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ポール・オースター『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』

2006-07-10 17:04:18 | ノンジャンル
 ポール・オースターの「スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス」を読みました。これはオースターが関わった「スモーク」と「ブルー・イン・ザ・フェイス」という2本の映画についての本で、オースターへのインタビュー、2本の映画のシナリオ、「ブルー」の方の役者のためのメモが掲載されています。
 2本ともニューヨークのブルックリンにある葉巻屋がメインの舞台で、そこでたむろする三人組や、店主と親友の作家や、さまざまな人物がからんで貧しく人種のるつぼであるブルックリンの風景を描いていきます。
 実は私はポール・オースターのポの字も知らない頃に「スモーク」は見ていて、あまり印象には残ってないのですが、主人公を演じたハーヴェイ・カイテルの存在感はよく覚えています。おそらくブルックリンで暮らしたことがある人が見たら、すごく楽しめる映画なのでしょう。
 本を読んで一番気に入ったのは、映画ではマドンナが演じたという人間電報で、「アノハナシハヤメタ‥‥まる/ば・ば.ば・ば.ば・ぶー/ミセハウラナイ‥‥まる/ば・ば・ば・ば・ば・ぶー/~」と踊りながら電報の内容を伝えるというもので、マドンナが見事に演じていたと聞くと見たくて見たくてしょうがなくなります。DVDで手に入らないかなあ。