるようにならないといけないと思った」
◇小泉厩舎長のコメント 「いつもと同じくらいのテンションですし、脚元にも問題はありませんが、いくらか捌きに硬さが見られますので、これまでに二度インディバ治療を行い疲労回復を促進。まずはリフレッシュ中心のメニューで様子を見ています。ほどなく疲れも抜けてくるのではないでしょうか」
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インディバ治療により疲労回復を促進中とのことですが、共同通信杯では頑張って1800mを走り切りましたから、それほど疲れが深刻でなくともケアは入念に、という事なのでしょう。いや、次走3/27の毎日杯までには時間があると思っていましたが、気が付くとあともう一ヶ月しかありませんからね。来週末か再来週の初めにはトレセンに戻ることになりますから、「ほどなく疲れも抜けてくる」ことを祈りたいと思います。
そう言えば、毎日杯にはカイザーノヴァと同じモーリス産駒のルペルカーリアが出てくるとの話です。ちなみにルペルカーリアの母はあのシーザリオで、シーザリオとステラリードの血統が相似なのはこのブログでも何度か触れたとおりです。
今年の毎日杯は3歳春に向けた注目の一戦というだけでなく、血統相似のモーリス産駒2頭の対決という意味でも非常に興味深いレースになるでしょう。あ、もちろんスーパー繁殖シーザリオ様の産駒に喧嘩を売る気などはなく、あくまで興味津々的な話として…。個人的にカイザーノヴァ全弟にも出資するつもりでいますので、どちらのモーリス産駒にも良いところを見せて欲しいと思っています(^^ゞ
【2021/2/14東京11R 共同通信杯(G3)でのカイザーノヴァ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマーテルは、引き続き、おもにフェルトダート周回コースでハロン20~22秒ペースのキャンター2000~3000m、フェルトダート坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、ウッドチップ坂路で15-15程度を乗り込まれています。
◇畠山場長のコメント 「15-15を取り入れ始めた後も変にテンションが上がることはなく、馬体重も488kgとキープ。息の入りなどはまだこれからですが、ひとつ目のヤマはクリアしてくれたと言ってよいでしょう。ここからさらに良化を促し、飼葉にも工夫をこらしつつ、もう10~15kgほど増やしていければと考えます」
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週2回の15-15を継続しつつ、馬体は488kgと増加傾向をキープしたまま。昨年末にチャンピオンヒルズに移った時が454kgでしたから、約2ヶ月での立て直しが成功しつつあるのは確かでしょう。今のペースで乗り込みを重ねていって、さらに10~15kg増やすことができれば…。
あ、ドンドン体重を増やしていって、そのあとはどうするんでしたっけ?(^^;) というのは冗談ですが、最初のハードルである『調教を積みながら馬体増の流れを作る』ことには成功しましたから、このあとは、テンションを上げずにしっかり追い切りレベルをこなすところまで。。
チャンピオンヒルズでそこまでをクリアできれば、トレセン帰厩後10日でのレース出走が現実味を帯びてきます。そうですねぇ、目安としては3月後半あたり、新たなスタートとなるレースが見たいところです。
シュウジデイファーム在厩のラヴマイウェイは、先週同様、おもにBTCの屋内ダートトラックで軽め2400m、坂路で普通キャンター1~2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「23日には坂路を2本。1本目は15-15程度、2本目は先行して終い少し強めに38秒を計時しました。一週間の中で強弱をつけてはいますが、速めをやる日の負荷自体は少しずつ上げている状況です。それを考えれば、今は悪さをすることもなく、すんなりとコースに入り、前向きに走れている方だと思います。引き続き油断することなく、慎重かつ積極的に体力アップを図っていきたいです」
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シュウジデイファームでのトレーニングは、相変わらず問題なく行われています。
石川代表もラヴマイウェイの現状にはそれなりに手応えがあるようで、「引き続き油断することなく」のあとは「慎重かつ積極的に」と、積極的という言葉を使って意気込みを表現してくれました。
まあ、シュウジデイファームに逆戻りをした経緯が経緯だけに、もちろん油断は禁物ですが、ハレモノに触るような対応では競馬で勝つのは難しいですからね。幸い今は速めをやっても問題が起きる雰囲気はないようですから、どちらかと言えば『慎重より積極的』を意識して進んで欲しいと思います!
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、移動後はウォーキングマシン運動のみで去勢に備えています。
◇生田場長のコメント 「あす去勢手術を行う予定。その前になるべく体を増やしておきたいところですので、しっかりと食べさせながら回復を促し、24日の段階で460kgまで戻すことができました。すでに蹄鉄を外しており、普段のテンションも問題なし。準備万端整っています」
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去勢手術をすると一時的に体重が減りますので、その分をあらかじめ増やしておくという事ですね。欲を言えば、もっと増えて欲しいのでしょうが、まあ、レース時から20kg戻ったのですから文句は言えません。
そして、25日にはいよいよ手術!
来週の近況では無事に手術終了したこと、軽い運動が始まったことなどが聞けるはずですが、あくまで本当の勝負はそこからになります。去勢効果はすぐに目に見えるものではないですから、まずは無事に処置が終わること、そして術後が順調であることを祈りたいと思います。
【2021/2/13阪神5R 3歳未勝利(芝2000m)でのゴッドシエル:公式HPより】
北総乗馬クラブ在厩のグランソヴァールは、先週末より角馬場での障害練習を開始しています。
◇林代表のコメント 「うちはある程度最初から飛ばしていく方針でやっていますので、1回目からクロス障害、竹柵も体験。詳しくはこれからになりますが、ひとまず過度に拒否するようなところはありませんでした。あと2回ほど角馬場で進めていき、それから走路に入れていきたいですね。障害練習がトモの強化につながるケースもありますので、そのあたりの効果にも期待がかかります」
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グランソヴァールの障害練習が始まりました。その手応えに関しては、「詳しくはこれからだが、過度に拒否するようなところはなかった」とのことで、まずは水準級のセンスは持ち合わせていたようです。こうなると、あとは練習を進めたときにどうなるかがポイントですので、(角馬場での練習を終えてからの)走路での飛越、反応に引き続き注目したいと思います。
しかし、「ある程度最初から飛ばしていく方針」とは言え、練習一回目からクロス障害や竹柵を飛ばすとはスゴイですね。従来は横木跨ぎから少しずつステップアップするやり方が主流だった気もしますが、入障に向けた訓練方法も時代とともに変わっているのかもしれません。
まだグランソヴァールの入障が確定したわけではないですが、このペースで行けば、あと二週間ほどの感触で大体の方針が決まりそうです。障害飛越には慣れも重要ですが、センスがないのに時間をかけてもあまり良い結果にはつながりませんからね。ドンドン進めて早めに判断をしていくやり方は、総合的にはありがたい話だと思います。
【2021/2/7東京 白嶺ステークス(3勝C/ダ1600m)でのグランソヴァール:公式HPより】